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ヘアケア

髪のパサつきが気になるときに市販品で試せる3つのケア方法

カラーやドライヤーの熱で髪がパサパサになり、何を使っても変わらないと感じていませんか。市販品でも「洗い流すヘアパック」「洗い流さないセラム」「使い方の見直し」の3つを組み合わせると、手触りの変化を感じやすくなります。パサつきのタイプ別に選び方のポイントが変わります。

髪がパサつくと、毎朝スタイリングに時間がかかり、鏡を見るたびにため息が出ます。「シャンプーもトリートメントも変えたのに変わらない」という声はよく聞きます。

パサつきには大きく分けて2種類の原因があります。「水分が足りない乾燥型」と「カラーやパーマでキューティクルが傷んだダメージ型」です。どちらかひとつではなく、両方が混在している場合も多く、この見極めをせずに対策だけを変えても手触りはなかなか変わりません。

市販品でできるパサつきケアの核になるのは、次の3つです。

  1. 洗い流すヘアパック・ヘアマスクで集中補修する
  2. 洗い流さないアウトバストリートメントでドライヤー熱から守る
  3. 使い方(放置時間・すすぎ方)を見直す

この3つは順番通りではなく、「まず使い方を直してから商品を変える」という流れが実際の変化につながりやすいです。以下で各ケアのポイントと向いている商品を解説します。


まず確認:あなたのパサつきはどのタイプ?

ケアを始める前に、自分の髪のパサつきがどのタイプかを把握しておくと商品選びが絞りやすくなります。

タイプ 特徴 主な原因
乾燥型 全体的にまとまらない・ふんわりしすぎて広がる 空気の乾燥・水分不足・シャンプーの洗浄力が強すぎる
ダメージ型 毛先がバサバサ・切れ毛・引っかかりを感じる カラー・パーマ・縮毛矯正・ドライヤーの熱
混在型 乾燥とダメージが両方出ている 上記の複合

私が以前経験したのは混在型で、春にカラーを入れてから夏の湿気の中でも毛先だけ乾燥しているという状態でした。乾燥型のケアだけをしていたため、ダメージ部分がいつまでも改善しませんでした。


ケア方法1:洗い流すヘアパック・ヘアマスクで集中補修する

なぜヘアパックが効くのか

日常使いのトリートメントは毎回の洗い流しを前提に作られているため、成分濃度は比較的低く抑えられています。ヘアパック・ヘアマスクは週1〜2回の集中ケアを想定した設計のため、補修成分・保湿成分の濃度が高く、放置時間をとることで髪の内部まで届きやすくなります。

市販品でもこの違いがあり、パサつきの悩みには「週1〜2回のヘアパック」を軸に据えるのが合理的です。

市販品のなかでおすすめの2本

&honey ディープ モイスト ヘアパック 1.5

オーガニックはちみつ保湿成分を配合し、「とにかくしっとり仕上がること」を重視した処方です。シリコーンフリー・パラベンフリーで、保湿成分が補修コーティングに頼らずに髪に留まりやすい設計です。

私がこれを使ったのは、乾燥ダメージ混在型だった冬の時期でした。シャンプー後にたっぷりとなじませて5分ほど置き、ぬるめのお湯で流すと、乾かした後の毛先の引っかかりがはっきり減りました。フラワーハニーの香りはかなり甘めなので、香りが苦手な人には注意が必要です。

乾燥型・混在型のパサつきに向いていて、ダメージ補修よりも「水分を足してまとめる」方向性のヘアパックです。


フィーノ プレミアムタッチ 浸透美容液ヘアマスク

ドラッグストアで手に入れやすく、230gの内容量で週1〜2回使っても3〜4ヶ月持ちます。6種類の美容液成分を高濃度に配合し、ツヤとしっとりの両立を目的にした処方です。

「サロン品質のケアをコスパよく」というポジションで長年支持されており、「ヘアマスクを初めて試す」というタイミングにも現実的な選択肢です。コーティング成分が比較的多いため、週2回以上の使い続けるとビルドアップ(成分蓄積)が起きてべたつきに転じることがあります。週1回の集中ケアとして使うのが適しています。

ダメージ型よりもツヤ出しと指通り改善に強みがあり、カラー後のパサつきよりも「日常のうるおい不足」に向いています。


ヘアパック・ヘアマスクの使い方の注意点

どんなに良い商品でも、使い方が合っていないと効果が出にくくなります。

放置時間は最低3分、できれば5分 シャワー中に身体を洗う時間を使えば、無理なく放置できます。「2分ほどで流していたものを5分に伸ばしただけで手触りが変わった」という経験は、私自身にもあります。

