アイライナーを選ぶとき、「リキッドは綺麗に引けるけれど、毎朝失敗が怖い」「ペンシルは手軽だけど夕方までもつか不安」という気持ちを抱える方は多いのではないでしょうか。
私もその一人です。特にインラインを埋める作業のために、リキッドとは別にペンシルを1本持っておきたいと思っていました。目元への摩擦が少なく、芯の感触がやわらかいものを探していたときに選んだのが、ラブ・ライナー ペンシル(ヌードブラック)でした。
この記事では、4週間毎日使い続けた体感をもとに、描き心地・持続力・5種美容オイルの感触・リキッドとの違いを、できるだけ具体的に書きます。
ラブライナー ペンシルとは:ブランド内での位置づけ
ラブライナー(LoveLiner)は msh のブランドで、リキッドアイライナーのロングセラーとして知られています。0.1mm極細筆で描けるリキッドR5が代表格ですが、同ブランドにはペンシルタイプも展開されています。
リキッドとペンシルの最大の違いは「描くもの」です。リキッドは液体を筆でまぶたに乗せますが、ペンシルは固形の芯を肌に当てて描きます。この違いが描き心地、持続力、仕上がりすべてに影響します。
ラブライナー ペンシルの「ヌードブラック」は、真っ黒ではなくやわらかみのある陰影ブラックという位置づけです。くっきりシャープな線を求める用途というより、目元の自然な陰影を作ること、インラインをやさしく埋めること、を得意としています。繰り出し式なので削る手間がなく、毎日同じ状態で使えます。
ペン先と描き心地:しっとり芯の感触と力の入れ方
しっとりとした芯の第一印象
初めてキャップを外したとき、芯の先が少しだけ光って見えました。オイル配合の芯は湿度がある印象で、まぶたに触れる前から「これは滑らかそう」と感じました。
実際に描いてみると、期待通りでした。まぶたの上をスルッと移動する感覚で、力を入れなくても色が乗ります。リキッドは液体を「置いていく」感触ですが、このペンシルは芯が肌の表面を穏やかになで描くような感覚で、引っかかりがほとんどありません。
摩擦が苦手な目元に使うのに、この感触の違いは大きいと思います。
力の入れ方と線の太さ
ペンシルの線の太さは、芯への圧のかけ方で変わります。軽く当てると細め、少し押し込むと太くなる。この調整がしやすいのが、リキッドとの違いの一つです。
4週間使って感じたのは、インラインを埋める「点置き」の使い方に向いているということでした。まつげとまつげの間を細かく埋める作業は、柔らかい芯が小さな隙間に入り込んでくれて、線として引くというより「埋める」動作ができます。
コツは、繰り出し量を多くしすぎないことです。柔らかい芯の宿命として、出しすぎると折れます。私は毎回1ミリ以下の量を繰り出して使っています。
隙間埋めのしやすさ
インライン(まつげの隙間)を埋める作業は、このペンシルが最も得意な用途の一つです。リキッドの極細筆より芯の方が幅があるため、隙間を一気に埋める感覚があります。
一方、粘膜のギリギリまで深追いするのは避けた方が安心です。涙で芯が溶け出し、下まぶたへの移りが起きやすくなります。まつげの根元の少し外側、皮膚の境界あたりを埋めるのが持続力の面でも目元への負担軽減の面でも合理的でした。
発色と仕上がり:ヌードブラックの色合い
「ヌードブラック」という名称通り、真っ黒ではありません。まつげの影に近い、やわらかみのある黒に近い茶です。目を開けたときに「線を引いた」感より「まつげの密度が上がった」感に近く、自然な陰影が出ます。
一重・奥二重だとまぶたに線が隠れがちですが、インラインのヌードブラックは目を開けた状態でも「目元が締まった印象」として機能してくれました。くっきりしたブラックほど線が主張せず、ただ目元のフレームが少し増した感覚です。
ブルベ・イエベどちらにも比較的なじみやすい色だと感じます。ブラックほど寒色に振れていないし、ブラウンほど暖色でもない。ヌードとついている意味がよく分かりました。
崩れにくさの検証:4週間の記録
日常の通勤・オフィス環境
平日の朝にラインを引いて、冷房が効いたオフィスで8〜9時間過ごすというのが主な使用環境です。乾燥気味のオフィス内では、インラインのヌードブラックは大きくにじむことなく夕方まで残っていました。まつげの隙間が明らかに「消えた」と感じた日は4週間でほとんどありませんでした。
