メンズスキンケアって本当に必要なのか。洗顔だけで十分じゃないか。そう思っている男性は、今でも多いと思います。
でも正直に言うと、私がそう感じていたのは20代前半まででした。Tゾーンが脂ぎっていても「男だから仕方ない」と放置していたら、30代に入ってから毛穴の目立ちとインナードライが重なってひどい状態になりました。
この記事では、メンズ向けスキンケアを何から始めればいいか迷っている人に向けて、実際に使い込んだバルクオム・オルビスミスター・DHC MEN の3ラインを比べながら、選び方のポイントをお伝えします。
この記事はこんな方に向いています
- 洗顔後に何もしない習慣から脱け出したい男性
- 脂性肌・混合肌で、ベタつかないスキンケアを探している
- ステップが多いのは続かないので、シンプルなルーティンを組みたい
- スキンケアに使う予算感をざっくり把握したい
まず確認:メンズスキンケアは本当に必要か
男性の肌は、女性と比べて皮脂分泌量が1.5〜2倍多いと言われています。だからこそ「化粧水を塗るとベタつく」という感想が多い。ただ、それは選ぶアイテムが違うだけのことが多いです。
メンズスキンケアの目的は「うるおいを足す」だけではありません。
- 洗顔で落としすぎた角質層の水分を補う
- Tゾーンの皮脂コントロールを整える
- ひげそり後の肌荒れを防ぐ(医薬部外品の場合)
- 毛穴の目立ちを軽減し、くすみを和らげる
これらをカバーするために、洗顔の後に化粧水か乳液を1〜2ステップ足すだけで、肌の状態はかなり変わります。
3商品の比較表
| 商品名 | 価格・購入 | 種別 | テクスチャ | 主な成分設計 | こんな人に |
|---|---|---|---|---|---|
| バルクオム THE TONER | ¥4,650Amazonで見る → |
化粧品 | さらっと水系 | 玉造温泉水・トレハロース・グリセルグルコシド | 保湿重視・脂性肌・こだわり派 |
| オルビスミスター エッセンスローション | ¥2,420Amazonで見る → |
医薬部外品 | とろみジェル系 | 有効成分:グリチルリチン酸ジカリウム・美容成分90%以上 | 肌荒れ・ニキビ予防を優先したい |
| DHC MEN オールインワン モイスチュアジェル | ¥1,975Amazonで見る → |
化粧品 | やわらかジェル | セラミド3・加水分解コラーゲン・CoQ10 | スキンケア初心者・最速1本で完結したい |
価格は時期によって変動します。
1. バルクオム THE TONER 化粧水
どんな商品か
メンズスキンケアブランドの中でも「本格派」として定着しているバルクオムの化粧水です。最大の特徴は日本最古の美肌の湯・玉造温泉水を配合している点。さらっとした水系のテクスチャで、塗った後にべたつかないのはTゾーンが気になる男性にとってかなりのメリットです。
保湿成分はトレハロースとグリセルグルコシドが中心。グリセリンよりも水分保持能力が高い成分で、角質層にしっかり水分を届けます。低刺激処方なので、肌が敏感な男性でも比較的使いやすいと感じました。
使ってみた感想
洗顔後にコットンで顔全体になじませると、ひんやりとした水感がありながらしばらくしてもべたつきが残りません。夏の朝、Tゾーンが脂っぽくなりやすい時期でも、コントロールしやすかったです。
200mLの大容量で、1日2回(朝・夜)使っても2〜3か月は持ちます。1ステップ増やすだけで肌の変化を感じやすく、「何から始めればいいかわからない」という段階を過ぎた男性に特に合っていると思います。
向いている人・向いていない人
向いている人: 脂性肌・混合肌で、べたつきを嫌う男性。スキンケアにある程度投資できる人。 向いていない人: できるだけステップを減らしてオールインワンで完結させたい人。
2. オルビスミスター エッセンスローション
どんな商品か
オルビスミスターは医薬部外品として販売されているメンズ向けスキンケアです。有効成分のグリチルリチン酸ジカリウムは、肌荒れやニキビを予防する効能が認められた成分。単なる化粧品と違い、この有効成分については薬機法上で効能効果の標榜が認められています。
テクスチャはとろみのあるジェル状で、1本で化粧水としても使えますし、オールインワンとして少し多めにつけてなじませる使い方も可能です。美容成分90%以上という処方比率が特徴的で、ごわついて硬さを感じがちな男性肌にじっくりなじみます。
使ってみた感想
ジェルなのにこぼれにくく、容器がすっきりしているので洗面台周りに置いても邪魔になりません。少量でも伸びがよく、塗布後はもちもちとした感触が残ります。ひげそり後の肌に使うとビリビリするようなことはなく、翌朝の肌のキメが整っているような実感がありました。
肌荒れしやすい時期や、ひげを毎日剃る男性にとって「肌荒れを防ぐ」という訴求は現実的なメリットです。医薬部外品だからこそ、化粧品では断言できない効能効果の領域に踏み込んでいるのがこのラインの強みです。
向いている人・向いていない人
向いている人: ニキビや肌荒れが繰り返す男性。毎日ひげを剃る人。コスパと機能性を両立させたい人。 向いていない人: とにかくステップを増やしたくない人。香りに敏感な人。
3. DHC MEN オールインワン モイスチュアジェル
どんな商品か
DHC MEN のオールインワンジェルは、洗顔後のスキンケア・アフターシェーブ・ボディクリームを1本に凝縮したアイテムです。配合成分はセラミド3・加水分解コラーゲン・ユビキノン(CoQ10)。セラミドは角質層の水分を保持するバリア機能を支える成分で、乾燥による肌のごわつきに直接アプローチします。
