DHC MEN オールインワン モイスチュアジェルを最初に手に取ったのは、「とにかく洗顔後に何か1本つけたい、でもステップを増やしたくない」という状況でした。
化粧水と乳液を別々に揃えるのが面倒、ということ自体は別に恥ずかしいことではないと思っています。忙しい朝でも迷わず使える1本があれば、それで毎日続けられる。続けられることが一番大事なので。
そこから4週間、DHC MEN のオールインワンジェルを朝晩で使い続けた結果をここに書きます。よかった点も、正直な不満も、両方ありますので参考にしてください。
商品の基本情報
DHC MEN オールインワン モイスチュアジェルは、洗顔後のスキンケア・アフターシェーブ・ボディケアを1本で兼ねることをコンセプトにしたメンズ向けオールインワンジェルです。
主な配合成分は次の3つです。
- セラミド3(セラミドNP): 角質層のバリア機能を支える成分。乾燥によるごわつきを緩和し、水分が逃げにくい肌環境を整える
- 加水分解コラーゲン: 肌になじみやすいサイズに分解されたコラーゲン。うるおいを与え、肌のハリをサポートする
- ユビキノン(CoQ10): 補酵素Q10。肌を健やかに保つ働きがある成分として配合されている
容量は200mL。顔だけでなく体にも使えるサイズ感で、1本で全身のスキンケアを完結させることもできます。全肌質対応を謳っており、テクスチャはやわらかいジェル状です。
4週間使ってよかった点
1. テクスチャが軽く、朝の洗顔後に使いやすい
ジェルというと「重い」「べたつく」イメージを持っている男性が多いと思いますが、このジェルはかなり軽めです。手に取ると透明に近い半透明で、指の上ですぐになじんで広がります。
洗顔後の濡れた顔に伸ばしてもきしみ感がなく、摩擦で肌が引っ張られる感触がありません。量を適切にすれば塗布後10分ほどでサラッとした仕上がりになるので、朝の洗顔後にそのまま外出できます。
2. シトラス系の香りが朝に合う
香りが苦手という男性は多いですが、このジェルの香りは主張が強くなく、爽やかなシトラス系です。朝の洗顔後に使うと、気持ちが切り替わるような感覚があります。
無香料派には物足りないかもしれませんが、強い香りが続くわけではなく、塗ってから5〜10分もすれば消えます。使用中に気になるほどではないです。
3. 顔だけでなく体にも使える200mL大容量
洗顔後の顔だけでなく、腕や首にも使えます。旅行時の荷物をまとめたい男性にも、1本だけ持っていけばスキンケアとボディケアの両方が完結するのはシンプルです。
1日2回(朝・夜)、顔と体に使い続けましたが、4週間でほぼ半分程度の消費量でした。顔だけなら2か月以上もつ計算です。
4. アフターシェーブとしても使える処方
毎日ひげを剃る男性にとって、剃刀後の肌へのケアは地味に重要です。このジェルはアフターシェーブとして使えるよう設計されており、剃刀後すぐに塗っても強い刺激を感じませんでした。
アルコールフリーではないですが、塗った直後にビリビリとした感覚はなかったです。ただし肌が特に敏感な状態のときは念のため少量から試した方が安心です。
正直なデメリット
1. 乾燥が強い日は保湿が物足りない
セラミド3・加水分解コラーゲン配合ですが、空気が乾燥している季節や、洗顔で皮脂を落としすぎた後は、1本だけでは保湿が追いつかないことがありました。
特に冬場や、暖房が強い室内で長時間過ごした日の夜は、塗ってから30分ほどで頬の乾燥が気になってきました。このような状況では、保湿クリームや乳液を追加する必要があります。乾燥が強い乾燥肌の男性には、オールインワン1本では不足する可能性があります。
2. Tゾーンの脂っぽさには化粧水の方が合う
脂性肌・混合肌でTゾーンのテカリが気になる男性の場合、ジェルを塗った直後は整うものの、午後になるとTゾーンが脂っぽくなりやすかったです。
さらっとした水系テクスチャの化粧水と比べると、ジェルは若干しっとり方向に振れています。夏場や皮脂が多い季節は、Tゾーンだけ少量にするなど調整が必要でした。
3. 保湿ケアとスキンケア成分の「深さ」は専用品に劣る
セラミド3・CoQ10配合といっても、これらは化粧品として配合できる範囲での量です。本格的なセラミドケアやCoQ10ケアを専門に設計したアイテムと比べると、成分の深さでは当然劣ります。
「何もしないよりははるかにいい」という水準には確実に達していますが、スキンケアに慣れてきてもっとしっかりケアしたいと感じたとき、このジェル1本では物足りなくなるのが現実的な限界です。
向いている人・向いていない人
向いている人
- スキンケアをゼロから始めようとしているメンズ初心者
- 洗顔後に余計なステップを増やしたくない人
- 顔と体のケアをまとめて1本で完結させたい人
- 出張・旅行用のコンパクトなスキンケアを探している男性
- アフターシェーブとスキンケアを兼ねたい人
向いていない人
- 重度の乾燥肌で、しっかりとした保湿を求める男性
- Tゾーンのテカリをコントロールしたい脂性肌
- スキンケアをすでに習慣化していて、成分面でのグレードアップを考えている人
- 完全無香料にこだわる人
他のメンズスキンケア製品との比較
同じメンズスキンケアカテゴリの製品と比較してみます。
| 商品名 | 価格・購入 | 種別 | テクスチャ | 主な成分 | ステップ数 |
|---|---|---|---|---|---|
| DHC MEN オールインワン モイスチュアジェル | ¥1,975Amazonで見る → |