ただし「消えない」ではなく「薄くなりにくい」という表現の方が正確です。引いた直後の濃さが夕方まで完全に保たれるわけではなく、少しずつ馴染んでいく感触があります。
汗・皮脂への反応
真夏の屋外に出た日や、運動後の汗ばんだ日には、インラインが多少にじみました。特に目頭の内側は涙腺の近くなので、汗と合わさると薄くなりやすい場所です。
リキッドと比べると耐性は落ちます。ペンシルの特性として受け入れるべき部分で、汗や涙の多い環境がメインなら、リキッドや耐水系の方が向いています。
こすれへの耐性
目をこする習慣がある方には注意が必要です。ペンシルの芯は柔らかいので、乾いた後でも強くこすると移ります。コンタクトの付け外しのように目元に触れる場面では、指でこする前にアイラインが乗っていることを意識しておく方が無難です。
私は1〜2時間後にはある程度定着して、軽い触れ程度では崩れにくくなる印象を持ちました。引いた直後30分は特に定着前なので、極力触れないようにしています。
5種美容オイルの役割:目元への摩擦軽減の体感
5種類の美容オイル配合は、主に芯の滑りと目元への摩擦軽減に働いています。
使い続けて感じた変化は二つです。まず、描いている最中にまぶたへの引っかかりがほとんどないこと。次に、同じくらいの力で描いても、摩擦による目のかゆみや赤みが出にくかったことです。
目元は皮膚が薄く、刺激が蓄積しやすい部位です。毎日使う道具だからこそ、芯の摩擦が少ない設計は積み重ねで効いてくると感じます。特に乾燥しやすい季節や、まぶたが敏感な方にとって、この配合の意味は大きいと思います。
ただし、美容オイル配合のペンシルは「使うほど目元の肌が整う」というものではありません。化粧品の機能として摩擦軽減の設計をしているということで、医薬品と同じ意味での効能ではありません。
メリット:4週間使ってよかった4つのこと
1. まぶたへの引っかかりが少ない
最も繰り返し感じたのがこれです。朝の急いでいる時間でも、芯が滑らかにまぶたを動くので、力まずに描けます。目元が敏感な日でも引っかかりが少なく、摩擦を感じた記憶がほとんどありません。
2. 繰り出し式で毎日同じ状態から描ける
木軸の削りタイプは芯の尖り具合で描き心地が毎回微妙に変わりますが、繰り出し式は安定しています。削る手間もなく、朝のメイク時間を省けます。地味に大きな利点です。
3. インラインの自然な仕上がり
まつげの隙間を埋めた後のヌードブラックの仕上がりは、線を引いた主張が少なく、目元が少しだけ締まったような陰影感として出ます。「アイライナーを引いています」という主張を避けたいナチュラルメイクに向いています。
4. 油性クレンジングで素直に落とせる
リキッドのフィルム系はお湯オフが必要ですが、ペンシルはふだん使いの油性クレンジングで落とせます。落とすときの摩擦が少なく済む点で、目元ケアの習慣がある方には好都合です。ただし目元は皮膚が薄いので、こすらず「乗せて馴染ませてオフ」が基本です。
デメリット:正直に書く3つの気になる点
1. 持続力でリキッドに劣る
最大の弱点です。汗・皮脂への耐性がリキッドより低く、皮脂量の多い方や夏の屋外が多い方は夕方までラインが保ちにくい可能性があります。「朝引いた通りの濃さが夕方も続いてほしい」という用途には向いていません。インラインの補助的な役割として使うか、帰宅後に化粧直しを前提に使うかで、使い心地の評価が変わります。
2. 細い跳ね上げラインはリキッドに任せた方がいい
芯の幅の問題で、リキッドの0.1mm極細筆のようにシャープに跳ね上げる線は出しにくいです。目尻を細く引こうとして何度も引き直すうちに太くなる、という失敗を4週間で何度か経験しました。跳ね上げのシャープな線はリキッドに、インラインの埋め込みはペンシルに、という役割分担が現実的です。
3. 繰り出しすぎると折れる
柔らかい芯の宿命です。急いで多めに繰り出すと折れます。1ミリ以下ずつ出すのがコツですが、慌てているとやってしまいます。最初の数日は芯が1本折れました。
向いている人 / 向いていない人
ペンシルが向いている人
- アイライナー初心者で失敗してもやり直せる安心感が欲しい方
- インライン(まつげの隙間埋め)を自然な仕上がりでしたい方
- 目元への摩擦負担を減らしたい方
- ナチュラルで陰影のある仕上がりを求める方
- スモーキーなぼかし目元を作りたい方
