日焼け止めを探していると「白浮きしない」「SPF50+でもベタつかない」という口コミを韓国コスメで見かけることが増えました。「どうせ大げさだろう」と思いながら手を出した韓国コスメの日焼け止めが、4週間後に私のレギュラーになっていた——それが「Beauty of Joseon リリーフサン」です。
乾燥性敏感肌で、高SPFの日焼け止めでピリつきを経験したことが複数回あります。そのため新しい日焼け止めを試すときは、まず首に少量を試してから顔に移すのが習慣です。この記事では4週間の使用体感と、アネッサとの比較、向いている肌と向いていない肌についてまとめています。個人差があります。
Beauty of Joseonブランドとリリーフサンの位置づけ
Beauty of Joseon(ビューティー オブ ジョソン)は、韓国の朝鮮時代の宮廷美容を現代のスキンケアに再解釈したコンセプトを掲げる韓国コスメブランドです。ライン全体を通じてシンプルな処方設計と、ヴィーガン・クルエルティフリーの方針を軸にしており、敏感肌向けスキンケアを探している層からの支持が厚いです。
「リリーフサン(Relief Sun : Rice + Probiotics)」はそのUVラインに位置する製品で、米エキスとプロバイオティクスエキスを日焼け止めのベースに組み合わせた点が特徴です。SPF50+/PA++++の最高スペックでありながら、ノンケミカル処方(紫外線吸収剤不使用、散乱剤のみ)を採用しているため、紫外線吸収剤への反応が気になる肌にとって選びやすい1本として注目を集めています。
日本の日焼け止め市場では「水感エッセンス型(薄くて軽い)」と「クリーム型(しっかり保湿・やや重い)」が代表的なポジションに分かれますが、リリーフサンは「クリームに近いが、思ったより軽い」という中間的な使用感に落ち着きます。
テクスチャーと使い心地:クリームなのに意外に軽い
実際の質感と伸び
チューブを押すと出てくるのは、白いなめらかなクリームです。第一印象はしっかりしたクリームなのですが、指で伸ばした瞬間に感触が変わります。スーッとなじんで、クリームというより乳液に近い広がり方になります。
伸びの良さは日本の同スペック帯のクリーム型日焼け止めと比べると格段に上です。「クリームだから伸ばすのが大変」という先入観を持っていると驚くと思います。
白浮きについては、適量(小豆1粒程度)を2〜3回に分けて薄く重ねると、ほとんど気になりませんでした。一度に多く塗りすぎると薄い白みが残ることがあります。ノンケミカル処方(紫外線散乱剤のみ)の性質上、ゼロではないですが、日常生活で顔が白くなったと感じる場面はほぼありませんでした。
4週間使い続けた体感
1週目は首で様子見をしながら顔への使用を開始しました。ピリつきや赤みは出ませんでした。
2週目からは朝の洗顔後のスキンケアの最終ステップとして毎日使用。乾燥性敏感肌の私が気にするポイントは「塗った後の突っ張り感」ですが、それはほぼ感じませんでした。乾燥しやすいUゾーン(頬・口周り)も、塗布直後から夕方にかけてのうるおい感がこれまで使ってきた日焼け止めより長く続く印象でした。
3〜4週目で気づいたのは、仕上がりの自然さです。日焼け止めを塗っている感が少なく、スキンケアの延長として使えるテクスチャーに慣れると、塗り忘れが少なくなりました。
べたつきについては、脂性肌や混合肌の方は注意が必要です。私の場合、Tゾーンに多く塗ったときだけ昼頃にテカリを感じました。フェイスパウダーで抑えると問題なかったですが、そのひと手間が必要になる可能性はあります。
成分の特徴:米エキスとプロバイオティクスエキスの役割
米エキス(ライス発酵エキス)
リリーフサンの「ライス」は米を発酵させた米エキスです。アミノ酸・ビタミン・ミネラルを含み、化粧品の標榜では「肌にうるおいを与える」「肌のキメを整える」という文脈で使われる保湿成分です。日焼け止めをつけた後の乾燥感を和らげる役割として配合されています。
米エキス配合の日焼け止めは、肌がしっとりした状態で紫外線カットの1日を過ごしたい方に向いています。日焼け止め後の保湿ケアを省きたい方にとっては、一石二鳥に近い設計です。
プロバイオティクスエキス
乳酸菌由来の発酵エキスです。化粧品原料として使われる場合、「肌を健やかに保つ」文脈で語られることが多く、バリア機能が揺らぎやすいゆらぎ肌への穏やかなアプローチとして注目されています。
