ノンシリコンシャンプーを探していると、最終的にこの2択にたどり着く人は多いと思います。「ボタニスト か アンドハニーか」という検索は、どちらも同価格帯・ドラッグストアで手に入る・ノンシリコン・アミノ酸系、という共通点が多いからこそ、余計に迷いやすいです。
私はカラーを2〜3ヶ月おきに繰り返していて、毛先のパサつきと広がりが慢性的な悩みです。この2本をそれぞれ1ヶ月ずつ使い続けて、「どちらが自分の髪に合うか」を確かめました。結論を先に言うと、どちらを選ぶかは「保湿アプローチの方向性」と「香りへのこだわり」で決まります。
スペック比較表
| 比較項目 | BOTANIST ボタニカルシャンプー モイスト | &honey ディープモイストシャンプー 1.0 |
|---|---|---|
| 価格・購入 | ¥1,386Amazonで見る → |
¥1,650Amazonで見る → |
| 容量 | 460ml | 440ml |
| 洗浄成分 | アミノ酸系(ラウロイルメチルアラニンNa系) | アミノ酸系(コカミドプロピルベタイン系) |
| サルフェートフリー | 明示あり | 記載なし |
| ノンシリコン | あり | あり |
| 保湿成分の軸 | 植物系(シラカバウォーター・コメセラミド・マカダミアナッツオイル) | はちみつ系(はちみつ由来保湿オーガニック成分) |
| 仕上がりの方向性 | しっとり・まとまる | しっとり・重め |
| 香り | ボタニカルグリーン(さわやか、穏やか) | フラワーハニー(甘め、持続長め) |
| おすすめ髪質 | 乾燥〜普通髪全般 | カラーダメージ・剛毛特化 |
| パラベンフリー | あり | — |
価格はどちらもドラッグストア市販品の中では標準的な価格帯ですが、容量を考えると1mlあたりのコストはBOTANISTの方が若干抑えられます。ただし価格は変動するため、購入時は上表の購入リンクで実勢価格を確認してください。
最大の違い:保湿アプローチの方向性
2本を1ヶ月ずつ使って最も強く感じた差は、「保湿の質感と残り方」です。
BOTANIST は植物成分が主体の、軽めのしっとり感。シラカバウォーターで地肌を保湿し、コメセラミドがキューティクル間に水分を閉じ込め、マカダミアナッツオイルが毛髪に馴染む構造です。乾かした後の髪がまとまる感じはありますが、重さや油分を感じにくいのが特徴です。
&honey は蜂蜜由来成分が主体の、しっかりめのしっとり感。洗い上がりから指通りが変わり、乾かした後もしっとり感が残ります。その分、仕上がりが「重い」と感じる人も出てきます。細い髪や猫っ毛には向かず、しっかりした髪・量が多い髪に合いやすい方向性です。
要するに「植物成分でふわっとしっとり → BOTANIST」「蜂蜜成分でしっかりしっとり → &honey」という棲み分けです。
ボタニストの使用感
泡立ちと洗い心地
アミノ酸系×サルフェートフリーの処方で、泡立ちはマイルドです。硫酸塩系のようなモコモコとした泡ではなく、きめ細かい泡が広がります。手のひらで軽く泡立ててから頭皮にのせると、摩擦が少なく洗いやすいです。
泡立ちが気になる場合は、シャンプー前に予洗い(お湯だけで2〜3分流す)をするとかなり改善されます。
洗い上がりとノンシリコン移行期
使い始めた最初の5〜7日間は、毛先にわずかなきしみを感じました。以前シリコーン配合のシャンプーを使っていたため、シリコーンコーティングが落ちる移行期の一時的な反応です。コンディショナーを毛先に丁寧につけながら続けることで、10日ほどで落ち着きました。
移行期を過ぎた後の洗い上がりは、「ノンシリコンなのにまとまる」という体感が明確でした。コメセラミドとマカダミアナッツオイルの保湿が、シリコーンなしでも毛先をまとめてくれます。
香りの持続感
ボタニカルグリーンを基調とした香りで、洗髪中は爽やかに感じます。乾かした後は香りが穏やかになり、翌朝にはほぼ残らない程度の持続性です。職場などで香りを気にする場面でも使いやすいです。
頭皮への影響
パラベンフリー・サルフェートフリーの低刺激処方で、洗い上がりの頭皮の突っ張り感はほぼありませんでした。乾燥頭皮の季節(冬場・冷房が効いた環境)でも頭皮がかゆくなることなく使い続けられました。
アンドハニーの使用感
泡立ちと洗い心地
&honeyの泡はクリーミーで密度が高く、少量でも髪全体に広がる感覚があります。コカミドプロピルベタインによる泡立ち補助がしっかり機能していて、BOTANISTよりも泡の質感がリッチです。洗髪中に指通りがよく、摩擦が少ない洗い心地で、カラーで傷んだ毛先にもやさしい感覚がありました。
洗い上がりとしっとり感の方向
