カラーを3ヶ月おきに繰り返して、毛先のパサつきが慢性的になっていました。ドライヤーをかけるたびに広がり、翌朝には枕に細い毛がいくつも落ちている状態。「成分が良ければ変わるかもしれない」と思って手に取ったのが、&honey ディープモイストシャンプー 1.0 です。
はちみつ由来の保湿成分を前面に出したシャンプーは市場に多く、実際どの程度変わるのか半信半疑でした。それでも1ヶ月続けた結果、毛先の手触りと広がりの出方が変わったのは確かです。ただ「誰にでも合う」とは言いにくく、向いている人・向いていない人がはっきり分かれる製品だと感じています。
商品概要:&honey ディープモイストシャンプー 1.0 とは
&honey(アンドハニー)は「はちみつ成分を高配合したヘアケアライン」として展開しているブランドです。ディープモイストシャンプー 1.0 は、はちみつ由来の保湿オーガニック美容成分を配合し、乾燥ダメージが気になる髪をしっとりと仕上げることを目的とした処方になっています。
主な特徴は次の4点です。
- はちみつ由来の保湿オーガニック美容成分配合、髪の水分量にアプローチ
- パサつき・乾燥ダメージが気になる方向けのしっとり仕上がり処方
- フラワーハニーの華やかな香り、洗い上がりに余韻が続く
- 容量440ml、毎日使いやすいサイズ
洗浄成分はアミノ酸系をベースにした処方で、ラウレス硫酸Na系の硫酸塩フリーです。成分表の上位にはコカミドプロピルベタインやラウロイルメチルアラニンNaなどが並んでおり、頭皮への刺激を抑えたマイルドな洗浄設計になっています。
メリット:1ヶ月使って変わったこと
1. 毛先のパサつきが目立ちにくくなった
1週間で最初に気づいたのは、ドライヤー後の毛先のまとまり方でした。以前は乾かすと毛先がバラバラに広がり、まとめるためにオイルを多めにつける必要がありました。使い始めから約1週間で、乾かした後の毛先が以前より内側に落ちるようになり、オイルの量が減りました。
2週間を過ぎた頃には、洗い上がり直後の段階で指通りの違いを感じられるようになりました。濡れた状態でも指が通りやすく、タオルドライ中の摩擦が減った感覚があります。
1ヶ月時点では、カラー後のパサつきが完全になくなったわけではありませんが、以前と比べて「乾かした後の毛先が落ち着く」という変化が安定してきました。
2. 泡立ちのきめ細かさが洗いやすい
泡の質感はクリーミーで、少量のシャンプーでも髪全体に広がります。ラザリングの段階で大きな泡になりやすいシャンプーは摩擦が起きやすいのですが、&honey はきめ細かい泡が髪を包む感覚があり、洗髪中のキューティクルへの負担が少ない印象です。
コカミドプロピルベタインは泡立ち補助として配合されることが多く、他のアミノ酸系シャンプーと比べても泡の密度が高めに感じました。
3. フラワーハニーの香りが洗い上がり後も持続する
洗い流した後、ドライヤーで乾かしても香りが残ります。甘さのある花の香りで、入浴後のリラックス感に合う香調です。翌朝も微かに感じられる程度には持続するため、香りを楽しみたい人には大きなメリットになります。
4. 大容量でコスパが計算しやすい
440ml という容量は、毎日使う場合で2〜3ヶ月程度持ちます。同等の成分内容を持つサロン品と比べると、継続コストを抑えられます。詰め替えタイプも展開されているため、長く使い続けるコスト感は良い方です。
5. 頭皮の突っ張り感がない
ラウレス硫酸Na系の洗浄力が強いシャンプーを使っていたときは、洗い上がり直後に頭皮がつっぱる感覚がありました。&honey に変えてからその突っ張り感がなくなり、洗髪後の頭皮が乾燥しにくくなった感覚があります。
デメリット:正直に感じた不満点
1. ノンシリコン移行期のきしみが1〜2週間続いた