断言できるのは「このエキスが入っているから肌荒れが治る」ではなく、「バリアへの配慮が意識された処方設計である」という点です。医薬品ではありませんので、有効成分として承認された効能ではありません。スキンケア成分としての配合として理解するのが正確です。
ヴィーガン・オーガニック対応処方
動物由来成分を使わず、合成香料を避けた設計です。「余計な成分を入れたくない」という方、香料に反応しやすい敏感肌の方が選ぶ理由のひとつになっています。
ただし「ノンコメドジェニックテスト済み」「アレルギーテスト済み」という表記は製品によって異なりますので、購入前に最新の成分表と公式情報を確認することをおすすめします。
SPF50+/PA++++の防御力:数値の意味と実用範囲
SPF値の読み方
SPFはUVB(紫外線B波)に対する防御指標です。SPF50+は「UVBを98%超カット」を意味します。日常の通勤・散歩・買い物から、屋外での軽い活動まで十分な防御水準です。
PA++++の意味
PA(Protection Grade of UVA)はUVA(紫外線A波)に対する防御指標で、PA++++は現在の最高区分です。UVAは雲や窓ガラスを通過して年間を通して降り注ぐ紫外線で、肌のキメ崩れや色ムラに関わるとされています。日常的にPA++++のスペックを選ぶことで、UVBだけでなくUVAへの配慮も同時にカバーできます。
ウォータープルーフ非対応である点
リリーフサンはウォータープルーフ処方ではありません。海やプール、スポーツでの大量発汗が予想される場面では、汗・水で防御膜が流れやすくなるため、塗り直しの頻度が増します。その点では、防水性を最優先するアウトドア使用には向いていない面があります。
日常の通勤・外出・街歩き程度であれば、2〜3時間を目安に塗り直す習慣で対応できます。
4週間で感じた変化:白浮き・日焼け感・肌の状態
白浮きしなかったか
私が4週間使った範囲では、日常生活で「顔が白い」と気になる場面はほぼありませんでした。ただし、塗り方次第で差が出ます。薄く2回重ねる塗り方が白浮きを最小限に抑えるコツです。
ノンケミカル処方の日焼け止めは散乱剤の粒子が白みをつくりやすい性質を持っています。それを踏まえると、リリーフサンの白浮きの少なさは処方設計での工夫を感じます。
日焼け感の実感
4週間を通じて日焼けが進んだ感覚はありませんでした。ただし、2〜3時間以上の外出では塗り直しを行っています。1回の塗布でそのまま1日過ごせる製品ではなく、こまめな塗り直しとの組み合わせが前提の使い方です。
肌の状態
乾燥が悪化した感覚はなく、むしろ日焼け止め直後の肌が「しっとりしている」という印象を複数回感じました。これが米エキス配合の効果なのかは断言できませんが、他の日焼け止めと比較して乾燥感が少なかったのは事実です。
メリット:4週間使ってよかったと感じた4つの点
1. SPF50+/PA++++でも白浮きが抑えられている
最高スペックのUVカット力を持ちながら、仕上がりが自然に近い日焼け止めはそれほど多くありません。ノンケミカル処方にありがちな「白い膜感」が少なく、スキンケアの延長として使えます。
2. 乾燥性敏感肌でも突っ張らない
米エキス配合の影響か、塗布後の乾燥感が少ないです。日焼け止めを塗ると突っ張る、または保湿を上塗りしたくなる、という感覚があった方には「これで良いか」と感じる仕上がりになりやすいです。
3. 低刺激処方で肌へのやさしさを感じる
4週間でピリつき・赤み・ニキビが増えるといった肌トラブルはありませんでした。紫外線吸収剤不使用のノンケミカル処方に加え、合成香料を使わない設計が、敏感肌や香料に反応しやすい肌への配慮として機能しています。
4. コストパフォーマンスが高い
日焼け止めは適量をしっかり塗ることが防御力の前提です。ケチらず使える価格帯であることは実用上の大きな利点で、「もったいないから薄く塗る」を防ぐ意味でも重要です。
デメリット:気になった3つの点
1. ウォータープルーフではない
海・プール・スポーツでの大量発汗が想定される場面での耐水性は期待できません。リゾートや屋外スポーツを主用途にする場合は、ウォータープルーフ処方の製品を選ぶほうが適切です。
2. Tゾーンのテカリが気になる場面がある
しっとり感のある仕上がりは乾燥肌には合いますが、皮脂が多いTゾーンでは昼過ぎにテカリが出ることがありました。フェイスパウダーとの併用が必要になる場合があります。脂性肌・混合肌でさらさら仕上がりを優先したい方には、水感ジェルタイプの日焼け止めの方が快適に使えるケースがあります。
3. 国内での入手経路がオンラインに限られる
