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メイクアップ

LUNASOL アイカラーレーションN #21 ピーチフュージョン レビュー:デパコスらしい発色と使いやすさを検証

LUNASOL アイカラーレーションN #21「ピーチフュージョン」を2週間使い込みました。ピーチ系4色のグラデーションはなめらかな粉質と透け感のある発色が特徴で、イエベ春・イエベ秋の肌に素直に馴染む設計です。付属チップ2本で手順が完結するため、デパコスパレットの入門として取り組みやすい1本でした。

LUNASOL(ルナソル)のアイカラーレーションNは、カネボウのプレミアムラインが誇るフラッグシップアイシャドウパレットです。シリーズ全体の中でも「#21 ピーチフュージョン」は、夏の肌に乗せたときに肌が内側から紅潮しているように見える、透き通ったピーチ系の4色で構成されています。

私はイエベ春寄りの肌質で、コーラルやピーチ系が肌に素直に馴染みやすいタイプです。「デパコスの4色パレットを1本手元に置くなら」と考えたとき、SUQQU でも ADDICTION でもなく LUNASOL を選んだのには理由がありました。2週間、日常メイクとセミフォーマルなシーンの両方で使い込んだ体験を、正直な感触でお伝えします。

結論:#21 ピーチフュージョンは誰に向いているか

先に結論から書きます。

おすすめできる人:

  • イエベ春・イエベ秋で、コーラル・ピーチ系の色が肌に馴染みやすい方
  • デパコスの4色パレットをはじめて買う方(グラデーションが設計として完成しているため)
  • なめらかな粉質と透け感のある発色を求めている方
  • 「夏らしい、でも派手すぎない目元」を作りたい方

向いていない人:

  • ブルベ夏・ブルベ冬でクール系・ローズ系を好む方
  • マット仕上げを優先する方(#21 はパールとシマーが中心の構成)
  • 予算をプチプラ〜中価格帯に収めたい方(デパコス価格帯のパレット)

以上が2週間の実感ベースの結論です。

#21 ピーチフュージョンの4色カラー構成と特徴

パレットを開いた瞬間の印象は「ピーチとコーラルの4段階の濃淡」でした。右上の最も明るいシアーピーチから、左下の深みコーラルブラウンまで、4色が段階的に並んでいます。

各色の役割

右上(ハイライトカラー):白みがかったシアーピーチ。眉下のアイホール全体と涙袋に広げるベース用の色です。塗り立てはほぼ透明に近い発色ですが、肌に乗せると「何もついていないのに肌がきれいに見える」ような自然な輝きを加えます。

左上(メインカラー):ピュアなピーチピンク。アイホール中央に乗せると、まぶた全体がピーチ色に染まる中心色です。パールの粒子が非常に細かく、ギラつかずに透け感のある発色になります。私がこのパレットで最も気に入っている色で、この1色だけで仕上げた日もありました。

右下(グラデーション色):コーラルベージュ。左上のピーチから自然なグラデーションを作るための中間色で、まぶたの折り目から奥のハーフに乗せると奥行きが出ます。イエベ肌のオレンジみとよく馴染む色調です。

左下(締め色):深みのあるコーラルブラウン。目のキワだけに細く入れるか、奥二重・一重の方が折り目にのみ使うと、派手になりすぎずグラデーションの輪郭が締まります。色が濃いため、付属の太チップではなく細チップで少量ずつのせるのがポイントです。

パウダーの粉質について

アイカラーレーションNは「心地よくほどけるなめらかなパウダー」という表現が公式でも使われていますが、実際にパレットから指でとった瞬間、密度の高さと柔らかさが同時に伝わってきます。チップで取ると適量がコントロールしやすく、指で取るとまぶたへの密着感が増します。どちらの取り方でも、粉っぽさが出ず均一に伸びるのがこのパウダーの特徴です。

他のデパコスパレットと比べると、粉質のしっとり感はルナソルがやや上回る印象がありました。同価格帯の SUQQU デザイニングカラーアイズ と比べると、SUQQU はどちらかといえばサラッとした質感で、ルナソルはしっとりとまとわりつくような粉質です。好みが分かれるところですが、乾燥まぶたの方にはルナソルの粉質の方が合いやすいと感じています。

実際の使い方:グラデーション手順

パレット付属の太チップ・細チップを使った基本の手順を書きます。

ステップ1:太チップで右上のシアーピーチを取り、まぶた全体(アイホール)に広げます。目を閉じたときに見える範囲全体に薄く広げるイメージで、眉下まで伸ばして問題ありません。

