朝のメイクで色付きリップを塗って家を出て、コーヒーを1杯飲んでオフィスに着いた頃、鏡を見ると真ん中だけ色が抜けている——このパターンに心当たりのある方に向けて、この記事を書いています。「色付きリップ おすすめ」で検索すると数十本の候補が並びますが、正直、ティントなのかバームなのかルージュ寄りなのかで選び方の軸が全く違うため、上から順番に並んでいるランキングだけを見ると、自分の使い方に合う1本を選び切るのが難しい状況です。
私は普段、朝のメイク・化粧直し・オフィスでのランチ後・マスクを外した会議前と、1日に3〜4回リップを塗り直す生活をしています。ティント寄りの落ちにくさ、バーム寄りの保湿感、ルージュ寄りのしっかりした発色をシーンごとに使い分けたい派です。この記事では、色付きリップを「ティント」「バーム」「ルージュ寄り」の3タイプに分類したうえで、私が実際に使ってきた7本を「落ちにくさ」「保湿」「発色」の3軸で並べていきます。個人差があります。医薬品ではありません。
先にお伝えしておくと、この記事で扱っているのは全て化粧品カテゴリの製品で、医薬品ではありません。色付きリップは唇にダイレクトに触れるアイテムなので、荒れやすい方は事前に少量でパッチテスト済みかどうかを確認してから使うのが安心です。パッチテスト済み(全ての人にアレルギーが起きないわけではありません)と明記された商品でも、体調や季節で反応が出る場合があります。肌トラブル時は医師・薬剤師にご相談ください。
色付きリップの3分類:ティント・バーム・ルージュ寄り
「色付きリップ」と一口に言っても、成り立ちが違う3タイプが混ざっています。この3タイプを混同したまま選ぶと、「保湿を期待して買ったのに、思ったより発色が強すぎた」「落ちにくさを期待したのに、コーヒー1杯で色が抜けた」といったミスマッチが起きやすいです。まずは私の中での分類基準を書いておきます。
タイプ1:ティントタイプ(色素定着型)
唇の表面に色素を定着させる仕組みで、水や食事程度の擦れには比較的強い設計のグループです。オペラ リップティントや rom&nd ジューシーラスティングティントがここに入ります。ツヤ感の強いオイル in ティントと、マット寄りのロングラスティングティントで、落ちにくさとテクスチャがかなり違います。
タイプ2:バームタイプ(保湿優先型)
色付きリップクリームの位置づけで、発色よりも保湿・唇のコンディション維持を優先したグループ。DHC 濃密うるみカラーリップやキャンメイク ステイオンバームルージュがここに近いです。ティントほどの色残りは期待できませんが、乾燥や皮むけに悩んでいる時期には手放しにくい存在です。
タイプ3:ルージュ寄り(発色・仕上がり優先型)
しっかりした発色と、口紅らしい仕上がりを持つグループ。excel リップベルベティストや、少しヘビーな仕上がりのケイト リップモンスターがここに入ります。ティントの色残りと、口紅の発色感を両方欲しい日に選びやすいゾーンです。
選び方の考え方:朝メイクで1本しか塗らない派ならティント寄りかルージュ寄り、化粧直しの回数が多い派ならバーム寄りが使いやすいというのが、私の中での大まかな基準です。ここから3軸で7本を並べていきます。
選び方の3軸:落ちにくさ・保湿・発色
「色付きリップ 落ちない」「色付きリップ 保湿」「色付きリップクリーム 発色」——検索キーワードで並ぶ悩みは大きくこの3つに集約……という書き方は避けます。実際は、この3つのバランスをどう取るかで最適解が変わります。3軸それぞれの見方を書いておきます。
軸1:落ちにくさ
「何時間もつか」よりも、「どんな条件で落ちやすいか」を見るのが実用的です。ティントは水や擦れには強いですが、油分(食事のオイル、リップクリームの厚塗り)と摩擦(マスク、飲み口)には弱い性質を持ちます。1日中つけっぱなしを狙うより、落ちる条件が来るタイミング(食事の前後、マスク着脱時)で塗り直しやすいかを見るのが現実的です。
軸2:保湿
保湿を求めるなら、色素定着型のティントより、オイル・ワセリン・シアバターなどが多めに配合されたバーム型を選ぶのが基本です。ただし「オイル in ティント」と呼ばれるハイブリッド型(rom&nd ジューシーラスティングティントや、オペラ リップティントのオイル配合バージョン)は、ティントの落ちにくさとバームの潤いを両立しようとした設計なので、両方を求める方にとって選択肢に入ります。
軸3:発色
