フィーノとYOLU、どちらもドラッグストアで手に入りやすいヘアオイルです。価格帯が近く、パッケージも洗練されていて「どちらがいいか」と聞かれると答えに詰まっていました。
結論から先に触れます。ダメージ毛×乾燥毛でどちらかを選ぶなら、毎朝ドライヤーを使うルーティンにはフィーノ、夜の補修ケアを習慣にしたいならYOLUが向いています。そして「どちらかだけで完璧に補修したい」という期待には、2本ともその答えを持っていません——これが私が4週間ずつ使い込んで出した正直な結論です。
以下で、シリコーン vs ノンシリコン・使うタイミング・ダメージの深さという3軸で2本を比べます。
スペック比較表
| 比較項目 | フィーノ プレミアムタッチ | YOLU カームナイトリペア |
|---|---|---|
| 価格・購入 | ¥1,270Amazonで見る → |
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| 処方タイプ | シリコーン系(濃密Wオイル) | ノンシリコン |
| テクスチャー | 軽め・半透明サラッと | ライトオイル・ふわっと軽い |
| 主な使用タイミング | ドライヤー前後どちらでも | 夜間使い(就寝前設計) |
| 主な補修アプローチ | キューティクルのコーティング&封入 | 睡眠中の摩擦・乾燥を防ぐ夜間保護 |
| ヘアボディ両用 | ヘアのみ | ヘア・ボディ両用 |
| 向いているダメージレベル | 中程度(カラー・パーマ歴あり) | 中程度(カラーダメージ・乾燥毛) |
| 香り | グレースフローラル(甘めフローラル) | ベルガモット&カシス(落ち着き系) |
| 容量 | 70ml | ー |
| コスパ | 高い(少量で長持ち) | 中価格帯 |
違いを5項目で解説
1. シリコーン系 vs ノンシリコン——補修の仕組みが根本から違う
フィーノの核心は「濃密Wオイル(ジメチコノール・ポリシリコーン-13)」です。この2成分はどちらもシリコーン系で、キューティクル表面に薄膜を形成することで摩擦を減らし、ツヤ感と指通りを即効性を持って引き出します。
「つけた翌朝に滑らかさが残っている」という体験はこのコーティング作用によるもので、成分が蓄積するほどべたつきが出やすくなるという点も、シリコーン系の特性として押さえておく必要があります。
YOLUはノンシリコン処方で、植物由来オイルと美容液成分を組み合わせて補修感を出しています。シリコーン系のような「つけた瞬間に手触りが一変する」感覚は出にくいですが、成分が蓄積しにくく、ノンシリコンシャンプーと成分の方向性を揃えやすい点が違います。
どちらが「正解」かという話ではなく、自分のシャンプーの処方や、コーティング感を強く求めるかどうかで向き不向きが変わります。
2. 使うタイミング——日中ケアか夜間ケアか
フィーノはドライヤー前後どちらでも使える設計になっています。朝のスタイリング前に少量仕上げとして使う、という使い方も可能です。「毎朝ドライヤーをかける人が熱保護とまとまりを両立させる」という用途に向いています。
YOLUはナイトキャップ発想で設計された夜間補修オイルです。就寝前にタオルドライ後の髪に使い、そのまま眠る——睡眠中の枕との摩擦や乾燥によるダメージを防ぐという方向性です。朝起きたときの毛先の扱いやすさに変化が出るので、「朝ではなく夜のルーティンに組み込む」という生活スタイルに合います。
私が4週間それぞれ使い込んで感じたのは、「フィーノは今日の仕上がりを整える、YOLUは明日の朝の髪を作る」という感覚の違いです。
3. ダメージへのアプローチ——カバーか保護か
フィーノの補修アプローチは「カバー型」です。ダメージで開いたキューティクルをシリコーン系のオイル膜でコートして、外から見たときの指通りとツヤ感を整えます。中程度のカラーダメージや熱ダメージには即効性があります。
ただし、ブリーチを複数回重ねた重度のダメージ毛にはコーティング感は出るものの「ダメージが修復された」という感覚は出にくかったです。コーティングで表面を整えるアプローチなので、内部からの補修力は限定的です。
YOLUは「保護型」に近い設計です。睡眠中に枕との摩擦で毎晩ダメージが蓄積される状態を防ぎ、毛先の乾燥感を朝まで保つ方向です。「今夜のダメージを防ぐ」ことが目的なので、週次のヘアマスクと組み合わせることで「インバスで内部補修→YOLUで夜間保護」という役割分担が成立します。
4. テクスチャーと使い心地の違い
フィーノはポンプを1プッシュ押すと半透明のさらっとしたオイルが出てきます。手に伸ばした瞬間に素早くなじみ、べたつきを感じません。タオルドライ後の髪につけると、キューティクル全体に薄く広がる感触があります。
YOLUはフィーノよりさらに軽い「ふわっと感」があります。ライトオイルの部類で、夏でも重さを感じずに使い続けられます。「重いオイルが苦手で夜のヘアケアが続かない」という経験がある方には、この軽さが続けやすさにつながります。
テクスチャーの重さで比べると: YOLU(より軽い) ≦ フィーノ(軽め) という順序です。どちらも油膜感が強いオイルではありませんが、毛量が多い・髪が太い方はフィーノでも量の調整が必要な場合があります。
5. 香りの方向性
フィーノはグレースフローラルという甘めのフローラル系です。ドライヤーをかけた後も程よく香りが続きます。「ヘアケアに香りの豊かさを求めたい」という方には、この存在感は武器になります。一方で甘い系の香りが苦手な方や、職場で香りを控えたい場面では気になる場合があります。