ステップ2:太チップを軽く払って、左上のピュアピーチを取り、アイホールの中央から目頭にかけてのせます。まぶた全体がピーチ色に見える状態が完成する重要な工程です。色が薄い場合は指腹でポンポンと重ね押しします。

ステップ3:細チップかアイシャドウブラシで右下のコーラルベージュを取り、まぶたの奥のハーフ(二重の折り目より内側)に乗せます。目頭〜中央の幅に収めて、外側はグラデーションが自然に広がるように境界を指でぼかします。

ステップ4:細チップで左下の締め色を少量取り、目のキワだけに細く引きます。アイラインの代わりとして使う感覚で入れると、アイライナー不要のナチュラルな目元が完成します。締め色を入れすぎると重くなるため、少量ずつ調整してください。

仕上げ:目を開けた状態で確認して、グラデーションの境目が目立つ場合は指かブラシで境目を軽くぼかします。涙袋には右上のシアーピーチをのせると、目元全体に立体感が出ます。

付属チップのみで完結しますが、アイシャドウブラシを使うとグラデーションのエッジがよりなだらかになります。特にステップ3のコーラルベージュをぼかす工程は、ブラシの方がムラが出にくいです。

メリット

1. 発色の透け感とピーチの色みのバランス

#21 のピーチ系4色は、「発色する」というより「肌にピーチの色みが重なる」という感覚に近いです。まぶたの素肌感を残しながら色が乗るため、厚塗りになりにくい。それでいて色がないわけでなく、日中光の下でも「ピーチメイクをしている」と伝わる存在感があります。この透け感と発色のバランスは、安価なパレットでは出しにくい質の高さだと感じました。

2. 4色の設計が完成している(初心者でもグラデが決まる)

ルナソルのアイカラーレーションNは、「この4色をこの順番で乗せればグラデーションが完成する」という設計がパレット内で完結しています。どの色をどこに乗せるかを迷う必要がなく、付属のチップ(太・細の2本)だけで手順が完結します。デパコスのアイシャドウパレットを初めて買う方にとって、設計の完成度は ADDICTION の単色文化より明らかに取り組みやすいと感じました。

3. 粉質のなめらかさがデパコスらしい

指でパレットに触れた瞬間から違う感触——これがデパコスのアイシャドウを使う理由の一つだと思っています。ルナソルのパウダーは密度が高くてしっとりしていて、塗るときの「ひっかかり」がほぼありません。チップに取った瞬間に適量が均一につき、まぶたの上でムラなく広がります。乾燥がちなまぶたの日でも粉飛びが少なく、朝に仕込んだ発色が夕方まで大きく崩れませんでした。

4. 太チップ・細チップの付属で用途が分かれている設計

アイカラーレーションNには太チップと細チップが1本ずつ付属します。太チップはアイホール全体に大きな色を広げる工程に使い、細チップは締め色を目のキワに細く入れる工程に使います。チップを使い分けるだけで、1つのパレットで「ベース広げ → 陰影 → 締め」の3工程が完結します。ブラシが手元にない日や旅行中でも、付属チップだけで仕上がりの完成度が保てるのは実用的でした。

デメリット

1. 価格がデパコス帯のため、試しにくい

デパコスの4色パレットとして妥当な価格帯ではありますが、「まずピーチ系が肌に似合うか試してみたい」という初期段階では手が出しにくい価格です。

¥7,700Amazonで見る →プチプラの同系色パレットで方向性を確かめてから購入するか、デパートのBAさんにテスターで試してから決める流れが安全です。

2. 季節・シーズン性への不安

#21 ピーチフュージョンは夏の紅潮感をコンセプトにした色設計で、夏〜秋初旬には特によく映える色です。一方、秋冬の落ち着いたメイクの季節になると、明るいピーチが若干「季節から外れた」印象に感じることがあります。年中使えるパレットを求めている方には、テラコッタや深みブラウンを含む SUQQU #10 夕茜のような秋冬向きのパレットの方が稼働率が高くなる可能性があります。

3. ブルベ肌には色みが馴染みにくい

ピーチ・コーラル系のパレットはイエベ肌(特にイエベ春)と相性が良く、黄みのある肌に溶け込むように馴染みます。ブルベ夏・ブルベ冬の肌にのせると、ピーチのオレンジみがやや浮いて見えることがあります。ブルベの方でこのパレットを使いたい場合は、左上のピュアピーチのみを薄く使う「単色使い」にとどめるか、涙袋だけに右上のシアーピーチを乗せる部分使いが現実的な運用です。個人差があります。

