韓国コスメの日焼け止めを初めて試したのは「白浮きしない」という口コミがきっかけでした。SPF50+/PA++++ の高防御タイプでありながら、クリームテクスチャーで白浮きしにくいというのは、日本の日焼け止め市場では「水感エッセンス系」に強みがあるポジションで、韓国コスメがそこに食い込んできている状況です。
Beauty of Joseon(ビューティーオブジョソン)のリリーフサン — 正式名称は「Relief Sun : Rice + Probiotics」 — は、ライス発酵エキスとプロバイオティクスエキスを配合した韓国発のUV製品です。日本のアマゾンでも手に入り、敏感肌ユーザーを中心に広がっています。
私自身が乾燥性敏感肌で、高SPFの日焼け止めでかぶれた経験があります。この記事では、リリーフサンを2週間使ってみた体感と、成分の特徴、向いている人・向いていない人について書きます。
リリーフサンの成分特徴:ライス発酵エキスとプロバイオティクスの役割
リリーフサンのネーミングの核心は「ライス」と「プロバイオティクス」の2成分です。
ライス発酵エキスは、米(ライス)を発酵させて抽出したエキスで、アミノ酸・ビタミン・ミネラルを含みます。化粧品としての標榜では「肌にうるおいを与える」「肌のキメを整える」の文脈で使われる成分です。日焼け止めベースの保湿成分として機能し、乾燥しがちな夏場でも肌にうるおいを補う目的で配合されています。
プロバイオティクスエキスは、乳酸菌由来の発酵エキスです。化粧品原料として使われる場合、「肌を健やかに保つ」「肌荒れを防ぐ(医薬部外品の場合)」という文脈で語られることが多い成分です。刺激を受けやすいゆらぎ肌や、バリア機能が低下しがちな肌に対して、穏やかな処方設計に貢献しているとされています。
リリーフサンはヴィーガン・オーガニック対応処方で、合成香料や動物由来成分を避けたい方への訴求も意識した設計です。医薬品ではありませんので、有効成分としての「ライスエキス」「プロバイオティクス」という位置付けではなく、スキンケア成分としての配合である点は把握しておくと良いです。
紫外線カット自体は SPF50+/PA++++ の最高レベル。日常通勤から軽い屋外活動まで対応できるスペックです。
テクスチャーと使い心地:2週間使った体感
リリーフサンのテクスチャーは「クリームとエッセンスの中間」という印象です。
チューブから出した直後は軽いクリーム状ですが、指で伸ばすとすっと肌に広がります。日本のクリームタイプの日焼け止めと比べると、伸びが格段に軽い。「クリームテクスチャー」という表現から重さをイメージすると、意外に軽いと感じるはずです。
白浮きについては、私が使った範囲ではほとんど気になりませんでした。ただし一度に多量を塗布すると薄い白みが残る場合があります。適量(顔全体で小豆粒〜小指の第一関節程度)を2回に分けて薄く重ねる塗り方をすると、白浮きを最小限にできました。個人差があります。
乾燥感はほとんどなく、朝のスキンケアの仕上げに塗布しても突っ張り感は出ませんでした。夏場でも塗布直後の「しっとり感」が持続する印象です。
ただ、べたつきについては塗布後しばらくはほんのり感じます。脂性肌・混合肌で皮脂崩れが気になる方は、上からパウダーを重ねる工程が必要になるかもしれません。
メリット
1. SPF50+/PA++++ でも白浮きしにくい
最高スペックのUVカット力を持ちながら、クリームテクスチャーでの白浮きが抑えられています。散乱剤の粒子径コントロールと伸びの設計で、肌上での白い膜残りが少ない仕上がりです。
2. ライス発酵エキス配合でうるおい感が持続する
日焼け止めを塗った後の乾燥感が気になる方に向いています。特に乾燥しやすいUゾーン(頬・口周り)への塗布後も、うるおいが保たれる感覚がありました。乾燥性敏感肌の私にとって、夏の日焼け止め選びで「乾燥しない」という点は重視するポイントです。
3. 低刺激処方・敏感肌への配慮設計
ヴィーガン・オーガニック対応処方で、合成香料を避けた設計です。紫外線吸収剤による刺激を感じやすい方からの支持が多い理由のひとつは、成分構成の穏やかさにあります。ただし「ノンケミカル(紫外線吸収剤無配合)」ではありませんので、紫外線吸収剤に反応する可能性がある方は成分表を確認してください。パッチテスト済み(全ての人にアレルギーが起きないわけではありません)。
4. プチプラでコスパが高い
国産の人気日焼け止め(アネッサ・ラロッシュポゼ等)と比較して手の届きやすい価格帯です。日焼け止めは「ケチらず十分量を塗る」ことが基本で、惜しみなく使えるコスパは実用面で重要です。
デメリット
