40代になってから、朝のメイクの「工程の多さ」が地味につらくなってきませんか。化粧下地を塗って、日焼け止めを重ねて、ファンデを乗せて——それだけで10分以上かかっていた時期がありました。
そんなとき、ドラッグストアで見つけたのが「インテグレート グレイシィ プレミアムBBクリーム」です。資生堂の大人肌向けラインから出ている1品7役のBBクリームで、価格帯はプチプラながら、SPF50 PA+++・無香料・化粧もち10時間という機能が並んでいました。「本当に40代の乾燥肌で使えるのか」を確かめるべく、4週間毎朝使ってみました。
インテグレート グレイシィとはどんなブランドか
インテグレート グレイシィは資生堂が展開するドラッグストア向けのメイクラインで、「大人の女性の肌悩みに向き合う」をコンセプトに設計されています。同じ資生堂の「マキアージュ」がやや高めのプチプラ〜セミデパコス帯に位置するのに対し、インテグレート グレイシィはより手に取りやすい価格帯で、しかし処方の丁寧さを落とさない設計が特徴です。
敏感肌や乾燥肌を意識した無香料処方が多く、また成分に対して慎重になりがちな40代・50代の方が安心して試せる設計になっている印象があります。プレミアムBBクリームはその中でも特に機能をまとめた「こだわり処方」という位置づけです。
主な仕様と1品7役の内訳
パッケージに記載された7つの役割は次のとおりです。
| 役割 | 内容 |
|---|---|
| 化粧下地 | 素肌への密着を高める下地機能 |
| コンシーラー | 気になる部分のカバーを補助 |
| ファンデーション | 肌トーンを整える主体の色調補正 |
| 保湿クリーム | うるおいを補いながらメイクができる処方 |
| 顔色アップ | シルキー発光ベールによるトーンアップ効果 |
| 凹凸カバー | 毛穴・小じわの目立ちを和らげる |
| SPF50 PA+++ | 日中の紫外線をカットするUVケア機能 |
「7役って書いてあっても、実際は薄めの機能が寄せ集まっているだけでは?」と思う方もいると思います。私もそう思っていました。4週間使った結論から先に言うと、全部が万能ではないけれど、下地・UV・ファンデの3役は確かに機能するという感触でした。それぞれの実力は後半で詳しく書きます。
仕上がりと使い心地
塗り広げたときのテクスチャー
チューブから出した直後の質感は、クリームとジェルの中間のような、すべりの良い柔らかさです。指で伸ばすと肌に溶け込むように広がり、ベタつきは少ない印象でした。乾燥肌の私でも、直後にツッパリを感じることはありませんでした。
仕上がりはマット寄りではなく、光が柔らかく拡散するセミツヤ感です。「シルキー発光ベール」という表現は少し大げさかとも思いましたが、朝の光の下で鏡を見ると、頬のキメが均一に見えるのは本当でした。
のびと密着感
指でポンポンと置いてから内側から外側に向けて馴染ませると、薄膜でもカバー力を感じる仕上がりになりました。ブラシやスポンジでも試しましたが、指で薄く重ねるのが一番崩れにくかったです。
スパチュラや薬指でUゾーン(頬・あごライン)には少し厚めに乗せ、Tゾーンは薄く均すと、乾燥部分のカサつきが目立ちにくくなりました。
色展開と選び方
2色展開で、明るめ寄りとやや中間の明るさがあります。私は普段ファンデのトーンがオークル10〜20相当で、明るめを選んだところ、頬が自然に明るく見えました。もともとくすみが気になる方は明るめ、元の肌色が明るい方は中間を試してみることをおすすめします。
1品7役の実力を4週間で検証
下地・ファンデとしての機能
下地を省いて、スキンケアの最後にこれ1本で仕上げる使い方で4週間通しました。朝8時に塗り始め、職場のエアコン下で日中を過ごし、帰宅前に鏡を確認するという流れです。