発色は「見た目の派手さ」ではなく「唇の元の色を活かすか、上書きするか」で分けると分かりやすいです。ティント寄りは唇の色に染み込ませて活かすタイプ、ルージュ寄りは上書きするタイプ、バーム寄りは薄く色を足すタイプ、と考えると自分の好みに合う軸が絞れます。パーソナルカラー(ブルベ夏・冬 / イエベ春・秋)で色選びに迷う場合は、後ろの「パーソナルカラー別の色選び」セクションを参考にしてください。
7本の色付きリップ比較表
7本の色付きリップを、タイプ・落ちにくさ・保湿・発色・価格・購入の6軸でまとめました。価格・購入セルは動的表示になっています。
| 商品名 | タイプ | 落ちにくさ | 保湿 | 発色 | 価格・購入 |
|---|---|---|---|---|---|
| OPERA リップティント N | オイル in ティント | 中 | 中 | 中(ツヤ) | ¥2,350Amazonで見る → |
| rom&nd ジューシーラスティングティント | シロップティント | 高 | 中 | 高(果汁ツヤ) | ¥940Amazonで見る → |
| DHC 濃密うるみカラーリップ | 色付きバーム | 低 | 高 | 低〜中 | ¥630Amazonで見る → |
| キャンメイク ステイオンバームルージュ | 色付きバーム | 低 | 高 | 低〜中 | ¥638Amazonで見る → |
| excel リップベルベティスト | ルージュ寄り | 中〜高 | 中 | 高(セミマット) | ¥1,600Amazonで見る → |
| ケイト リップモンスター | ロングラスティングルージュ | 高 | 低〜中 | 高(セミマット) | ¥1,540Amazonで見る → |
| Kiss Me FERME リップカラー&ベース | 色付きバーム寄り | 中 | 高 | 中 | ¥730Amazonで見る → |
表の読み方:落ちにくさ・保湿・発色は3段階(低・中・高)で相対評価しています。「落ちにくさ 高」でも「食事の後に完璧」という意味ではなく、この7本の中では色残りが上位、という相対値です。個人差があります。
7本のセレクション:実際に使った体感
タイプ順に7本を、実際に使った時の体感で並べていきます。
1. OPERA リップティント N(オイル in ティント / 万能定番枠)
イミュのロングセラーで、色付きリップの定番中の定番。オイル in の設計で、するりとつくテクスチャと、つややかなグロス感を1本で両立してきます。ティントとしては色残りが「中」寄りで、コーヒー1杯までは真ん中がうっすら残る印象。マット寄りのティントほどガチガチには残りませんが、朝メイクから昼ランチ前までは持ちます。
私は05コーラルピンクをオフィスの日、10のライブベージュを控えめにしたい日、と使い分けています。パーソナルカラー別の詳しい色選びは別記事にまとめていますので、イエベ春・秋の方はそちらを参考にしてください。
2. rom&nd ジューシーラスティングティント(シロップティント / 落ちにくさ重視)
韓国コスメで大ヒットしているシロップコーティング処方のティント。時間が経つほど色が深まる澄んだツヤ感と、本来の色を保つ密着力・持続力が特徴です。私が試した中では、7本の中で最も色残りが高い1本で、コーヒー2杯+パスタランチを経てもうっすら中央に色が残る場面がありました。
06フィグフィグはピンクブラウンで、イエベ秋・ブルベ冬に馴染みやすい色調。細身のチップで塗りやすく、色を狙って乗せられるのも扱いやすさに繋がっています。
3. DHC 濃密うるみカラーリップ(色付きバーム / 保湿優先)
「色付きリップクリーム」という表現がしっくりくる1本。オリーブバージンオイルなど保湿成分をたっぷり含んだバーム設計で、発色よりも唇のコンディションを優先したい方に合います。私は乾燥がひどい冬の朝や、皮むけが治りかけの時期にこれを塗って出かけることが多いです。
色残りはほとんど期待しない前提で、ランチのたびに塗り直す使い方が現実的。逆に、ティントの色素定着が唇に負担に感じる方には、バーム寄りのこのタイプが最初の1本として使いやすいはずです。個人差があります。
4. キャンメイク ステイオンバームルージュ(色付きバーム / プチプラ王道)
「色付きリップ プチプラ」で検索すると必ず出てくる、キャンメイクのステイオンバームルージュ。SPF が入っていて、UV 対策と保湿と色付けを1本でまかなえる設計です。DHC 濃密うるみカラーリップと同じ「バーム寄り」のカテゴリですが、こちらの方が少し発色は強めで、リップクリームというより「色付きの棒状リップ」に近いテクスチャです。
