シミ・そばかすをカバーしたい。でも厚塗りには見せたくない。マスクを一日中つけていても、外したときに頬のカバーが崩れているのは嫌だ——そんなベースメイクの悩みを抱えている方に、マキアージュ ドラマティック カバージェリー BBを4週間試した体感をお伝えします。
資生堂のマキアージュは、「大人の肌」に向けた設計で長年支持されているブランドです。そのラインナップの中でも、このカバージェリー BBは「薄づきなのにシミ・そばかすまでカバー」「SPF50+・PA+++で日焼け止めも兼ねる」「マスクへの色移りを抑えた崩れにくさ」という3つを1本に凝縮した仕上がり系BBクリームです。
マキアージュ ドラマティック カバージェリー BBとは
マキアージュは資生堂が展開するメイクアップブランドで、「ドラッグストアで手に入るデパコス寄りの設計」として40代前後の方に継続的に選ばれています。その中のドラマティック カバージェリー BBは、BBクリームでありながらファンデーション代わりの仕上がりを狙った製品です。
主な特徴は4つあります。
- 美肌ジェリーコート処方: うるおいと透明感が長続きするジェリーテクスチャー
- シミ・そばかすのカバー: 薄づきでありながら色ムラを均一に整える
- SPF50+・PA+++: 日中の紫外線をしっかりカット、日焼け止めを別で重ねる手間を省ける
- マスクへの色移りを抑えた処方: 一日中マスクをつける環境でも崩れにくい
容量は30gのチューブタイプ。無香料・全肌タイプ対応で、敏感肌の方にも使いやすい設計です。
テクスチャーと肌へのなじみ方
チューブを初めて開けたとき、出てきたのは「とろっとしたジェル」という質感です。一般的なBBクリームのクリーミーさとも、リキッドファンデの流れる感じとも違う、独特のジェリーテクスチャーです。
指先に少量取って頬に乗せると、肌の上でゆっくりと広がりながら「張り付く」感覚があります。指で伸ばしていくと均一に薄く広がり、鏡で確認したときには「肌に溶け込んだ」ような透明感が出ています。厚みやマットな粉感がなく、スキンケア直後の肌がそのまま整ったような仕上がりに近いです。
特に感じたのは、のばしやすさと密着感の両立です。量を少なめにしても広がりが均一で、重ねた分だけカバー感が増していく設計になっています。私は最初、少量を全顔に薄く広げたうえで、シミが気になる頬だけもう1層重ねる使い方に落ち着きました。
仕上がりはツヤ感のあるうるつや肌で、セミマットやマット仕上げを好む方には少し光り過ぎに感じる可能性があります。「素肌っぽいツヤ感」「スキンケア後のような透明感」が好みの方には、このテクスチャーは向いています。
成分と処方の解説
美肌ジェリーコート処方とは
マキアージュが独自処方として掲げている「美肌ジェリーコート処方」は、うるおい成分をジェリー状のベースで均一に肌に密着させることで、長時間保湿感が続くように設計されています。
一般的なBBクリームではクリーム状の油分が肌を覆うのに対し、ジェリー処方ではより薄い膜が均一に広がりやすく、厚塗り感を抑えながらカバーを実現しています。
SPF50+・PA+++の意味
SPFは紫外線B波(UV-B)を防ぐ指標で、SPF50+は「素肌に比べて日焼けするまでの時間を長く延ばす効果」を意味します。数字が大きいほどUV-Bカットの持続力が高い設計です。
PAは紫外線A波(UV-A)を防ぐ指標で、PA+++は「かなりの効果がある」レベルです。
通勤・買い物・外出中など、日常の活動範囲でこのBBクリームだけで日焼け止めを兼ねることは、十分可能なスペックです。ただし、屋外での長時間活動・海やプールでは、塗り直しが必要です。
カバー力の仕組み
シミ・そばかすのカバー力は、顔料の量と広がり方のバランスによって変わります。マキアージュのカバージェリーBBは「薄づきでありながら色ムラをカバー」を目指した設計で、少量でも均一に伸びる質感が特徴です。
厚塗りでカバーするのではなく、薄い膜が肌の凹凸にフィットしてシミの輪郭を目立ちにくくするという発想です。完全に隠したい濃いシミは、コンシーラーとの併用が現実的です。
4週間使い続けた変化と実感