夕方のTゾーン(鼻・額)には多少テカりが出ましたが、頬のツヤ感は朝と比べてそれほど崩れませんでした。油分が多い日は、仕上げにルースパウダーを薄く重ねると、化粧もちが改善されました。「10時間持続」は資生堂調べのデータですが、Tゾーンに関しては8〜9時間で崩れが見え始めるといった感触が私の体感です。
コンシーラー機能の実力
頬の気になる赤みや、目の下のくすみへの対応は、単体のコンシーラーほどの効果はありませんでした。「コンシーラー機能あり」というよりも、「全体をなじませる中で色ムラが目立ちにくく見える」というニュアンスです。強いシミやはっきりした赤みを隠したい場合は、ポイントに別のコンシーラーを重ねた方が仕上がりがきれいでした。
保湿機能の実感
無香料処方かつ保湿クリームを兼ねるという設計は、乾燥肌の私には安心でした。塗った直後から保湿されている感触があり、以前の春先に使っていたBBクリーム(別ブランド)でよく起きていた「夕方の口周りの粉浮き」が明らかに少なくなりました。もちろん、スキンケアで十分にうるおいを補ってからの使用が前提です。
SPF50 PA+++の紫外線防御
SPF50・PA+++は、日常の紫外線対策として必要十分な数値です。国内の夏場の外出でも、化粧下地代わりにこれ1本で済ませられる実力があります。ただし、長時間屋外にいる日や、海・プールなど強い直射日光にさらされる場面では、UVスプレーや日焼け止めを別途重ねることをおすすめします。BBクリームは汗で流れやすいため、こまめな塗り直しも現実的ではありません。
4週間で気づいた変化
4週間を通して特に感じたのは、「メイクの時間が短縮できた」という変化です。以前は下地→日焼け止め→ファンデという3ステップに10〜12分かけていましたが、このBBクリーム1本にまとめると5〜6分に短縮できました。
くすみへの対応については、BBクリームを塗った直後の顔色が明るく見える場面が増えました。しかし「くすみが改善された」という性質のものではなく、あくまでカバーによって目立ちにくく見えているという解釈が正確だと思います。継続的なスキンケアでターンオーバーを整えつつ、BBクリームで日々の見た目をサポートするというのが現実的な使い方です。
メリット
- 工程を省けるのが本当に助かる: 下地・UV・ファンデが1本にまとまっているため、時間のない朝でも「日焼け止め忘れた」が起きにくくなりました
- 無香料で敏感肌でも使いやすい: 香りが苦手な方、朝の匂いに敏感な時期(妊娠中など)にも向きやすい処方です。ただし全ての方にアレルギーが起きないわけではありませんので、初めて使用する際はパッチテストをおすすめします
- 乾燥肌でも粉浮きしにくい: 保湿系のBBクリームは重くなりがちですが、テクスチャーが軽く、乾燥肌でも使いやすい仕上がりでした
- ドラッグストアで買えるコスパ: デパコスに比べると価格が大幅に抑えられており、日常使いにしやすいコスト感です
デメリット
- 単体コンシーラーとしての効果は限定的: 強いシミや色ムラをカバーするには、ポイントコンシーラーとの併用が必要でした
- Tゾーンのテカりには弱い: 皮脂崩れが気になる方には、仕上げパウダーとの組み合わせが前提になります。脂性肌の方には物足りなさを感じる可能性があります
- カバー力は中程度: 毛穴の凹凸が深い場合や、濃いシミがある場合は、薄膜で全てをカバーしきれないことがありました。「目立ちにくくなった」という程度の期待値が現実的です
- 色展開が2色のみ: 肌色が濃いめの方や、非常に白い肌の方には対応しきれない可能性があります
向いている人・向いていない人
向いている人
- 朝の時間を短縮したい40代の方: 多工程メイクをシンプルにしたい方に特に向いています
- 無香料にこだわる方: 香料に敏感な乾燥肌・敏感肌の方に安心感のある処方です
