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メイク

DIOR アディクトリップティントを2週間試したレビューと色選び

チェリーオイル配合のDIOR アディクトリップティント #771 ナチュラル ベリーを2週間、毎日のメイクで使いました。発色より「唇自体をきれいに見せる」設計で、オペラやrom&ndとは根本的に性格が異なります。

結論から書きます。DIOR アディクトリップティントは「ナチュラルに見えるけれど、血色がある唇」を1日中維持したい方向けの製品です。オペラやrom&ndのようなプチプラティントとは発色の作り方が根本的に違い、色素定着より「唇自体をきれいに見せる」方向に振った処方です。2週間使った私の評価は「使う日を選ぶが、選んだ日は出番がない日がほぼない」というものです。

DIOR アディクトリップティントとはどんなリップか

ディオールのアディクトラインに属するリキッドリップで、チェリーオイルを配合した液状フォーミュラが特徴です。「ティント」という名前がついていますが、プチプラのリップティントとはかなり性格が異なります。

プチプラのティント(オペラ リップティントやrom&nd ジューシーラスティングティントなど)が「色素を唇に定着させて長持ちを目指す」設計なのに対して、アディクトリップティントは「唇をオイルで潤わせながら、自然な発色をのせる」設計に近いです。12時間発色持続を謳ってはいますが、それはがっちり色が残るというより、ツヤと血色感がきれいな状態で続く、という体験に近いと思います。

実際に使うと、塗り直しなしで夕方まで「完全に落ちた」と感じることは少なかったです。ただしコーヒーや食事を挟んだ後は、口角や唇の中央に色が薄くなりやすいです。この「薄くなり方」がきれいで、プチプラのティントの落ち方より上品に見えるのが、価格差を感じる部分のひとつです。

2週間使ったメリット:よかった3つのこと

1. 「つけている感」がほとんどない

アディクトリップティントを初めて塗ったとき、最初の印象は「軽い」でした。オイルが多いのに、いわゆるグロス系のベトつきとは違い、するんと唇に広がってそのまま定着する感覚です。

立体的なリップを好む方には物足りないかもしれませんが、普段リップが重くて疲れる、あるいはオフィスで主張しすぎないメイクにしたい方には、この軽さが1番の武器になります。私はマスクを外す場面の多い日に選ぶことが増えました。マスクを外したとき「リップ塗っているのに自然に見える」という状態を作りやすいです。

2. 唇の縦ジワが目立ちにくくなる

チェリーオイルが配合されていることの効果は、つけた瞬間より時間が経ってからの方が感じやすいです。乾燥しやすい唇だと、日中に唇の縦ジワが目立ってきて、そこから発色が崩れてくる——このパターンが多いのですが、アディクトリップティントを使っていると、夕方になっても縦ジワが目立ちにくい状態が続きます。

肌にうるおいを与えるという意味では、バーム型の色付きリップ(キャンメイク ステイオンバームルージュなど)と近い方向性を持ちますが、発色の品質がそちらとは段違いです。デパコス価格の差額は、このオイルの質感と発色の持ちにある気がします。

3. ブルベ夏に限らない汎用性

#771 ナチュラル ベリーは「淡いベリー」という表現が正確で、青みがかったピンクとも言えるし、うっすらローズとも言える絶妙な中間色です。パーソナルカラー的にはブルベ夏・ブルベ冬に馴染みやすいトーンですが、私はイエベ寄りの混合肌タイプでも使いこなせました。

理由は、発色がシアーで唇の地色が透けてくること。自分の唇の色に色素が重なる感覚があり、どのパーソナルカラーの方でも「盛りすぎない血色感」に収まりやすいです。特に30代以降、リップを選ぶのが難しくなってきた方に試してほしい理由がここにあります。

2週間使ったデメリット:正直に書く3つのこと

1. 単色での発色はシアーすぎる場面がある

ナチュラルな発色が武器でもあるのですが、裏を返すと「ちゃんと色を乗せたい日」には物足りないことがあります。フォーマルな場、写真を撮る予定がある日、落ちにくさを優先したい外回りの日などは、このリップ1本では少し頼りなさを感じました。

そういう日は、先に色味の強いリップを仕込んでからアディクトリップティントを上乗せして使うと、持続感と発色の両方を補えます。1本で完結させたい方より、リップをレイヤーして使う方に向きます。

2. 価格帯がデパコス

2週間で消費したのは5ml容量のうち3分の1ほどです。使用頻度を考えると1本で3〜4ヶ月はもちそうですが、初期投資としての価格は、プチプラのティント複数本を買えるぶんの金額です。「まずリップティントを試してみたい」という段階の方や、ティントを毎日複数色ローテーションして楽しみたい方には、最初の1本としてはハードルが高いと感じます。