朝のメイク時にサッと塗って、化粧直しの回数が少ない中高生や、リップに時間をかけたくない大人にもフィットする1本。SPF 付きなので、UV 対策と兼ねたい日に選びやすいです。
5. excel リップベルベティスト(ルージュ寄り / セミマット発色)
セミマットな仕上がりが特徴のルージュ寄り。ティントの色残りとは違い、口紅らしいしっかりした発色を出したい日に選ぶ1本です。マスク時間が短い日、写真を撮る予定がある日、フォーマルな服装の日などに合います。
保湿感はバーム型より控えめですが、ベルベティストという名前の通りビロード的な質感が唇に密着してくれます。塗り直しの回数は少なめで済むタイプで、「発色を犠牲にせずに、ある程度もたせたい」という使い方に向きます。
6. ケイト リップモンスター(ロングラスティングルージュ / 落ちにくさ最強クラス)
「落ちない口紅」で SNS でバズった1本。カネボウのケイトから出ているロングラスティングルージュで、私の体感ではこの7本の中で最も色残りが強いカテゴリに入ります。マスク時間が長い日や、外回りで塗り直しにくいシーンでは有力な選択肢です。
一方で、色素の密着が強い分、唇の乾燥を感じやすいのが正直な弱点です。乾燥肌の方や、皮むけしやすい体質の方は、下に色付きリップよりもプレーンなリップバームを1層仕込んでから塗ると、負担感がだいぶ和らぎます。個人差があります。
7. KISS ME フェルム とろけるリップ(色付きバーム寄り / 敏感肌にも優しめ)
伊勢半のフェルムシリーズから出ている、色付きバーム寄りの1本。「色付きリップ 敏感肌」で検索している方に候補として挙げたいゾーンで、香料の主張が控えめでとろけるようなテクスチャを持ちます。ティントほどの落ちにくさは求めていないが、ステイオンバームより少しだけ発色は欲しい、という中間の位置づけです。
私はマスクを外して人と会う会議前などに、控えめな血色を足したい時に選びます。敏感肌の方向けの詳しい選び方は「敏感肌向け色付きリップ」の記事に別立てでまとめています。パッチテスト済み(全ての人にアレルギーが起きないわけではありません)。
パーソナルカラー別の色選び
色付きリップを選ぶとき、タイプ(ティント / バーム / ルージュ)の次に見ておきたいのがパーソナルカラーとの相性です。ブルベ夏・冬とイエベ春・秋で、似合いやすい色調が分かれます。あくまで目安で、個人差があります。
イエベ春:黄み寄りのコーラル・アプリコット
明るさと黄みのバランスを持った色が肌に馴染みやすいゾーン。OPERA リップティントの05コーラルピンク、03アプリコット、キャンメイク ステイオンバームルージュの明るめコーラル系が候補になります。血色を足しつつ肌トーンを明るく見せたい時に、イエベ春の方は明るいコーラルを1本持っておくと万能に使えます。
イエベ秋:深みのあるレッド・モーヴレッド
深みと黄みを両方持つ色が肌に落ち着きます。rom&nd ジューシーラスティングティントの06フィグフィグ(ピンクブラウン)、excel リップベルベティストの深みブラウン系、OPERA の06ピンクレッドや09バーガンディが候補。秋冬コーデや、フォーマル寄りの日に合わせやすい深みが出ます。
ブルベ夏:青みのある淡いピンク・ローズ
くすんだ青みピンク・ローズ系が肌馴染みのよいゾーン。ケイト リップモンスターの淡いローズ系、DHC 濃密うるみカラーリップのローズピンク、KISS ME フェルムの淡いピンク系が候補です。オペラは黄み寄りの中間色が多いので、ブルベ夏の方には第一選択ではないですが、番号によっては馴染みます。
ブルベ冬:はっきりした青みレッド・ワインレッド
濃くはっきりした青み系が映えるゾーン。ケイト リップモンスターの深いワインレッド、excel リップベルベティストのはっきりレッド、rom&nd ジューシーラスティングティントのピンクブラウン系のうち青み寄りの番号が候補になります。フォーマルな服装や、白・黒基調のコーデと相性がよい色調です。
色選びで迷った時のもう一段の絞り込み:自分がパーソナルカラーを診断してもらったことがない方は、SNS で自分の髪色と近い方の使用写真を探して、実際の唇に乗った時の見え方を確認するのが確実です。店頭のスウォッチ(手の甲での試し塗り)は、唇に乗った時とはかなり印象が変わるため、参考程度に留めるのが安心です。