すすぎは「毛先8割」が目安 頭皮はしっかりすすぎ、毛先は少しぬめりが残る程度でやめるのがポイントです。毛先まで完全にさらさらになるまで流してしまうと、補修成分がほぼ除去されてしまいます。

頭皮には直接つけない ヘアパックの補修成分・油性成分が頭皮の毛穴につまると、かゆみや頭皮トラブルの原因になります。毛先から中間部分を中心になじませ、頭皮への直接塗布は避けてください。

使い方の詳細についてはヘアマスクの効果が出ない理由:使い方・頻度・選び方の見直しポイントでもまとめています。


ケア方法2:洗い流さないアウトバストリートメントでドライヤー熱から守る

なぜアウトバストリートメントが必要か

洗い流すヘアパックで補修した成分を、ドライヤーの熱で毎回傷めていると補修と損傷が相殺されてしまいます。アウトバストリートメント(洗い流さないタイプ)は、ドライヤー前につけることで熱から髪を守り、補修した状態をキープする役割を持ちます。

パサつきのある髪は特に熱に対してダメージを受けやすいため、「ヘアパック週1回 + アウトバス毎日」の組み合わせが効果の底上げにつながります。

市販品から選ぶなら:ミルボン エルジューダ メロウセラム

サロン専売ブランドのミルボンが展開するエルジューダシリーズの洗い流さないセラムです。加水分解バオバブエキスとアルガンオイルを組み合わせ、ノーマル髪へのうるおいと柔軟さを訴求した処方です。カルボキシメチルジスルフィドケラチン(羊毛由来)が配合されており、ケラチン補修にもアプローチします。

テクスチャーは軽めのオイルセラムで、ドライヤー前の濡れ髪につけると熱から守りながらまとまりやすくなります。乾かした後もべたつきが残らず、翌日の手触りが落ち着いた状態で持続するのが特徴です。

私がエルジューダを試したのは、ヘアパックだけでは毎日のドライヤー後にパサつきが戻るという繰り返しを断ち切りたかったからでした。アウトバスセラムをドライヤー前につける習慣を加えてから、ヘアパックの効果が「その日だけ」ではなく翌日まで続くようになりました。


アウトバストリートメントの使い方

ドライヤー前の濡れ髪につける タオルドライ後、水分が残っている状態で毛先から中間を中心になじませます。根元に多くつけると、根元がべたついてボリュームが出にくくなります。

量は少量から調整する セラムはパール1粒分から始め、毛量に合わせて調整します。つけすぎるとドライヤー後もしっとり感が重くなりすぎます。

ドライヤーは根元から乾かす 根元から乾かし、毛先は最後に仕上げます。熱を当てすぎないよう、ノズルを動かしながら風を当てると熱が一点に集中しません。

アウトバストリートメントの詳しい選び方は洗い流さないトリートメントおすすめ選び方ガイドも参考にしてください。


ケア方法3:使い方の見直し——ケア頻度とシャンプーの洗浄力

ヘアパックの頻度はダメージ度合いで変える

「週1回でいい」という情報もあれば「ダメージが強ければ週3回」という声もあります。どちらが正しいかは、自分の髪のダメージ度合いによります。

髪の状態 推奨するヘアパック頻度
カラー・パーマなし(普通の乾燥パサつき) 週1回
カラー・パーマあり(中程度のダメージ) 週1〜2回
ブリーチ・縮毛矯正など(強めのダメージ) 週2〜3回

ただし、頻度を増やしすぎると成分の蓄積でべたつきになることがあります。「週2回にして1ヶ月続けても変化を感じない」という場合は、商品のタイプを見直す方向が先です。

詳しい頻度の考え方はヘアマスクの頻度はどのくらいが正解?毎日vs週1vs月2回の使い方の違いにまとめています。


シャンプーの洗浄力を見直す

ヘアパックで補修した成分を、毎回のシャンプーで洗い流してしまっている場合、ケアの効果が蓄積されにくくなります。

ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Naといった高洗浄成分が主体のシャンプーは泡立ちがよく汚れ落ちも良いですが、補修成分のコーティングまで洗い落とす力があります。アミノ酸系洗浄成分(コカミドプロピルベタイン・グルタミン酸系など)が主体のシャンプーに切り替えると、ヘアパックで補修した成分が流されにくくなります。

パサつきケアで「商品を変えても変わらない」という状態が続いているなら、シャンプーの成分表の先頭に何が書かれているかを確認してみることをおすすめします。


3つのケアを組み合わせた具体的なルーティン例

パサつきが気になる方向けのルーティン例

毎日のケア

  • シャンプー(アミノ酸系洗浄成分のもの)
  • タオルドライ後にアウトバストリートメント(ミルボン エルジューダなど)を毛先〜中間につける
  • ドライヤーで根元から乾かす

