朝の洗顔後に化粧下地・日焼け止め・ファンデと3ステップ重ねる余裕がない日、旅行中のメイクバッグを軽くしたい朝、花粉の季節に肌に触れるものを減らしたいとき——そういったシーンでBB/CCクリームに頼る人は多いのではないでしょうか。
「プチプラのBBクリームってファンデより薄いから結局カバーが足りない」「崩れが早いんじゃないの?」と思っている方に、実際に使ってみた体感をお伝えします。ドラッグストアで買えるプチプラ3本、キャンメイク・マキアージュ・インテグレート グレイシィを比べた結果、肌質によって選ぶ1本がはっきり変わるというのが私の結論です。
BBクリームとCCクリームの違い:何が変わるのか
「BB」と「CC」の違いが気になる方のために、先に整理します。
**BBクリーム(ビューティ・バーム / Blemish Balm)**は、もともとドイツの皮膚科で術後の肌保護に使われた処方がルーツとされており、カバー力+保湿+下地機能を1本にまとめたものです。肌への密着を重視した処方が多く、ファンデ寄りの使い方が一般的です。
**CCクリーム(カラーコントロール / Color Correcting)**は、BBクリームよりも色補正(くすみ・赤み・色むら)に特化した配合が多く、仕上がりは薄膜・軽量感が出やすいのが特徴です。日本のドラッグストアで「BBクリーム」と名がついていても、機能的にはCC寄りの設計になっているものも多くあります。
実際に選ぶときに気にすべき4軸:
| 軸 | 何をチェックするか |
|---|---|
| カバー力 | シミ・そばかす・毛穴をどこまで隠せるか |
| 保湿力 | 乾燥肌・混合肌のUゾーンで粉浮きしないか |
| 崩れにくさ | 混合肌のTゾーン皮脂・マスク着用・湿度に耐えるか |
| SPF/PA値 | 日中の紫外線カット力(日焼け止めを兼ねるか) |
この4軸を念頭に置いて、3本の比較に入ります。
比較表:プチプラBB/CCクリーム3本
| 商品名 | 価格・購入 | カバー力 | 保湿力 | 崩れにくさ | SPF/PA | おすすめ肌質 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| キャンメイク パーフェクトセラムBB | ¥1,580Amazonで見る → |
ライト〜ミディアム | 高い(美容液ベース) | 汗・皮脂に強い | 記載なし(UVプロテクション配合) | 混合肌・乾燥肌・敏感肌 |
| マキアージュ ドラマティック カバージェリーBB | ¥2,535Amazonで見る → |
ミディアム〜ハイ | 中程度(ジェリーコート) | マスク対応の崩れにくい処方 | SPF50+・PA+++ | 全肌タイプ・シミ・そばかす多め |
| インテグレート グレイシィ プレミアムBB | ¥1,320Amazonで見る → |
ミディアム(1品7役) | 保湿クリーム機能内包 | 10時間持続データあり | SPF50・PA+++ | 大人肌・毛穴・小じわ気になる方 |
3本の詳細レビュー
1. キャンメイク パーフェクトセラムBBクリーム
乾燥肌・混合肌・敏感肌に向く高保湿BBクリーム
キャンメイクのBBクリームは何本か試してきましたが、このパーフェクトセラムBBは「美容液ベース」という設計が実際の使い心地に出ています。伸ばした瞬間に薄いベールをまとうような感触で、Uゾーン(頬・あご)が乾燥しやすい混合肌でも、午前中の会議を抜けてトイレの鏡を見たときに「粉浮きしていない」というのが正直な印象です。
肌に乗せてから指でなじませると、ファンデのようにしっかり密着する感じよりも、肌の上にうるおいのある薄膜が広がる感覚に近いです。カバー力は「ライト〜ミディアム」なので、濃いシミや毛穴の凹凸をしっかり隠したい場合は、気になる部分だけコンシーラーを重ねるのが現実的です。
アルコールフリーで敏感な肌でも使いやすいのは、大人の肌(特に敏感肌やゆらぎ肌)にとって選びやすいポイントです。「成分が刺激になっていないか気になる」という方にも選択肢に入ります。
向いている人:
- Uゾーンの乾燥が気になる混合肌
- 敏感肌・ゆらぎ肌でアルコールフリーにこだわりたい方