1週目:テクスチャーに慣れる
使い始めは「量の加減」に慣れるまで時間がかかりました。クリームより流れやすいため、一度に出す量が多いと広げすぎてしまいます。パール粒1個よりやや少ないくらいが、顔全体に薄く伸ばすのにちょうどいい量でした。
仕上がりはツヤ感が強めで、最初の数日は「光り過ぎかな」と思いました。ただ、Tゾーンだけ軽くパウダーを乗せると、頬のツヤを残しながらテカりを抑えられることに気づきました。
2週目:マスクへの色移り検証
私が最も期待していたのが「マスクへの色移りを抑えた処方」でした。2週目は意識的にマスクの使い心地を観察しました。
結論から言うと、色移りの少なさは実感できました。従来使っていたリキッドファンデと比べると、マスクの内側の色付きが明らかに減っていました。ただし「ゼロではない」というのが正直なところで、特にマスクを外す回数が多い日や蒸れやすい環境では、ある程度の移りは出ます。
3週目:崩れにくさの限界を知る
3週目は、崩れにくさを意識的に確認しました。通勤・昼食・デスクワーク・帰宅という日常の動線で観察した結果は以下の通りです。
- 午前中(起床〜12時): 仕上がりのツヤが保たれている。Tゾーンの皮脂は少し出始める
- 昼食後(12〜15時): Tゾーンのテカりが出てくる。頬のカバーは均一に保たれている
- 夕方(15〜18時): Tゾーンのテカりが目立ち、小鼻の脇のカバーが少し薄くなる感覚
夕方の崩れは皮脂の多い方にはやや目立ちますが、頬のシミカバーは意外と長持ちします。Tゾーンの皮脂崩れが気になる方は、下地に皮脂吸着系を仕込む合わせ技がおすすめです。
4週目:日焼け止め効果の実感
4週目は梅雨明けの晴天が続き、SPF50+のUVカット力を実感できました。これまでBBクリームの上に日焼け止めを重ねていた習慣をやめて、このBBクリームだけにした日も、夕方の肌のほてりや翌朝の赤みが出なかった日が続きました(ただし長時間の外出は避けました)。
無香料処方であることも、4週間使い続けて改めて良かったと感じた点です。暑い時期に顔の近くで香りを感じないのは、個人的には快適です。
メリット:4週間使って良かった点
メリット1:薄づきなのにシミ・そばかすをカバーする
このBBクリーム最大の強みはここです。厚塗りしなくても、薄い膜が均一に広がることで色ムラやそばかすが目立ちにくくなります。「ファンデを重ねた重さ」がなく、スキンケア後の肌に近い透明感が出ます。
メリット2:SPF50+・PA+++で日焼け止めを別途重ねる手間が減った
日常の外出範囲では、このBBクリームだけで日焼け止めを兼ねられる場面が増えました。ベースメイクの工程が1ステップ減る日があるのは、朝の忙しい時間帯には大きな違いです(長時間の屋外活動では塗り直しが必要です)。
メリット3:無香料で使い続けやすい
香料が入っていないため、暑い季節でも気になるにおいがなく、敏感な方や職場でのメイクに配慮が必要な方にも選びやすいです。
メリット4:マスクへの色移りが少ない
従来のリキッドファンデと比べると、マスクの内側の色付きが明らかに減りました。マスクを一日中着用する環境での使い心地が改善されました。
デメリット:正直に書いておきたい点
デメリット1:セミマット・マット仕上がりを好む方には光り過ぎる
ツヤ感が出やすい処方のため、皮脂が多め・テカりを気にする方には「仕上がりが光り過ぎ」と感じる可能性があります。Tゾーンにパウダーで対応できますが、全顔マット派には向いていません。
デメリット2:濃いシミの完全カバーは難しい
「薄づきカバー」が設計思想のため、長年蓄積した濃いシミや深い色素沈着を完全に隠すことは難しいです。コンシーラーとの併用が必要になる場合があります。
デメリット3:Tゾーンの皮脂崩れは夕方に出やすい
皮脂量が多い混合肌の方は、夕方のTゾーン崩れがやや目立ちます。皮脂吸着系の下地を先に仕込む対策が有効です。
デメリット4:プチプラ帯と比べると価格がやや高め
ドラッグストアで買えるBBクリームの中では、プチプラのキャンメイクやインテグレート グレイシィと比べると価格帯が上になります。購入の目安は下の商品リンクをご確認ください。