- リキッドと同ブランドで揃えたい方
ペンシルが向いていない人
- 目尻の跳ね上げをシャープに仕上げたい方(リキッドの方が向いています)
- 皮脂・汗が多く夕方まで崩れにくさを最優先する方
- 一重・奥二重でくっきりとしたラインが見えるようにしたい方
- リキッドの描き味にすでに慣れていて変えたくない方
比較:ラブライナー ペンシル vs UZU アイオープニングライナー
ペンシルとリキッドの比較ですが、実際にアイライナーを選ぶときに「ペンシルとリキッドのどちらにするか」と並んで悩みやすいのが「同価格帯で何を選ぶか」という問いです。ここでは同じく目元に優しい設計として名前が挙がりやすい UZU アイオープニングライナーと、ラブライナー ペンシルを比べます。
| 項目 | ラブライナー ペンシル | UZU アイオープニングライナー |
|---|---|---|
| タイプ | ペンシル(繰り出し式) | リキッド(極細筆) |
| 仕上がり | ふんわり自然な陰影ブラック | 竹炭・麻炭の深みある漆黒 |
| 持続力 | 中(皮脂で薄くなりやすい) | 高(ウォータープルーフ処方) |
| お湯オフ | 対応(油性クレンジングで落とせる) | 対応(ぬるま湯でオフ可能) |
| 染料フリー | 非公表 | 染料フリー設計 |
| 描き心地 | まぶたへの引っかかりが少ないやわらか芯 | 大和匠筆採用の極細ライン |
| インライン | 得意(やわらか芯で隙間を埋めやすい) | やや難しい(リキッドは深追い不向き) |
| 跳ね上げライン | 苦手 | 得意(極細筆でシャープ) |
| 向いている用途 | インライン・ナチュラルメイク | くっきりフレーム・ウォータープルーフ希望 |
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— |
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2本を実際に使ってみた体感から言うと、役割がはっきり異なります。UZU は「一日中落ちないくっきりとしたラインを引きたい日」に向いていて、ラブライナー ペンシルは「ナチュラルに目元を整えて、負担を少なくしたい日常に」向いています。どちらが上という比較ではなく、用途で選ぶのが正しいと思います。
よくある質問
Q1. ラブライナー ペンシルは目元が敏感な方でも使えますか?
商品の設計として5種美容オイル配合で摩擦軽減を意図していますが、肌への影響は個人差があります。目元が敏感な方は、最初に二の腕の内側などで少量試してから使い始めると安心です。使用中に赤み・かゆみ・腫れが出た場合はすぐに使用を中止してください。肌トラブル時は医師・薬剤師にご相談ください。
Q2. リキッドと併用するなら、どちらを先に引けばいいですか?
リキッドを先に引いてから、ペンシルをインライン補足に使うのがおすすめです。ペンシルで引いた上にリキッドを重ねると、芯の成分でリキッドがよれる場合があります。順番は「リキッドで外側のラインを引く → 乾いてからペンシルでインラインを埋める」が実用的です。
Q3. 繰り出し式ペンシルの正しい使い方を教えてください。
使う分だけ少量(1mm以下)を繰り出し、描いた後はしっかりキャップを閉めるのが基本です。柔らかい芯は繰り出しすぎると折れやすいので、描く前に「少しだけ出す」を意識してください。芯が折れてしまった場合は、断面が平らになるように整えてから使えばそのまま使用できます。
Q4. ペンシルのインラインを使うと「マイボーム腺詰まり」が心配です。
粘膜ぎわへの長時間の直接接触はマイボーム腺を詰まらせる可能性があるという指摘があります。このペンシルを使う際も、粘膜の非常に近い場所への深追いは避け、まつげの根元あたりを埋める使い方にとどめるのが安心です。目のかゆみや充血が続く場合は使用を中止し、眼科にご相談ください。
Q5. ヌードブラックはブルベとイエベどちらに合いますか?
ヌードブラックは真っ黒より柔らかいやわらか陰影ブラックという位置づけなので、ブルベ・イエベ問わず比較的なじみやすい色です。ブラックほど寒色に振れていないし、ブラウンほど暖色でもない中庸な色なので、パーソナルカラーで迷っている方の最初の1本として選びやすいと思います。