- 「カバーより保湿重視」の春〜秋の朝メイク
気になる点:
- SPF値が明記されていないため、日焼け止めを別途重ねる必要があるかどうかの判断が難しい
- カバー力がライト寄りなので、濃いシミが多い方には物足りない可能性があります
2. マキアージュ ドラマティック カバージェリーBB
シミ・そばかすのカバーとSPF50+の日中ケアを1本で
「マスクをつけると頬のシミカバーが崩れて、外したときに目立つ」という悩みを持つ方に、私が実際に試して「これは差が出る」と感じたのがマキアージュのカバージェリーBBです。
美肌ジェリーコート処方という技術名称からピンとこないかもしれませんが、実際に塗ってみると「ジェリー状のうるおいが肌に貼り付くような質感」で、指でなじませた後に肌が乾いてくる感覚がない点が特徴です。シミ・そばかすへのカバー力はこの3本の中で最も高い印象で、厚塗り感なく2〜3回薄く重ねると均一な仕上がりになります。
SPF50+・PA+++というスペックは、日中紫外線が強い季節に「これ1本で日焼け止めも兼ねられる」という安心感があります。ただし汗をかく場面や長時間の外出では塗り直しを意識しておくのが現実的です。
向いている人:
- シミ・そばかすが目立ち、しっかりカバーしたい方
- マスクを一日中つける環境で崩れが心配な方
- SPF50+で日中紫外線も1本で対応したい方
気になる点:
- 3本の中で最も価格が高め(ただし機能比較すると納得感はあります)
- 仕上がりが「うるおいのあるツヤ感」寄りなので、セミマット仕上がりを好む方には少し光り過ぎに感じる可能性があります
3. インテグレート グレイシィ プレミアムBBクリーム
1品7役で大人の肌悩みに対応するコスパ最強BB
インテグレート グレイシィは資生堂のブランドで、「大人の肌」に向けた設計がされています。プレミアムBBクリームの最大の特徴は1品7役(化粧下地・コンシーラー・ファンデーション・保湿クリーム・顔色アップ・凹凸カバー・SPF50 PA+++)という設計で、これ1本で朝のベースメイクが完結するというコンセプトです。
毛穴や小じわの凹凸をカバーする「シルキー発光ベール」の仕上がりは、光を柔らかく拡散してキメをなめらかに見せる効果があり、くすみが気になる大人の肌に向いています。化粧もち10時間というデータ(資生堂調べ)があるのも、「朝塗って夜まで仕事や外出がある」日に選びやすい安心感になっています。
無香料処方なのも、においに敏感な方や職場でのメイクに気を使う方には選びやすいポイントです。
向いている人:
- 40代以降で毛穴の目立ち・小じわ・くすみが同時に気になる方
- 朝のメイク時間を最短にしたい方(1品で完結させたい)
- 無香料処方にこだわる敏感肌・匂い敏感の方
気になる点:
- 色展開が少ないため、自分のトーンに合わない場合は難しい
- 「1品7役」の実感には個人差があります(特に凹凸カバーは他のコンシーラーとの組み合わせが現実的な場合も)
選び方:肌質別に1本を絞り込む3ステップ
ステップ1:カバー力の優先度を決める
シミ・そばかすをしっかり隠したいなら マキアージュ カバージェリーBB 一択です。毛穴・くすみ・小じわのなめらかさを優先するなら インテグレート グレイシィ プレミアムBB、保湿を最優先にするなら キャンメイク パーフェクトセラムBB という軸で絞り込めます。
ステップ2:肌質を確認する
乾燥肌・インナードライ気味の方: キャンメイク パーフェクトセラムBBの美容液ベース処方が、Uゾーンの粉浮きを防ぐ可能性があります。午前中の乾燥感が気になる方に特に向いています。
混合肌(Tゾーン脂性・Uゾーン乾燥)の方: マスクや皮脂に強い処方が重要です。マキアージュ カバージェリーBBのジェリーコート処方か、インテグレート グレイシィの10時間持続処方が候補になります。
敏感肌・ゆらぎ肌の方: キャンメイク パーフェクトセラムBBのアルコールフリー処方、またはインテグレート グレイシィの無香料処方が選びやすいです。新しいコスメを試す際は、まず目立たない部位で少量テストしてから使用開始するのをおすすめします。
ステップ3:SPFの必要性を確認する