「化粧水も乳液も揃えて、順番通りに塗る」という手順が面倒に感じる男性には、これ1本で洗顔後のルーティンが完結するのは大きな利点です。
使ってみた感想
やわらかいジェル状で、洗顔後すぐに顔全体になじませると軽い摩擦感なくスッと広がります。シトラス系の香りはさっぱりしていてきつくなく、朝の洗顔後でも不快感がありませんでした。
「スキンケアに時間をかけたくないけれど、何もしないよりはマシにしたい」という段階の男性に最も向いているアイテムだと感じます。はじめてスキンケアを習慣にしようとする人の入り口として、このオールインワンから試してみるのは現実的な選択です。
向いている人・向いていない人
向いている人: スキンケア完全初心者で、とにかくシンプルに始めたい男性。体ケアも1本で済ませたい人。 向いていない人: 化粧水と乳液を分けてしっかりケアしたい人。乾燥が特に強い乾燥肌の男性。
どれを選べばいいか:3パターンの結論
まず「何もしていない」から始めるなら — DHC MEN オールインワン
洗顔後に1本だけ追加する習慣から始められます。ステップが最小なので続きやすく、スキンケアの感触を体感する入り口として最適です。セラミド3とコラーゲン配合で、何もしない状態よりも明らかに肌の状態が変わります。
肌荒れやニキビが気になるなら — オルビスミスター
医薬部外品の有効成分(グリチルリチン酸ジカリウム)が配合されており、単なる保湿以上に肌荒れ予防の効能が期待できます。毎日ひげを剃る男性や、季節の変わり目に肌が荒れやすい人に向いています。肌トラブル時は医師・薬剤師にご相談ください。
本格的に保湿ケアをしたいなら — バルクオム
保湿成分の種類と処方の丁寧さではこのラインが上です。玉造温泉水+トレハロース+グリセルグルコシドの組み合わせで、Tゾーンはさらっと、頬はしっかりうるおうバランスが良く感じました。スキンケアを「続けられる習慣」にしたあとで次のステップとして取り入れるのも自然な流れです。
メンズスキンケアの基本:洗顔→化粧水→乳液の順番
スキンケアに初めて向き合う男性が迷いやすいのが「塗る順番」です。
- 洗顔(余分な皮脂と汚れを落とす)
- 化粧水または化粧水機能付きローション(水分補給)
- 乳液または美容液(水分を閉じ込める)
オールインワンジェルはステップ2〜3をまとめて1本でカバーします。脂性肌が強い男性は乳液を省いて化粧水だけで止めるパターンもありますが、Uゾーン(頬・顎)だけ乾燥するインナードライには乳液もつけた方がバランスが整います。
洗顔料の選び方は別記事で詳しく取り上げています。肌質に合わせた洗顔料と化粧水のセットで考えると、スキンケアルーティンとして定着しやすいです。
スキンケアを続けるためのシンプルなコツ
続けられないスキンケアは意味がありません。私が実感した続けるためのポイントを3つ挙げます。
1. 洗面台の目に見える場所に置く
引き出しの中や棚の奥に入れると、すぐに習慣が途切れます。洗顔料の隣に置いて、洗顔後に自然と手が届くようにするだけで継続率が全然違います。
2. まず朝の洗顔後だけからでいい
夜は疲れていてスキップしがちです。朝だけでも続けることで肌の変化を感じ始め、夜も自然とやるようになりました。
3. テクスチャで好みを選ぶ
化粧水が「水っぽい」と感じてなじまない人はジェル系、ジェルが「重い」と感じる人はさらっとした水系を選ぶと使い続けやすいです。
よくある質問
Q. 男性でもスキンケアは効果がありますか?
肌の基本的な構造は性別で大きく変わりません。ただし男性の方が皮脂分泌が多く、ひげそりによるダメージが加わるため、洗顔後に何もしない状態ではバリア機能が低下しやすい傾向があります。化粧水や乳液を1〜2ステップ足すだけで、乾燥によるごわつきや毛穴の目立ちが落ち着くことは実感しやすいです。ただし効果の出方には個人差があります。
Q. 脂性肌でも化粧水は必要ですか?
必要です。脂っぽいからといって化粧水を省くと、角質層の水分が不足してインナードライになり、皮脂をさらに過剰分泌するサイクルに入ることがあります。バルクオム THE TONER のようなさらっとした水系テクスチャの化粧水は、べたつかずに水分だけを補えるのでTゾーンが気になる男性に向いています。
Q. オールインワンジェルだけで乾燥肌はカバーできますか?
乾燥が特に強い乾燥肌の場合、オールインワン1本だけでは不足することがあります。その場合は化粧水+乳液の2ステップに分けた方がより保湿が安定します。DHC MEN のオールインワンはセラミド3・コラーゲン配合でバランスは良いですが、冬場の重度の乾燥には追加ケアを検討してください。
Q. ひげそり後にスキンケアをすると刺激になりませんか?
アルコールが多い製品を使うと刺激を感じることがあります。オルビスミスターはジェル状でアルコール刺激が少なく、医薬部外品の有効成分で肌荒れを予防する設計です。DHC MEN もアフターシェーブとして使える処方になっています。気になる場合はまず少量を腕の内側でパッチテスト済みか確認してから始めることをおすすめします(全ての人にアレルギーが起きないわけではありません)。
Q. 3商品の中でコスパが一番良いのはどれですか?
単純な価格で見るとDHC MEN が最も手を出しやすい価格帯です。ただし「化粧水+乳液の2ステップ分を1本でカバーできる」コスパで考えると、オールインワンとしての機能を合わせてみる必要があります。バルクオムは価格帯は上がりますが200mLの大容量で、1日2回使っても2〜3か月持ちます。どれを選ぶかは予算感と続けやすさのバランスで決めると良いと思います。