向いている肌・向いていない肌
このBBクリームが向いている方
- シミ・そばかすが気になり、薄づきでカバーしたい方
- SPF50+で日焼け止めとベースメイクを1本にまとめたい方
- マスクを一日中つける環境で崩れが少ないBBを探している方
- 無香料処方で刺激に配慮したい敏感肌の方
- スキンケア後のようなツヤ感・透明感を大切にしたい方
このBBクリームが向いていない方
- セミマット・マット仕上がりを好む方(ツヤ感が強く出るため)
- 脂性肌で全顔の皮脂崩れが気になる方(Tゾーン対策が必要)
- 濃いシミを完全にカバーしたい方(コンシーラー併用が必要)
- プチプラ帯に予算を抑えたい方
エテュセ フェイスエディション(BBクリーム)との比較
同じ「ドラッグストアで買えるBBクリーム」として、エテュセ フェイスエディション(BBクリーム SPF50・PA+++)と比較してみます。
| 比較項目 | マキアージュ カバージェリーBB | エテュセ フェイスエディション BB |
|---|---|---|
| 価格・購入 | ¥2,535Amazonで見る → |
(別記事参照) |
| テクスチャー | ジェリーテクスチャー・とろみ | クリーム寄り・伸びやすい |
| 仕上がり | ツヤ感・うるつや | ナチュラルセミマット寄り |
| カバー力 | 中〜高(シミ・そばかすに強い) | 軽め〜中(ナチュラルカバー) |
| SPF/PA | SPF50+・PA+++ | SPF50・PA+++ |
| マスク対応 | 色移りを抑えた処方 | 特記なし |
| 無香料 | あり | 品番による |
| 向いている肌 | 乾燥肌・ツヤ重視 | 普通肌〜軽いカバーで十分な方 |
私の使い分けとしては、シミ・そばかすが気になる日や日差しが強い日はマキアージュ、「軽く整えればいい休日」にはエテュセという感じです。カバー力とSPFのスペックではマキアージュに軍配が上がりますが、より軽い仕上がりを求めるならエテュセのナチュラル感が向いています。
よくある質問
Q. マキアージュ カバージェリーBBは、日焼け止めを重ねなくても大丈夫ですか?
A. SPF50+・PA+++のスペックですので、通勤・買い物・室内外の移動程度であれば、このBBクリームだけで日焼け止めを兼ねることは可能です。ただし、海・プール・長時間の屋外活動の場合は、汗や摩擦で落ちるためSPFの効果が低下します。塗り直しを意識するか、別途日焼け止めを重ねることを検討してください。
Q. 敏感肌でも使えますか?
A. 無香料・全肌タイプ対応の処方で、刺激に配慮した設計になっています。ただし全ての人にアレルギーが起きないわけではありません。初めて使う際はまず二の腕の内側などで少量テストを行ってから使用することをおすすめします。個人差があります。肌に異常が出た場合はすぐに使用を中止して、肌トラブル時は医師・薬剤師にご相談ください。
Q. 乾燥肌にも使えますか?
A. 美肌ジェリーコート処方によるうるおい感があり、乾燥肌の方にも使いやすいテクスチャーです。スキンケアを丁寧に済ませてから塗ることで、仕上がりの乾燥感を出にくくします。ただしBBクリームは医薬品ではありません。あくまでメイクアップ製品であり、スキンケアの代わりにはならないため、化粧水・乳液を先にしっかり浸透させてから塗布するのが基本です。
Q. コンシーラーと一緒に使えますか?
A. 使えます。このBBクリームで全顔を薄く整えたあと、気になるシミや色素沈着の上だけコンシーラーを重ねると、必要最低限のカバーを厚塗り感なく実現できます。コンシーラーはポイントで使い、全顔はBBで軽く整えるという発想が40代以降の肌には馴染みやすいです。
Q. 崩れたときの化粧直しはどうすればいいですか?
A. Tゾーンや小鼻の皮脂が出てきたら、ティッシュかパウダーブラシで軽く押さえるだけで十分です。BBクリームの重ね塗りは、崩れた上に膜が増えてヨレの原因になります。日中のタッチアップはパウダーのみで、BBの塗り直しは最小限にするのがきれいに保つコツです。