ドラッグストアや薬局の店頭では手に入りにくく、AmazonやYahooショッピングなどのオンライン購入が主な経路です。旅行中や急な補充が必要な場面で調達しにくい点は、アネッサやビオレのような国産ブランドと比べるとやや不便です。
向いている人 / 向いていない人
向いている人
- 乾燥性敏感肌で、日焼け止め後に突っ張りを感じやすい方
- 紫外線吸収剤を避けたい方(ノンケミカル処方)
- 合成香料を使わない低刺激設計を求める方
- 韓国コスメに関心があり、ライスベースの成分を試したい方
- コスパよく毎日惜しみなく使いたい方
向いていない人
- 海・プール・スポーツでの耐水性を重視する方
- 脂性肌でさらさら仕上がりを最優先にしたい方
- 「石けんで落とせる」表記が明確なものを求める方
- ドラッグストアでの手軽な補充を重視する方
比較:Beauty of Joseon リリーフサンvsアネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク
韓国vs日本の高SPF日焼け止めとしてよく比較されるこの2本を、私が実際に使い比べた体感で比べてみます。
| 項目 | Beauty of Joseon リリーフサン | アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク |
|---|---|---|
| 価格・購入 | ¥2,200Amazonで見る → |
¥3,058Amazonで見る → |
| SPF/PA | SPF50+/PA++++ | SPF50+/PA++++ |
| 処方タイプ | ノンケミカル(散乱剤のみ) | 吸収剤+散乱剤の混合処方 |
| テクスチャー | クリーム系・軽め | ミルク状・さらっと |
| 白浮き感 | 少ない | 少ない |
| 仕上がり | しっとり感あり | さらさら感あり |
| ウォータープルーフ | なし | あり(汗・水に強い) |
| 落とし方 | クレンジング推奨 | 洗顔料でOK |
| 主な特徴 | 米エキス・プロバイオティクス・ヴィーガン処方 | オートリペア技術・化粧下地兼用 |
| 向いている人 | 乾燥敏感肌・ノンケミカル希望 | スポーツ・海・崩れにくさ重視 |
私の使い分け:日常の通勤・街歩きはリリーフサン、真夏の屋外活動や汗をかく日はアネッサ、という使い分けに落ち着いています。どちらが優れているかではなく、シーンで選ぶのが現実的です。
よくある質問
Q1. Beauty of Joseon リリーフサンはノンケミカルですか?
A. はい、紫外線散乱剤(酸化亜鉛・酸化チタン)のみを使ったノンケミカル処方です。紫外線吸収剤(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル等)は配合されていません。紫外線吸収剤に反応しやすい方、または吸収剤を避けたい方に向いています。
Q2. 敏感肌でも使えますか?パッチテストは必要ですか?
A. 低刺激処方を謳った設計ですが、全ての方に合う保証はありません。初めて使う場合は腕の内側などで24〜48時間のパッチテストを行い、反応がないことを確認してから顔への使用に移ることをおすすめします(全ての人にアレルギーが起きないわけではありません)。肌トラブルが出た場合は使用を中止し、症状が続く場合は医師・薬剤師にご相談ください。
Q3. クレンジングは必要ですか?
A. クレンジングを使ったオフが推奨されます。「石けんで落とせる」という日本語表記は製品にないため、洗顔料のみで完全に落とせるかは不明確な部分があります。オイルクレンジングやバームクレンジングを使ったのち、洗顔料で洗い流す2ステップが安心です。
Q4. アネッサとどちらが白浮きしにくいですか?
A. 私の体感では甲乙つけがたく、どちらも日常使いで白浮きは気になりませんでした。ただし処方の違いから、ノンケミカル(散乱剤のみ)のリリーフサンの方が紫外線防御の原理上は白みが出やすい条件です。それでも白浮きが抑えられているのはリリーフサンの設計の工夫です。塗り方(薄く2回重ねる)を意識すれば、どちらも同水準の自然な仕上がりになります。
Q5. 妊娠中・授乳中でも使えますか?
A. ノンケミカル処方であることは選ぶ軸の1つになりますが、「妊娠中・授乳中に安全」という保証をする立場には私はありません。成分表を確認の上、かかりつけの産婦人科医にご相談ください。詳しくは妊娠中に使えるノンケミカル日焼け止めおよび授乳中でも使えるノンケミカル日焼け止めの記事も参考にしてください。