週1〜2回の集中ケア(ヘアパックの日)

  • シャンプー後、ヘアパック(&honey またはフィーノ)を毛先〜中間になじませる
  • 5分放置後、頭皮はしっかり・毛先は8割すすぐ
  • タオルドライ後にアウトバストリートメントをつけてドライヤー

このルーティンをベースに、2〜3週間続けると手触りの変化が出てくるかを確認します。1週間では変化を判断するには早すぎます。


ケアを続けても変わらない場合

3〜4週間試して変わらないなら原因を絞る

上記3つのケアを正しく続けても変化が出ない場合、以下の要因が考えられます。

ヘアパックのタイプが合っていない 乾燥型パサつきに補修特化型のヘアマスクを使っていると、成分の方向性がずれます。逆に、ダメージが深刻なのに保湿特化型を使っても追いつかないことがあります。

ドライヤーの熱量が多すぎる アウトバストリートメントをつけていても、高温で長時間ドライヤーを当て続けると熱ダメージが加算されていきます。風量を上げて温度を下げる設定の方が、髪への負担が少ない場合があります。

ヘアカラーやパーマのダメージが深刻すぎる ブリーチを繰り返した場合や、縮毛矯正とカラーを同じ時期に行った場合など、市販品のケアで対応できる範囲を超えているケースがあります。美容室でのトリートメントメニューと組み合わせることで、市販品ケアとの相乗効果が出やすくなります。

なおヘアパックを使い始めた際、ごくまれに頭皮や髪に赤みやかゆみなどの違和感が出ることがあります。その場合は使用を中止して様子を見てください。

パサつき改善の過程では個人差があります。同じ商品でも、髪質・ダメージ度合い・使用頻度によって変化の速さは異なります。


よくある質問

Q. ヘアパックは洗い流さないトリートメントと一緒に使えますか?

A. 一緒に使えます。基本の順番は「シャンプー→ヘアパック(5分放置)→すすぎ→タオルドライ→アウトバストリートメント→ドライヤー」です。ヘアパックと洗い流さないトリートメントは役割が異なるため、どちらか片方だけより組み合わせるとケアの底上げになります。

Q. ヘアパックを毎日使うとパサつきが改善しますか?

A. 毎日使いは推奨されていません。洗い流すタイプのヘアパックを毎日使うと成分が過剰に蓄積し(ビルドアップ)、逆に髪が重くなったりべたつくことがあります。週1〜2回の集中ケアとして使い、日常は通常のコンディショナーやアウトバストリートメントで維持するのが適切です。

Q. 市販品のヘアパックとサロン品の違いはありますか?

A. 補修成分の濃度と処方の精度に差があることが多いです。市販品でもフィーノや&honeyのように変化を実感しやすい商品は増えており、コスパの面では市販品が優れています。サロン品はより特化した成分と品質管理が特徴で、ミルボンのような専業ブランドは美容師のフィードバックをもとに処方を改善しています。自分の悩みに対して何の成分が必要かで判断するのが先決です。

Q. 市販品ヘアパックで頭皮がかゆくなったらどうすればいいですか?

A. 頭皮にヘアパックが残っている可能性があります。頭皮のすすぎを徹底して、毛先と中間部分だけに使うよう見直してください。それでもかゆみが続く場合は、使用する製品を変えるか、専門家に相談することを検討してください。

Q. パサつきケアは季節を問わず続けるべきですか?

A. 季節によってパサつきの原因が変わるため、ケア内容を微調整するのが合理的です。冬は乾燥と静電気でまとまらない「乾燥型」が出やすく、夏は紫外線と湿度の影響でカラーダメージが進みやすいです。年間を通じてアウトバストリートメントを継続しつつ、パサつきが気になるタイミングでヘアパックの頻度を上げるという柔軟な調整が現実的です。


まとめ:市販品で試せる3つのケア

髪のパサつき対策は、「どの商品を買うか」より先に「なぜパサつくのか」と「使い方が合っているか」を確認することが重要です。

  • 乾燥型→ 保湿特化のヘアパック(&honey ディープ モイスト ヘアパック)
  • ダメージ型→ ツヤ出しと指通り改善のヘアマスク(フィーノ プレミアムタッチ)
  • 毎日→ アウトバストリートメントでドライヤー熱から守る(ミルボン エルジューダ メロウセラム)

3つを組み合わせ、2〜3週間続けてから変化を評価する。それが市販品でパサつきに向き合う基本的な流れです。


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