以前使っていたシャンプーにシリコーン成分が含まれていたため、&honey に切り替えた最初の1週間はきしみが出ました。
シリコーンは髪表面をコーティングして指通りをよくする成分ですが、洗うたびに少しずつ落ちていきます。ノンシリコンシャンプーに切り替えると、このコーティングが一気に落ちて一時的にきしみを感じやすくなります。私の場合、きしみのピークは3〜5日目で、10日前後で落ち着きました。この移行期を「合わない」と判断して途中でやめる人が多いようですが、もし以前のシャンプーがシリコーン配合だった場合は1〜2週間様子を見てから判断することをおすすめします。個人差があります。
2. 香りが強めで好みが分かれる
フラワーハニーの香りは持続性が高い分、香りに敏感な人や無香料を好む人には強く感じる場合があります。私は香りが気にならないタイプですが、職場での使用前後を気にする人には向かないかもしれません。
3. 細い髪・猫っ毛には重くなりすぎる可能性がある
しっとり仕上がりの設計は、もともと髪が細い猫っ毛タイプには合いにくいことがあります。毛量が少ない場合、根元がつぶれてペタッとした仕上がりになる可能性があります。
ドラッグストアで &honey のラインには「ヴェルニ」「メルティ」など複数タイプがあり、細い髪には「メルティ モイスト」シリーズの方が合うケースがあります。
4. ダメージが深刻な場合は単体では限界がある
1ヶ月使って感じたのは、シャンプーだけで完結させるには限界があるということです。チリつきや断毛が出るほどのダメージには、洗い流さないトリートメントや週1回のヘアマスクとの組み合わせが必要でした。シャンプー単体の保湿力に期待しすぎると物足りなさを感じるかもしれません。
向いている人・向いていない人
向いている人
- カラー・パーマを繰り返して毛先が乾燥しやすくなっている
- 以前から硫酸塩系シャンプーを使っていて、頭皮の突っ張り感や乾燥が気になっていた
- アミノ酸系シャンプーに移行したいが、泡立ちやしっとり感も妥協したくない
- 洗い上がりの香りにこだわりたい
- 剛毛・多毛でシャンプーのしっとり感が重くなりにくいタイプ
向いていない人
- 猫っ毛・細毛で根元のボリュームが欲しい
- 無香料・弱い香りが好みの人
- 夏場や運動後に「しっかり洗った感」が欲しい脂性頭皮タイプ
- ノンシリコン移行期を乗り越える時間的な余裕がない(すぐに結果を感じたい人)
成分をもう少し掘り下げる
アミノ酸系洗浄成分の意味
成分表の上位にコカミドプロピルベタイン・ラウロイルメチルアラニンNaなどアミノ酸由来の洗浄成分が並んでいます。これらは洗浄力がラウレス硫酸Naより穏やかで、頭皮への刺激が少ないとされています。
「アミノ酸シャンプー」という表記は法的定義がなく、商品名に入っていても成分表の確認が必要です。成分表の見方についてはシャンプーの成分表示の見方を参考にしてください。
ノンシリコン処方が意味するもの
&honey ディープモイストシャンプー 1.0 はジメチコン・ジメチコノールなどシリコーン系コーティング成分が入っていません。ノンシリコン処方のメリットは、頭皮の毛穴にシリコーンが蓄積するリスクが減ること、髪本来の質感が出やすいことです。一方で、洗い上がり直後の指通りはシリコーン配合品に比べて劣ることがあり、移行期のきしみが出やすいです。
ノンシリコンシャンプー全体の選び方についてはノンシリコンシャンプーおすすめ8選でまとめています。
はちみつ由来の保湿成分について
「はちみつ由来」とされる成分は、ハチミツエキス・プロポリスエキス・ローヤルゼリーエキスなどです。これらは皮膜形成・保湿サポートとして配合されますが、化粧品において「髪の乾燥が改善される」という医薬品的な効能を標榜することはできません。あくまで「髪の水分量にアプローチする」「うるおいを与える」という位置づけです。