SPF50+・PA+++が必要なら マキアージュ か インテグレート グレイシィ。日焼け止めを別で使う習慣がある方なら、キャンメイクを選んでUVケアは別途重ねる方法も選択肢です。
BB/CCクリームの正しい使い方:3ステップ
BBクリームの「なんか浮く」「崩れが早い」の多くは塗り方の問題です。
1. スキンケアをしっかりなじませてから塗る
洗顔後の化粧水・乳液がきちんと肌に浸透した状態で塗ることで、BBクリームが均一に広がります。スキンケア直後のぬるぬるした感触が残っているうちに重ねると浮きやすいため、軽く手で押さえて余分な水分を落としてから塗り始めると馴染みやすくなります。
2. 少量から重ねる
BBクリームは指で少量取り、頬・額・鼻・あご・目の下の5点に置いてから、指またはスポンジで外向きにのばします。一度に多くの量を乗せると厚塗り感やヨレの原因になるため、薄く伸ばして足りなければ重ねるのが基本です。
3. Tゾーンの皮脂対策はパウダーで仕上げる
混合肌の方は、仕上げにTゾーン(額・鼻)だけルースパウダーやプレストパウダーを軽くはたくと、午後の皮脂崩れを抑えやすくなります。全顔にパウダーをかけると乾燥肌やUゾーンが粉浮きしやすくなるため、部分使いが現実的です。
よくある質問
Q. BBクリームとCCクリーム、どちらを選べばいいですか?
日本のドラッグストアで販売されているものは「BB」「CC」の名称が混在していますが、選び方の判断基準はカバー力・保湿力・SPFの3軸で考えるほうがシンプルです。名称よりも成分や仕上がりの説明を確認してください。
Q. BBクリームだけで日焼け止めは不要ですか?
SPF値とPA値が記載されているBBクリームはUVカット機能があります。ただし日中の塗り直しができない場合や、強い日差しの中での長時間の外出では、SPF50+・PA+++以上の対応のものを選ぶか、別途日焼け止めを重ねることを検討してください。マキアージュ カバージェリーBBとインテグレート グレイシィ プレミアムBBはSPF50対応です。
Q. プチプラのBBクリームはデパコスのファンデより崩れやすいですか?
価格帯だけで崩れやすさは決まりません。マキアージュ カバージェリーBBやインテグレート グレイシィ プレミアムBBは化粧もちへの対策が処方に組み込まれており、実際に使った体感でも「デパコスのリキッドファンデより崩れにくい」と感じることがありました。ただし個人差があります。
Q. 敏感肌でも使えますか?
敏感肌の方はパッチテスト済み(全ての人にアレルギーが起きないわけではありません)であっても、まず二の腕などでパッチテストを行ってから使い始めることを推奨します。キャンメイク パーフェクトセラムBBはアルコールフリー、インテグレート グレイシィ プレミアムBBは無香料と、それぞれ刺激に配慮した処方になっています。肌トラブル時は医師・薬剤師にご相談ください。
Q. BBクリームは毎日使っても肌への負担はありませんか?
化粧品として肌への安全性を担保した設計になっていますが、毎日しっかりクレンジングを行うことが前提です。BBクリームはファンデーション同様、夜は洗顔だけでなくクレンジングで丁寧にオフする習慣を続けてください。医薬品ではありません。
まとめ:3本の使い分け
「とにかく保湿と肌への優しさを優先したい」→ キャンメイク パーフェクトセラムBBクリーム。アルコールフリーで美容液ベースの処方が、乾燥肌・敏感肌の朝メイクをサポートします。
「シミ・そばかすのカバーとSPF50+の紫外線対策を1本で済ませたい」→ マキアージュ ドラマティック カバージェリーBB。マスクへの色移りを抑えたジェリーコート処方は、一日中マスクが外せない環境でも崩れが少ない実感があります。
「朝のメイク時間を短くして、毛穴・くすみ・小じわも気になる大人肌」→ インテグレート グレイシィ プレミアムBBクリーム。コスパ最強の1品7役で、シルキー発光仕上がりが大人のくすみ肌に馴染みます。
3本とも、ドラッグストアで実物を確認したうえで選べる価格帯です。テスターがある場合は手の甲ではなく首筋やあごのラインで試すと、顔のトーンに合うか確認しやすいです。