YOLUはベルガモット&カシスという組み合わせで、就寝前のリラックスに向いた落ち着いた方向性です。フルーティーなカシスにベルガモットの清涼感が重なり、入眠前のルーティンに馴染む香りだと感じました。
香りの好みは個人差があります。できれば店頭で確認してから購入するのをおすすめします。
どちらがおすすめか
フィーノがおすすめな人
- 毎朝ドライヤーを使う習慣があり、ドライヤー前の熱保護とまとまりを毎日安定させたい方
- カラーやパーマによる中程度のダメージ毛(ブリーチ歴なし〜軽度)で、コーティングで指通りとツヤ感を改善したい方
- ヘアオイルをはじめて試す・久しぶりに使う方(全髪質対応の設計で外れにくい)
- プチプラ帯のコスパを重視する方(少量で長持ち、1回あたりのコストが低い)
- 乾いた後に少量追加してスタイリングも補完したい方
YOLUがおすすめな人
- 夜のヘアケアルーティンを作りたい方(ナイトキャップ発想の夜間補修設計)
- 翌朝起き抜けの毛先のごわつきや乾燥感を改善したい方
- ノンシリコン処方にこだわる方、またはノンシリコンシャンプーを使っていて成分方向性を揃えたい方
- 細毛〜普通毛でシリコーン系の重さが気になった経験がある方
- ヘアとボディのケアをシンプルにまとめたい方(お風呂上がりに1本で兼用できる)
- 就寝前のリラックスに落ち着いた香りを取り入れたい方
2本同時使いという選択肢
私がしばらく試していたのは「毎朝ドライヤー前にフィーノ、夜の就寝前にYOLU」という組み合わせです。役割が日中ケアと夜間ケアではっきり違うので、同じ機能が重複せずに使い分けられます。
ただし2本持ちはコストが増えます。まず1本から試すなら、「毎日どちらで髪を整えたいか」——朝のドライヤー前なのか、夜の就寝前なのかを先に決めてから選ぶのがシンプルな方法です。
ダメージ毛・乾燥毛での実体感
私の髪はセミロング、カラーリング歴2年以上でパーマ歴もあり、毛先を中心にパサつきと乾燥感がある状態でした。この状態で交互に使い込んだ体感を以下に記します。
**フィーノを使った期間(4週間)**では、使い始めて1〜2週間でドライヤー後のまとまりに変化が出ました。ドライヤーをかけ終わった後に毛先を指で触ったときのスルッとした感触が増して、「引っかかり感」が減りました。3〜4週目は照明の下でのツヤ感が変わって、「乾かした後の見た目」が整ってくる実感がありました。
**YOLUを使った期間(4週間)**では、1週間は正直あまり変化を感じませんでした。テクスチャーが軽いので「これで本当に補修できているのか」と疑いながら続けていた時期があります。2週目から変化が出始め、翌朝起き抜けの毛先が素直に流れるようになりました。枕との摩擦が多かった朝でも、毛先が束になってごわつく頻度が明らかに減りました。
どちらも「一晩で変わる」ものではなく、2週間以上継続して初めて変化が体感できます。また、これは私の体感であり、髪質・ダメージレベル・シャンプーとの組み合わせによって結果は変わります。
重度のハイダメージ毛(ブリーチ複数回)の状態では、フィーノは「コーティング感が出る」状態にとどまり、YOLU単体では補修力が追いつかない可能性があります。週1〜2回のヘアマスクでの集中補修と組み合わせることが現実的な対処です。
よくある質問
Q1. フィーノとYOLU、ダメージ毛にはどちらが向いていますか?
カラーやパーマ程度の中程度のダメージ毛なら、ドライヤー前のコーティング効果が出やすいフィーノが即効性を感じやすいです。夜の補修ルーティンを習慣化したい場合はYOLU。ブリーチ複数回の重度ダメージ毛にはどちらも単体での補修力に限界があり、ヘアマスクとの組み合わせが必要になることが多いです。
Q2. シリコーン系は髪に蓄積して悪い影響がありますか?
シリコーン系成分が蓄積すると、べたつきやごわつきが出る場合があります。これは成分が悪いのではなく「洗浄力のバランスの問題」で、洗浄力の弱めのシャンプーと組み合わせると蓄積しやすくなります。アミノ酸系シャンプーと組み合わせる場合は適量を守り、「使い続けているうちに重くなってきた」と感じたら一時的に中止してシャンプーでリセットする方法が有効です。
Q3. 香料に敏感ですが、どちらが使いやすいですか?
どちらも香り付きの製品です。香料に敏感な方やアレルギー体質の方は、使用前に腕の内側など目立たない箇所でパッチテストを行ってから使うことをおすすめします。なお、パッチテストを済ませても全ての方にアレルギーが起きないことを保証するものではありません。肌や頭皮にかゆみ・赤みが出た場合は使用を中止してください。
Q4. ヘアオイルとヘアミルクはどちらを選べばいいですか?
ヘアオイルはキューティクルのコーティングとツヤ感が得意で、乾燥・ダメージ毛やまとまりを出したい方向けです。ヘアミルクは水分と油分がバランスよく配合されたテクスチャーで、細い毛・猫っ毛・ふんわり感を保ちたい方に向いています。フィーノとYOLUはどちらもヘアオイルなので、ふんわり仕上がりを重視する細毛の方にはヘアミルクの方が合う場合があります。詳しくはヘアオイル vs ヘアミルクの使い分けもご参照ください。
Q5. 2本ともドラッグストアで買えますか?
どちらも主要なドラッグストア(マツモトキヨシ、ウエルシア、ツルハ、コスモス等)で取り扱いがあります。ヘアケアコーナーの洗い流さないトリートメント売り場に置かれていることが多いです。在庫がない場合はオンラインでも購入可能です。