1. クレンジングが必要かの判断が難しい
日本の日焼け止め(アネッサ・ビオレ等)の多くは「石けんで落とせる」「洗顔料でOK」と明記されています。リリーフサンは韓国製のため公式の日本語表記が少なく、「石けんで落ちるか」を自己判断する必要があります。一般的に韓国コスメのこの系統はクレンジングが推奨される場合が多く、単純な洗顔料だけで完全にオフできるかは個人の肌状態と洗い方によります。落とし切れていない場合は毛穴詰まりの原因になる可能性がありますので、クレンジングを挟む方が安心です。
2. 脂性肌・混合肌ではべたつきが気になる場合がある
「しっとり感の持続」はメリットである一方、Tゾーンの皮脂崩れが気になる脂性肌・混合肌には仕上がりが重く感じられる場合があります。化粧下地として使う際は、上からのパウダー使いが前提になることが多いです。
3. 成分の細かい確認が必要
「ヴィーガン・オーガニック」の表示が正確にどの基準に準拠しているかは、購入前に公式情報を確認する必要があります。また「紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)」ではないため、紫外線吸収剤への反応が心配な方は成分表を精査してください。肌トラブル時は医師・薬剤師にご相談ください。
向いている人 / 向いていない人
向いている人
- 韓国コスメの低刺激処方に関心がある方
- SPF50+/PA++++ のスペックを持ちながら白浮きしにくい日焼け止めを探している方
- 乾燥しやすい敏感肌で、日焼け止め後のうるおい感が欲しい方
- 合成香料を避けたい方
向いていない人
- ノンケミカル(紫外線吸収剤無配合)が必須の方(リリーフサンには吸収剤が含まれます)
- 脂性肌で、日焼け止めはさらさら仕上がりを優先したい方
- 「石けんで落とせる」の表記が必須な方
他製品との簡易比較
| 商品名 | 価格・購入 | SPF/PA | テクスチャ | 白浮き感 | 落とし方 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Beauty of Joseon リリーフサン | ¥2,200Amazonで見る → |
SPF50+/PA++++ | クリーム系・軽め | 少ない | クレンジング推奨 | ライス発酵エキス・プロバイオティクス配合 |
| キュレル スキンリペアUVセラム | ¥2,200Amazonで見る → |
SPF50/PA+++ | セラムタイプ | 少ない | 洗顔料 | ノンケミカル・セラミド機能成分配合 |
| ラロッシュポゼ UVイデア XL | ¥3,960Amazonで見る → |
SPF50+/PA++++ | クリーム〜ジェル | トーンアップあり | 石けん | 敏感肌×化粧下地兼用 |
| ビオレUV アクアリッチ | ¥1,141Amazonで見る → |
SPF50+/PA++++ | 水感エッセンス | 少ない | せっけん | 光拡散パウダー・プチプラ定番 |
リリーフサンの位置付けは「韓国コスメらしい保湿リッチな日焼け止め」で、ノンケミカルや石けんオフを優先する場合はキュレルやラロッシュポゼが候補になります。
よくある質問
Q1. Beauty of Joseon リリーフサンはノンケミカルですか?
A. いいえ、ノンケミカル(紫外線吸収剤無配合)ではありません。紫外線吸収剤と散乱剤を組み合わせた処方で、SPF50+/PA++++ を達成しています。紫外線吸収剤に過敏な方、または妊娠中・授乳中でノンケミカルを優先したい方は、成分表を確認の上、ご自身の状況に合う選択をしてください。個人差がありますので、腕の内側などで試してから顔への使用に移るのが安心です。
Q2. リリーフサンはどのようにオフすればいいですか?
A. 韓国コスメのこの系統はクレンジングを使ったオフが推奨されることが多いです。オイルクレンジングまたはバームクレンジングで丁寧になじませた後、洗顔料で洗い流す2ステップが基本です。日本の「石けんで落とせる」表記がある製品と異なり、公式での明確な記載が少ないため、肌に負担をかけない落とし方として、クレンジングを挟む方が安心だと私は考えています。
Q3. 混合肌・脂性肌でも使えますか?
A. 使えますが、仕上がりのべたつきが気になる場合があります。テカリが出やすいTゾーンにはフェイスパウダーを重ねる、またはTゾーンだけ別の油分少なめの日焼け止めを使い分ける方法が現実的です。脂性肌でさらさら仕上がりを第一に求める場合は、水感ジェルタイプ(キャンメイク マーメイドスキンジェルUV等)の方が相性が良い可能性があります。