よくある質問
Q. 色付きリップとティントは何が違いますか?
A. 「色付きリップ」は色が付いたリップ全般を指す広い言葉で、その中に「ティント」「バーム」「ルージュ寄り」の3タイプが含まれます。ティントは色素を唇に定着させる仕組みを持つグループの呼び方で、色付きリップの一部という位置づけです。「色付きリップは全部ティントではない」と覚えておくと、選ぶ時に迷いにくくなります。個人差があります。
Q. 落ちにくい色付きリップを選ぶポイントは何ですか?
A. まず優先度が高いのは「タイプ選び」で、ティント寄り(rom&nd ジューシーラスティングティントなど)かロングラスティングルージュ(ケイト リップモンスターなど)を選ぶのが基本です。次に、塗る前に唇のコンディション(乾燥・皮むけがないか)を整えること、塗った後にティッシュで軽くオフしてから中央に重ね塗りする「二層仕上げ」を挟むこと。この2つで、私の体感では色残り時間が1〜2時間ぶん伸びました。
Q. プチプラで買える色付きリップのおすすめは何ですか?
A. プチプラ帯で使いやすいのは、rom&nd ジューシーラスティングティント(韓国コスメ・プチプラ帯)、キャンメイク ステイオンバームルージュ(SPF 付きバーム型)、OPERA リップティント N(オイル in ティント)の3本です。「色付きリップ プチプラ」で検索して並ぶ人気の商品の多くはこのゾーンに集まっています。逆に、落ちにくさを最優先するなら少し予算を上げてケイト リップモンスターを選ぶのも選択肢です。価格はショップ・時期により変動します。
Q. 保湿力が高い色付きリップはどれですか?
A. バーム型のグループ(DHC 濃密うるみカラーリップ、キャンメイク ステイオンバームルージュ、KISS ME フェルム とろけるリップ)が保湿寄りです。特に DHC の濃密うるみカラーリップはオリーブバージンオイルなどの保湿成分を含む設計で、乾燥がひどい冬に選びやすいゾーンです。ただし保湿寄りは色残りが控えめなので、化粧直しの回数を織り込んで選んでください。個人差があります。
Q. 敏感肌でも使える色付きリップはありますか?
A. 敏感肌向けと明示された商品でも、パッチテスト済み(全ての人にアレルギーが起きないわけではありません)。KISS ME フェルム とろけるリップや、香料・タール色素の少ない設計のバーム型が候補になります。詳しくは「敏感肌でも使える色付きリップ」の記事にまとめていますので、荒れやすい体質の方はそちらを参照してください。ヒリヒリ・赤み・皮むけが出た場合は、無理に使い続けず肌トラブル時は医師・薬剤師にご相談ください。
Q. マスクをする日はどの色付きリップを選べばいいですか?
A. マスク時間が長い日は、正直に書くと色付きリップだけで色移りを完全に防ぐのは難しいのが実情です。少しでも軽減したい場合は、マット寄りのロングラスティングルージュ(ケイト リップモンスターなど)を選び、塗った後にティッシュで表面をオフしてから中央だけに薄く重ね塗りする使い方が現実的です。ティント寄りの1本を選ぶなら、rom&nd ジューシーラスティングティントの色残りが7本の中では上位でした。オペラ リップティントで色移りを避ける工夫は、別記事で詳しくまとめています。