イエベ・ブルベ別の向き不向き

パーソナルカラー #21 ピーチフュージョンとの相性 運用アドバイス
イエベ春 ◎ 最も馴染みやすい 4色フルで使用可。全工程通りで完成
イエベ秋 ○ 馴染む 締め色は少量で。コーラルが温かみを増す
ブルベ夏 △ 工夫が必要 ピュアピーチ(左上)の薄使いのみ推奨
ブルベ冬 △ 浮きやすい 締め色だけチーク的に使う部分使い向き

イエベ春の方にとっては、まさに「このパレットのために作られた」と感じられるほど肌と色みが合います。私自身がイエベ春寄りの肌質で、左上のピュアピーチをアイホールに広げた瞬間に「色が浮かない」という安心感を感じました。ピーチ系が肌のアンダートーンと調和しているためか、「メイクしている感」が出すぎず、自然に目元に色がある状態になります。

ブルベの方が使う場合は、ピーチのオレンジみが強い色(右下のコーラルベージュ・左下の締め色)は避けて、最も明るい右上のシアーピーチと左上のピュアピーチのみで完結させると、浮きが出にくくなります。ただし、パレットの設計本来の使い方ではなくなるため、満足度という意味ではイエベの方の方が圧倒的に高くなります。

デパコス比較:SUQQU・ADDICTION との違い

項目 LUNASOL #21 SUQQU デザイニングカラーアイズ #10 ADDICTION ザ アイシャドウ
価格・購入 ¥7,700Amazonで見る → ¥6,333Amazonで見る → ¥4,250Amazonで見る →
色設計 4色完結パレット 4色完結パレット 単色文化(組み合わせ自由)
パーソナルカラー イエベ春・イエベ秋 イエベ秋・大人肌 カラーによる(99色以上)
粉質 しっとり・密着系 サラッと・軽い系 クリーム寄りのパウダー
フィニッシュ パール・シマー中心 パール・ラメ中心 パール/マット/スパークル選択式
初心者向け度 高い(チップ付き・手順完結) 高い(4色設計済み) やや難しい(単色の組み合わせ)
得意なシーン 夏〜初秋・ピーチ系メイク 秋冬・テラコッタ系メイク 年中・色選びで自由に変えられる

3ブランドの中でどれを最初の1本にするかは、パーソナルカラーと使いたいシーズンで決まります。イエベ春でこれからデパコスパレットを試したい方には、#21 ピーチフュージョンは設計のわかりやすさと色の馴染みやすさの両面で、入門として取り組みやすいと感じています。

SUQQU との違いは粉質とパーソナルカラーの得意な方向です。SUQQU #10 はイエベ秋・秋冬向き、LUNASOL #21 はイエベ春・夏向き——という季節とカラータイプの住み分けがあります。どちらかを選ぶ前提なら、自分のパーソナルカラーと使いたい季節で選ぶのが最もシンプルです。詳しくはSUQQU デザイニングカラーアイズ #10 夕茜レビューもあわせて確認してみてください。

よくある質問

Q. ルナソルのアイカラーレーションNは季節限定ですか?

A. ルナソルは毎シーズン新色を展開しており、一部のカラーは季節限定で展開されます。#21 ピーチフュージョンはピーチ系の夏向けカラーとして展開されたものです。購入を検討している場合は、デパートや公式サイトで在庫状況を確認してから購入を進めることをおすすめします。人気カラーは早い段階で売り切れる場合があります。

Q. 付属チップだけで仕上がりますか?ブラシは必要ですか?

A. 付属の太チップ・細チップだけで基本のグラデーションは完成します。ただし、グラデーションの境目をよりなめらかにしたい場合や、細かいコントロールをしたい場合は、アイシャドウブラシ(フラットブラシ+ブレンディングブラシの2本)があると仕上がりが安定します。旅行中や時短メイクの日は付属チップのみで問題なく使用できます。

Q. 目元がかぶれやすい敏感肌ですが、使えますか?

A. アイシャドウは目のまわりという皮膚が薄い部位に使うため、敏感肌の方は特に注意が必要です。初めて使う場合は二の腕の内側で48時間のパッチテストを行い、異常がないことを確認してから目元への使用に移ることを強くすすめます。パッチテスト済みの表記がある製品でも、全ての人にアレルギーが起きないわけではありません。使用中に赤み・かゆみ・腫れなどが出た場合はすぐに使用を中止し、症状が続く場合は肌トラブル時は医師・薬剤師にご相談ください。アイカラーレーションNは化粧品であり、医薬品ではありません。

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