乾かした直後から、BOTANIST との差がはっきりわかります。&honey は毛先がしっとり重くまとまる方向で、カラーダメージで広がりやすかった毛先が落ち着いていました。「まとめなくてもある程度まとまる」状態になったのは &honey を使い始めてから2週間後です。
ただし、この「しっとり重め」の仕上がりが全員に合うわけではありません。私の髪は比較的量が多く硬めのタイプなので、この重さがちょうどよかったです。細い髪や猫っ毛の場合、根元がつぶれる可能性があります。
香りの持続感
フラワーハニーの甘く華やかな香りは、2本の中で際立っています。ドライヤーで乾かした後も香りが持続し、翌朝も微かに感じられます。香りを楽しみたい人には大きなメリットになりますが、職場環境や香りに敏感な人には注意が必要です。
ノンシリコン移行期
BOTANISTと同様に、以前シリコーン配合のシャンプーから切り替えた場合は移行期のきしみが出ます。私が試した際は、1週間前後で落ち着きました。ただし移行期の長さには個人差があります。
5項目で比較
1. 成分・処方の方向性
BOTANIST はシラカバウォーター・コメセラミド・マカダミアナッツオイル・ボタニカルマイクロプロテインという植物由来成分の組み合わせで、頭皮と毛髪を同時に保湿します。さらにサルフェートフリーを明示していることが特徴です。アミノ酸系洗浄成分と植物保湿成分の組み合わせという、「成分の数と種類」では充実している処方です。
&honey ははちみつ由来の保湿オーガニック成分が前面に出た処方です。「はちみつ×ヘアケア」というコンセプトが明確で、成分の個性が際立っています。植物成分主体のBOTANISTとは異なる保湿素材を使っており、「どちらの素材が自分の髪に合うか」は使ってみないと分からない部分もあります。
2. 洗い上がりの仕上がり
BOTANIST はしっとりまとまる仕上がりですが、重さは感じにくいです。乾燥〜普通髪の人が「ノンシリコンなのにちゃんとまとまる」と感じやすい仕上がりです。
&honey はしっとり重めの仕上がりで、カラーダメージで広がりやすい毛先をしっかり押さえる感覚があります。重さを求めている人、毛量が多い人には &honey の方が満足感が高いです。
細い髪・猫っ毛には BOTANIST の方が合いやすく、剛毛・多毛・カラーダメージが強い髪には &honey が向きます。
3. 香り
BOTANIST はボタニカルグリーン系の爽やかな香りで、洗髪中は程よく感じて乾かした後はフェードします。香りへの執着がなく、職場環境でも気にならない穏やかさです。
&honey はフラワーハニーの甘く華やかな香りで、乾かした後まで持続します。翌朝も微かに残る持続性は、香りが好きな人には大きな魅力です。ただし香りが苦手な人や無香料好みの人には向きません。香りの好みは2本の選択に大きく影響するので、一度試香してから選ぶのが確実です。
4. 価格・コスパ
どちらも似た価格帯ですが、容量はBOTANISTが460ml・&honeyが440mlです。詰め替えパックも両ブランドとも展開しており、継続コストを抑えたい場合は詰め替えを活用するのが合理的です。価格は各商品の購入リンクから実勢価格をご確認ください。
価格だけで選ぶなら BOTANIST がやや有利ですが、&honey の重めのしっとり感が自分の髪に合うならその差は小さいです。
5. 向く髪質
| 髪の状態 | BOTANIST | &honey |
|---|---|---|
| カラーダメージ | 合いやすい | 特に合いやすい |
| パーマダメージ | 合いやすい | 合いやすい |
| 乾燥・パサつき | 合いやすい | 合いやすい |
| 剛毛・多毛 | 合いやすい | より合いやすい |
| 細毛・猫っ毛 | どちらかというと合いやすい | 向かない可能性あり |
| 脂性頭皮 | どちらかというと向かない | 向かない |
どちらがおすすめか
BOTANIST ボタニカルシャンプー モイストが向いている人
- ノンシリコンシャンプーを初めて試す人(入門として選びやすい成分バランス)
- 乾燥・パサつきが気になるが、仕上がりが重くなるのは避けたい人
- 香りが穏やかで職場環境でも使いやすいものが欲しい人
- サルフェートフリー・パラベンフリーを明示したシャンプーを探していた人
- 頭皮のケアと髪のケアを同時にしたい人(シラカバウォーター配合)
&honey ディープモイストシャンプーが向いている人
- カラーを繰り返していて毛先の乾燥・広がりが強い人
- 毛量が多い、剛毛タイプで、しっかりしたしっとり感が欲しい人
- 入浴中・乾かした後も香りを楽しみたい人
- ヘアケアの「体験感」を重視する人(フラワーハニーの豊かな香り)
私自身の使い分け