コスパだけで考えると、発色や持続性の観点ではオペラとrom&ndのプチプラ帯が「十分以上」なので、「なぜデパコスを選ぶか」の理由を持ちにくい方にはお勧めしにくいです。

3. #771以外のシェードの情報が手に入りにくい

アディクトリップティントはシェードが多く展開されていますが、他色の実際の発色情報が比較しにくいのが難点です。#771 ナチュラル ベリーは比較的口コミも多く、購入前のイメージがつかみやすいですが、他の番号を選ぶには公式やデパートカウンターで確認するのが現実的で、ECサイトだけで完結させにくいです。

シェード展開はプチプラのティント(オペラの20色以上、rom&ndの30色以上)と比べると限定的です。自分の肌に合う1本を見つけるまでの探索コストは、ドラコスより高くなります。

#771 ナチュラル ベリーの色選びガイド

今回2週間使ったのは #771 ナチュラル ベリーです。「ナチュラル ベリー」という名前の通り、青みを帯びた淡いベリー系の色で、透明感を引き出しながら唇に自然な血色を作ります。

#771 が向いている方

  • ブルベ夏・ブルベ冬の方(青みとの相性が高い)
  • 「つけているのかわからないほどナチュラルに仕上げたい」という方
  • 乾燥を感じやすい唇で、オイル系の保湿感を求めている方
  • デパコスリップへの入門として、まず1本試したい方

#771 が向いていない方

  • イエベ春・秋で、コーラル・オレンジ・テラコッタ系が好みの方(#771の青みが浮きやすい場合があります)
  • 発色をはっきり出したい方・グラデーション仕上げを求める方
  • ティントの「しっかり色素定着」を求めている方

他シェードの傾向(参考)

ディオール アディクトリップティントには複数のシェードが展開されています。全体的な傾向として、ナチュラル系のシェードは自分の唇の色を活かす仕上がり、ピンクや赤系は少し発色が立つ仕上がりになりやすいです。ただし全て発色がシアーに寄るため、「ガッツリ色をのせる」設計ではありません。

カウンター試着か公式サイトでのスウォッチ確認を経てから購入するのが最も安心です。

デパコスリップティント比較表

アディクトリップティントと、同価格帯・同カテゴリのデパコスリップおよびプチプラ代表との比較です。

項目 DIOR アディクトリップティント CHANEL ルージュ ココ フラッシュ YSL ルージュ ピュール クチュール OPERA リップティント N
タイプ リキッドティント スティックリップ スティックリップ リキッドティント
テクスチャ オイル in リキッド なめらかスティック スティック(しっとり) オイル in ティント
保湿感 高(チェリーオイル) 中〜高
発色の強さ シアー〜中 シアー〜中 中〜高(番号による)
落ちにくさ 中(食後に薄くなる) 中(スティック相応) 高め(マット番号)
パーソナルカラー ブルベ寄り(#771) 色により幅広い 色により幅広い 色により幅広い
価格・購入 ¥5,576Amazonで見る → ¥6,986Amazonで見る → ¥5,680Amazonで見る → ¥2,350Amazonで見る →
向いている場面 ナチュラルメイク・マスクを外す日 上品な発色・デイリー全般 メリハリを出したい日 日常全般・コスパ優先

デパコス3本の比較でいくと、私の体感では「保湿感重視ならDIOR、スティックの使いやすさ重視ならCHANEL、しっかり発色をはっきり出したいならYSL」という棲み分けになります。

DIOR リップ 落ちない:持続感の実態と使い方

「DIOR リップ 落ちない」で検索して来た方に向けて、正直に書きます。アディクトリップティントは「12時間発色持続」を謳っていますが、私の2週間の使用で「12時間後もはっきり発色が残っていた」経験はほぼありませんでした。

ただし「落ちる」という体験も正確ではないです。コーヒーを飲んでも、普通の食事をしてもすぐに完全消失するわけではなく、「うっすら色と艶が残り続ける」状態で維持されます。これは「落ちない」というより「きれいに薄まっていく」に近い特性です。

持続感を最大化するための使い方:

  1. 塗る前に唇の角質をケアする(乾燥・皮むけがない状態で塗ると、仕上がりも持ちも格段に上がります)
  2. 塗った直後にティッシュオフを1回挟む(余分なオイルを取ることで色素定着が早まります)
  3. 唇の中央に軽く重ね塗りする(外側より中央が先に薄くなるため)