個人的に感じた手触りの変化は確かにあります。ただ、それがはちみつ成分によるものなのか、アミノ酸系洗浄成分への切り替えによるものなのかは、使用感の変化だけでは判断できません。
競合商品との比較
| 項目 | &honey ディープモイスト | BOTANIST モイスト | アミノメイソン ディープモイスト |
|---|---|---|---|
| 価格・購入 | ¥1,650Amazonで見る → |
¥1,386Amazonで見る → |
¥1,120Amazonで見る → |
| 洗浄成分 | アミノ酸系 | アミノ酸系+サルフェートフリー | アミノ酸系(新スーパーアミノ酸) |
| ノンシリコン | ○ | ○ | ○ |
| 香り | フラワーハニー(強め) | マカダミアナッツ(中程度) | ホワイトローズ(弱め) |
| 仕上がり | しっとり重め | しっとり〜普通 | しっとり〜柔らか |
| おすすめ髪質 | 乾燥ダメージ・剛毛 | 乾燥〜普通髪全般 | 乾燥ダメージ・コスパ重視 |
3本を使い比べた中で、&honey は「香りと保湿感を重視したい人向け」という位置づけが明確です。成分の豊富さよりも「使っていて気持ちいい体験」を優先するなら &honey、成分内容と価格のバランスで選ぶならアミノメイソンやBOTANIST が候補になります。
よくある質問
Q. &honey ディープモイストシャンプーはノンシリコンですか?
A. はい、ジメチコン・ジメチコノールなどシリコーン系のコーティング成分は含まれていません。以前シリコーン配合のシャンプーを使っていた場合、切り替え直後に一時的なきしみが出ることがあります。1〜2週間で落ち着くことが多いですが、個人差があります。
Q. 毎日使って頭皮に負担はありませんか?
A. アミノ酸系洗浄成分をベースにした処方のため、ラウレス硫酸Na系の一般的なシャンプーと比べて頭皮への刺激は少ない設計です。ただし、どのシャンプーも肌との相性は個人差がありますので、頭皮に赤みや強いかゆみが出た場合は使用を中止し、症状が続く場合は皮膚科にご相談ください。
Q. &honey は猫っ毛でも使えますか?
A. 使えますが、仕上がりがしっとり重めになる処方のため、猫っ毛・細毛の場合は根元がつぶれてペタッとする可能性があります。同ブランド内では「メルティ モイスト」シリーズの方が軽い仕上がりになるケースがあるため、試してみることをおすすめします。
Q. トリートメントも &honey シリーズで揃えた方がいいですか?
A. 必ずしも揃える必要はありません。アミノ酸系シャンプーとシリコーン配合のコンディショナーを組み合わせることは、洗浄と補修を分けるという意味で実用的な使い方です。ただし &honey シリーズのトリートメント・ヘアマスクとの組み合わせは香りの統一感がある点でメリットがあります。
Q. 1ヶ月以上使うとさらに変化しますか?
A. 私の体感では、1ヶ月でいったん変化が落ち着いてきました。それ以降は「現状を維持する」という意味合いが強くなる印象で、劇的に改善が続く感覚ではありませんでした。髪のコンディションをキープするための日常使いとして位置づけると、継続しやすいです。
Q. 洗い方のコツはありますか?
A. 予洗い(シャンプー前のお湯だけでの洗い)をしっかり行うことで、シャンプーの泡立ちが上がり、必要な量が減ります。また頭皮を指の腹でマッサージするように洗い、毛先はシャンプーを直接こすらずに泡を通す程度にするのが、ダメージを最小限にする洗い方です。すすぎは十分に行い、成分が残らないよう丁寧に流してください。