カラーダメージ+多め&硬めの髪質という条件で使い比べた結論として、日常使いは BOTANIST、カラー直後〜1週間は &honeyという使い分けに落ち着きました。
カラー直後はキューティクルが損傷して毛先が特に広がりやすく、&honey のしっかりしたしっとり感と重さが安定剤になります。通常期は BOTANIST の軽めのしっとり感で地肌も含めてケアする、という二本立てが私には合っていました。
ただしシャンプーを頻繁に切り替えると移行期が繰り返されます。まず1本を1ヶ月使い続けてから評価することをおすすめします。
気になる点
BOTANIST で気になった点
移行期のきしみは避けられない: ノンシリコンシャンプーに共通することですが、シリコーン配合から切り替えた最初の1〜2週間はきしみが出ます。コンディショナーを必ず使い続けることで対処できますが、「きしみ」に耐性がない場合は移行を急がないことが現実的です。
細毛・軟毛には重さが出やすい: モイストラインはしっとりまとめる方向性のため、猫っ毛タイプには根元がペタッとする可能性があります。同ブランドのスムースラインの方が細毛向きです。
夏場の皮脂が多い頭皮には洗浄力が不足することがある: アミノ酸系のマイルドな洗浄力は、皮脂分泌が活発な時期には「洗い足りない」と感じる場合があります。2度洗いで対処できることも多いです。
&honey で気になった点
香りが強めで好みが分かれる: フラワーハニーの甘い香りは持続性が高い分、香りに敏感な人や無香料派には向きません。共用のシャンプーとして使いたい場合は家族全員の好みを確認した方がよいです。
細毛・猫っ毛には仕上がりが重い: しっとり重めの設計は、毛が細い人や根元のボリュームを大切にしている人にはデメリットになります。
ダメージが深刻な場合はシャンプー単体では限界がある: 1ヶ月使って感じたのは、チリつきや断毛が出るほどのダメージには、ヘアマスクや洗い流さないトリートメントとの組み合わせが必要という点です。シャンプーだけで全てを解決しようとすると物足りなさが出ます。
よくある質問
Q. BOTANISTと&honeyはどちらがノンシリコン?
A. どちらもノンシリコン処方です。ジメチコン・ジメチコノールなどのシリコーン系コーティング成分は含まれていません。ただし BOTANISTはサルフェートフリー(ラウレス硫酸Na不使用)も明示しているのに対し、&honeyはその点の記載が異なります。洗浄成分のマイルドさという観点ではどちらもアミノ酸系をベースにしています。
Q. ノンシリコンシャンプーに切り替えたらきしむのですが、続けていいですか?
A. はい、続けることをおすすめします。以前シリコーン配合のシャンプーを使っていた場合、コーティングが落ちる移行期に一時的なきしみが出ます。おおむね1〜2週間で落ち着くことが多く、その間はコンディショナーを毛先に丁寧に使うことが大切です。2週間を過ぎてもきしみが取れない場合は、成分の相性を確認してみてください。移行期の反応には個人差があります。
Q. カラー毛にはどちらが向いていますか?
A. カラーダメージの程度によります。カラーを繰り返して毛先が広がりやすくなっている場合は、しっとり重めの &honey の方が毛先の落ち着きを感じやすいです。カラー後のダメージが中程度で、重さをなるべく避けたい場合は BOTANIST が合いやすいです。私はカラーを繰り返している月と翌月とで使い分けています。
Q. 両方とも同じアミノ酸系なら、成分的に何が違うのですか?
A. 洗浄成分の軸は同じアミノ酸系ですが、保湿成分の「素材」が大きく異なります。BOTANISTはシラカバウォーター・コメセラミド・マカダミアナッツオイルという植物由来成分を組み合わせています。&honeyははちみつ由来の保湿オーガニック成分を前面に出した処方です。セラミドの有無という観点では、BOTANISTにはコメセラミドが配合されており、水分保持の成分設計に差があります。
Q. 細い髪でも使えますか?
A. 細い髪(猫っ毛・軟毛)への相性は、BOTANISTの方がやや合いやすいです。&honeyはしっとり重めの仕上がりで根元がつぶれる可能性があります。BOTANISTのモイストラインも「しっとり系」ではありますが、&honeyほどの重さではありません。ただし細毛でも「まとまりが欲しい」「広がりが強い」という悩みがある場合は&honeyが合う場合もあります。
Q. 香りが苦手な場合はどちらを選ぶべきですか?
A. BOTANIST の方が香りが穏やかで、乾かした後にフェードしやすいです。&honeyのフラワーハニーは甘さと持続性が強めのため、香りが苦手な人・無香料好みの人にはBOTANISTの方が選びやすいです。いずれも無香料ではないため、香りが気になる場合はドラッグストアで試香してから購入することをおすすめします。