この3手順を挟むと、私の体感では食事1回分くらい持続感が伸びました。

ディオール アディクトリップティント:向いている人・向いていない人

向いている人

  • ナチュラルな血色感を1日キープしたい方
  • オイル配合のリキッドリップで唇を潤わせたい方
  • 「デパコスリップを1本試してみたい」という入門のタイミングにある方
  • ブルベ夏・ブルベ冬の方(特に #771 ナチュラル ベリーは青みとの相性が高い)
  • マスクを外した後の発色崩れが気になる方

向いていない人

  • 「がっちり色が残るティント」を求めている方(rom&nd や kate リップモンスターを想定している方)
  • 1日1回しか塗り直さない前提で完全発色をキープしたい方
  • プチプラ帯で複数色を揃えたい方
  • 発色をはっきり出して骨格を補正したい方(ルージュ寄りのリップが向きます)

アディクトリップティント 色選び:パーソナルカラー別の傾向

DIOR アディクトリップティントのシェード展開は多岐に渡りますが、パーソナルカラー別の傾向を整理します。

ブルベ夏向け:透明感のある淡い青みピンク〜ローズ系が映えます。#771 ナチュラル ベリーはブルベ夏にフィットしやすい代表的な1本です。肌のくすみを拾わず、ふわっとした血色感を出せます。

ブルベ冬向け:はっきりした青みレッド・ベリー・ワインカラー系がコントラストを出しやすいです。ただし全体的にシアーな発色なので、「濃い色をしっかり出したい」場合は色番を重ね塗りして濃度を上げる必要があります。

イエベ春向け:アディクトリップティントは全体的に青みよりのシェードが多いため、コーラルやオレンジ系を求める方には第一候補にはなりにくいです。ピーチ系の比較的明るいシェードを選ぶと馴染む場合があります。

イエベ秋向け:テラコッタやブラウンレッドを求める方にも、ラインナップ上は対応しますが、素直にイエベ秋を得意とするブランドのリップを先に試す方が色選びに迷いにくいかもしれません。

よくある質問

Q. DIOR アディクトリップティントとDIOR アディクトリップグロウの違いは何ですか?

A. アディクトリップグロウはリップバーム系で、唇の色素に反応して色が出てくるタイプです。保湿重視で、発色は唇の本来の色を底上げする程度にとどまります。アディクトリップティントはリキッドフォーミュラで、グロウより明確に「この色を乗せる」発色があります。保湿感はどちらも高いですが、きちんと発色を楽しみたいならティント、ほぼ無色で保湿だけしたいならグロウ、という選び分けです。

Q. #771 ナチュラル ベリーはイエベでも使えますか?

A. 発色がシアーなので、唇の地色が透けて出てきます。青みの強いカラーが浮きやすいイエベ春・秋の方でも「完全に浮く」というほどの青みは出にくいですが、「自分に合う血色感になる」かどうかは個人差があります。可能であれば店頭でテスターを試してから購入するのが安心です。

Q. マスクをする日に使っても大丈夫ですか?

A. マスクへの色移りはゼロではありませんが、ガッツリ色が移るという印象はありませんでした。「塗った直後にティッシュオフ→中央に重ね塗り」の手順を挟むと、マスクを外した後の色崩れが目立ちにくくなります。ただしマスク時間が長時間になる日は、食事やマスク着脱のたびに薄くなるため、塗り直しを前提にしておくのが現実的です。

Q. 敏感肌でも使えますか?

A. 医薬品ではありません。チェリーオイルを含む処方で、成分に不安がある場合は使用前にパッチテストをお試しください(全ての人にアレルギーが起きないわけではありません)。肌トラブル時は医師・薬剤師にご相談ください。

まとめ

2週間使ってわかったのは、DIOR アディクトリップティントは「デパコスを選ぶ必要があるかどうか」を考えさせてくれる製品だということです。

プチプラのティントで十分とも言えます。落ちにくさだけ求めるなら rom&nd が上ですし、コスパで複数色を楽しみたいなら OPERA が向いています。それでも私が2週間使い終えて「次も買う」と思ったのは、「唇がきれいに見える」感覚がドラコスとは違ったからです。

チェリーオイルが浸透している状態での縦ジワの目立ちにくさ、食事後の薄まり方の上品さ、マスクを外した後の口元の「ちゃんとしてる感」——これらが2週間続きました。デパコスに踏み出す価値は、「きれいさの質」への投資だと思います。

デパコスリップを初めて検討している方は、まず #771 ナチュラル ベリーから試してみてください。無難な色選びという意味ではなく、このリップの特性をいちばん素直に体験できるシェードだと感じます。

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