- カバーより素肌感を重視する方: ナチュラルな仕上がりが好みの方、毎日の普段メイクに使いたい方
- 乾燥肌・普通肌の方: 保湿系の処方なので、うるおいを補いながらメイクができます
向いていない人
- フルカバーを求める方: コンシーラー的なカバー力が必要な場合、このBBクリーム1本では足りないことがあります
- 脂性肌・テカリが強い方: Tゾーンの皮脂崩れを防ぐ力は弱く、夕方までのもちに不満が出やすい可能性があります
- 毛穴の開きが深い方: 立体的な毛穴の凹凸には、カバー力よりもテクスチャーの充填が必要で、BBクリームではカバーしきれないことがあります
インテグレート グレイシィ vs マキアージュ ドラマティック カバージェリー BB
同じドラッグストアで買えるBBクリームとして、マキアージュ ドラマティック カバージェリー BBと比較してみます。
| 比較項目 | インテグレート グレイシィ プレミアムBB | マキアージュ ドラマティック カバージェリー BB |
|---|---|---|
| 価格・購入 | ¥1,320Amazonで見る → |
¥2,535Amazonで見る → |
| UVカット | SPF50 PA+++ | SPF50+ PA+++ |
| テクスチャー | クリームとジェルの中間、軽め | やや重めのジェル、密着感強め |
| カバー力 | 中程度(素肌感重視) | やや高め(シミ・そばかすをカバー) |
| 仕上がり | セミツヤ・発光感 | うるつや・透明感 |
| 無香料 | あり | あり |
| 内容量 | 35g | 30g |
| おすすめ肌質 | 乾燥肌・普通肌 | 全肌タイプ・シミカバー重視 |
価格帯はインテグレート グレイシィの方が手に取りやすく、内容量も多めです。一方、カバー力を優先するならマキアージュの方が実感が強い印象でした。「できるだけシンプルにコスパよく」を重視するならインテグレート グレイシィ、「薄づきなのにしっかりカバー」を重視するならマキアージュという住み分けです。
よくある質問
Q. 下地なしでそのまま使えますか?
使えます。1品7役の中に化粧下地が含まれており、スキンケアの最後にこれ1本を塗るだけでベースメイクが完成するよう設計されています。ただし、毛穴カバーや崩れにくさを最大限に引き出したい場合は、下地を別途使ってから重ねると仕上がりが安定する場合もあります。
Q. 敏感肌でも使えますか?
無香料処方なので香料に敏感な方にも使いやすい設計ですが、配合成分への反応には個人差があります。初めて使用する際は、腕の内側などでパッチテストを行ってから顔への使用をおすすめします。肌に赤みやかゆみが出た場合は使用を中止し、症状が続くようであれば皮膚科・薬剤師にご相談ください。
Q. クレンジングは必要ですか?
BBクリームはファンデーション同等の色素が含まれているため、洗顔料だけではなくメイク落とし(クレンジング)を使ったダブルクリーニングが適切です。毛穴への色素残りを防ぐためにも、夜はしっかり落とすことをおすすめします。
Q. 日焼け止め効果はどの程度ですか?
SPF50・PA+++は日常使いには十分な数値です。通勤・ランチの外出・日常の生活シーンでの紫外線対策として機能します。ただし、長時間の屋外滞在や海・プールでは別途日焼け止めを重ねることを推奨します。
Q. 40代の乾燥肌に向いていますか?
向いている方と向いていない方がいます。保湿成分が含まれた処方で乾燥感が出にくいこと、無香料で肌への刺激が少ないことは乾燥肌の方に合いやすいポイントです。ただし、乾燥が強い時期はスキンケアでしっかり保湿した上で使用する方が粉浮きしにくくなります。個人差があるため、まずは小面積から試してみることをおすすめします。
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