化粧品 | やわらかジェル | セラミド3・コラーゲン・CoQ10 | 洗顔後1本 |
| バルクオム THE TONER | ¥4,650Amazonで見る → |
化粧品 | さらっと水系 | 玉造温泉水・トレハロース・グリセルグルコシド | 化粧水のみ(保湿別途) |
| オルビスミスター エッセンスローション | ¥2,420Amazonで見る → |
医薬部外品 | とろみジェル系 | グリチルリチン酸ジカリウム(有効成分) | 化粧水+保湿を兼ねる |
DHC MEN と バルクオム THE TONER の違い
バルクオム THE TONER はさらっとした水系テクスチャで、Tゾーンが気になる混合肌・脂性肌の男性に向いています。保湿の観点ではDHC MEN よりも「水分を入れる」成分設計に特化しており、乳液との組み合わせを前提にしています。
DHC MEN はオールインワン1本で完結させることが最大のメリット。ステップを増やしたくない初心者には DHC MEN の方がハードルが低く、スキンケアに慣れてから化粧水と保湿を分けるバルクオムに移行するのは自然な流れです。
DHC MEN と オルビスミスター の違い
オルビスミスターは医薬部外品として販売されており、有効成分グリチルリチン酸ジカリウムによる「肌荒れを防ぐ」「ニキビを防ぐ」という効能効果が薬機法上で認められています。
DHC MEN は一般の化粧品なので、この種の効能効果は標榜されていません。ひげそり後の肌荒れが繰り返す男性や、ニキビトラブルが気になる人はオルビスミスターの方が目的に合っています。単純に「保湿・うるおい補給」として毎日続けるなら DHC MEN の方がシンプルに使えます。
4週間の体感の変化
1週目は「何かが変わった」という実感はほとんどありませんでした。洗顔後すぐの肌のつっぱり感がなくなった程度で、劇的な変化を感じるわけではないです。
2週目に入ると、朝起きたときの肌の感触が少し変わりました。何もしていなかった頃は朝起きると頬がごわついた感触があったのが、やや柔らかく感じるようになってきました。特に冬の暖房による乾燥が気になる時期には、これが体感しやすいです。
3〜4週目は安定期です。朝晩使い続けることで肌のキメが若干整ってきた印象があり、日中のTゾーンのテカりは相変わらず気になるものの、頬の乾燥感は以前より落ち着いた感覚がありました。
ただし効果の感じ方には個人差があります。これはあくまで私の体感なので、参考程度に捉えてください。
セラミド3・CoQ10配合を選ぶ意味
「セラミド」と「CoQ10」という成分をジェルに配合することにはどんな意味があるのか、簡単に整理します。
セラミド3(セラミドNP)
角質層には複数種類のセラミドが存在していますが、セラミドNPはその中でも比較的多く存在する種類です。外的刺激や加齢、過度な洗顔によって角質層のセラミドが減少すると、バリア機能が低下して乾燥しやすくなります。化粧品として外部から補給することで、角質層の水分保持をサポートします。
CoQ10(ユビキノン)
補酵素Q10は本来、細胞のエネルギー代謝に関わる成分です。化粧品として配合した場合、肌を健やかに保つ働きが期待されます。医薬品ではないので治療目的には使えませんが、スキンケア成分の一つとして配合されています。
両成分とも化粧品として配合できる範囲での効果ですので、過度な期待は禁物です。あくまで「何もしないよりもよい状態を維持するための成分」として捉えるのが現実的です。
よくある質問
Q. DHC MEN オールインワンジェルは脂性肌でも使えますか?
使えます。ただし脂性肌・混合肌でTゾーンのテカリが特に気になる場合、このジェルは若干しっとり方向のテクスチャなので、午後のテカリが気になることがあります。Tゾーンは少量にする、夜のみ使うなどの調整をするか、さらっとした水系テクスチャの化粧水の方が合うこともあります。
Q. アフターシェーブとして毎日使っても肌が荒れませんか?
設計上はアフターシェーブとして使用可能で、私が4週間使い続けた範囲では大きな刺激を感じませんでした。ただし新しいスキンケアアイテムを使い始める際は、まず少量を目立たない部位で試してから顔に使うことをおすすめします(全ての人にアレルギーが起きないわけではありません)。肌トラブルが続く場合は医師・薬剤師にご相談ください。
Q. 洗顔後すぐに使うのと、少し時間をおいてから使うのではどちらがいいですか?
洗顔後なるべく早めに使う方が、角質層がまだ水分を吸収しやすい状態なので保湿の効率が高まりやすいです。目安は洗顔後1〜2分以内が望ましいですが、実用上は乾いてしまうほど時間をおかなければそれほど差は出ません。朝の忙しい時間でも、顔を洗ったらすぐに伸ばす習慣をつけるだけで十分です。
まとめ:DHC MEN オールインワンジェルが本当に向いている状況
4週間使い続けて感じた正直な結論を言うと、「スキンケアを始めたばかりの男性の入り口として、これは現実的な選択肢」です。
化粧水と乳液を別々に揃えて順番通りに使う必要がなく、洗顔後に1本だけ伸ばせば終わります。テクスチャは軽め、香りは程よいシトラス、200mLで顔だけなら2か月以上持ちます。
一方で、乾燥が強い乾燥肌や、Tゾーンのテカリをしっかりコントロールしたい脂性肌には、この1本だけでは足りない部分があります。その場合は、化粧水と保湿を分けるか、別のアイテムを追加することを検討してください。
「まず何か1本つけてみる」から始めたい人に、DHC MEN オールインワンは向いています。


