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シャンプー

ミルボン ジェミールフランを3週間使ったレビュー:熱に反応するツヤ感の実力

ドライヤーの熱でツヤが出るという「ヒートグロス処方」に半信半疑で手を伸ばしたのが3週間前。カラーを繰り返してパサつきが気になっていた髪が、乾かし終わった後に見た目が変わりました。サロン専売品ならではのヒートグロス処方は、3週間の使用でドライヤー後のツヤ感という形で実感できました。

カラーを年に5〜6回繰り返していると、毎年秋あたりから毛先のパサつきが目立ちはじめます。ドラッグストアのシャンプーを何本か試しても「悪くはないが、特別よくもない」が続いていたところで、美容師さんからすすめられたのがミルボン ジェミールフランでした。

「ドライヤーの熱でツヤが出る」という説明が正直ピンとこなくて、最初はサロンで試しに使ってもらうだけのつもりでした。でも自宅に持ち帰って3週間使い続けたところで、乾かした後の鏡の前での反応が変わりました。

以下では、ヒートグロス処方の仕組みから洗浄力の実感、向いている人・向いていない人まで、3週間の体験をベースに書きます。


ミルボン ジェミールフランとは

ミルボン(MILBON)は美容師向けのプロフェッショナルブランドとして展開している日本のヘアケアメーカーです。サロン専売品が主軸で、ドラッグストアでは通常扱いがありません。

ジェミールフランシリーズの中でシャンプー S(サテンスムース)は、ツヤ感とさらさら感を両立させたいダメージ毛向けの設計です。主な特徴は次の4つです。

  • ヒートグロス処方でドライヤー熱を利用しながら見た目のツヤ感をアップ
  • シルキーアミノ(ココイルメチルタウリンNa)配合でさらさらな手触りに整える
  • 加水分解ヒアルロン酸・ケラチン補修成分配合で毛髪保護をサポート
  • スカルプケア成分(グリチルリチン酸2K)配合で頭皮にも配慮

ヒートグロス処方とは何か:成分から理解する

「ドライヤーの熱でツヤが出る」という処方の仕組みは、次のとおりです。

ヒートグロス処方の核心は、熱を受けると毛髪のキューティクルに作用してツヤを整えるコンディショニング成分の配合にあります。具体的には、加熱によって吸着力が変化する特定のポリマー成分が、ドライヤーの温風を当てることでキューティクルを均一に覆い、光の反射が整うという設計です。

つまり「ドライヤーで乾かせば乾かすほど仕上がりがよくなる」のではなく、「適切な温度の熱が当たったときに成分が機能する」ということです。

実際に使って確認したのは次の点でした。自然乾燥だけで終わらせた日は、ドライヤーを使った日と比べて毛先のまとまりが一段落ちました。ヒートグロス処方の恩恵は、ドライヤーを使うことが前提の処方であると理解してから使うと、効果を感じやすいです。


3週間使った体感:週別の変化

1週目:洗浄力と泡立ちの確認

最初に感じたのは泡立ちのきめ細かさです。シルキーアミノ(ココイルメチルタウリンNa)を主洗浄成分としたアミノ酸系処方は、ラウレス硫酸Na系の市販品と比べると泡立ちに時間がかかります。ただ、少量のお湯を手のひらに取って予備泡立てをしてから頭皮に乗せると、きめ細かいクリーミーな泡が安定しました。

洗い上がりの頭皮の感触は「突っ張らない、かゆくならない」が明確でした。以前使っていたラウレス硫酸Na配合の市販品では、洗い上がりから30分くらいで頭皮がかゆくなることがあったのですが、1週目からそれがありませんでした。

2週目:ドライヤー後の変化を確認

2週目に入ったあたりで、ドライヤーを当てた後の毛先の反応が変わりはじめました。以前は毛先を乾かすと広がりやすかったのですが、ジェミールフランに切り替えてから、乾かした後の毛先がすっと落ちるようになりました。

この段階でヒートグロス処方の効果が実感に近づきました。鏡の角度によっては、毛先に光が反射して見えるシーンが出てきました。

3週目:継続使用での定着感

3週目は「これを使い続けるかどうか」の判断に集中しました。毛先のパサつきは1週目より明らかに落ち着いていて、乾かした後のまとまりが安定しています。

ただし、シャンプー単体での変化には上限があります。この商品はトリートメントやアウトバストリートメントと合わせて使うことで、ヒートグロス処方の効果がより引き出される設計です。シャンプー単体で使い続けた私の体感では「手触りは改善、ツヤ感は良くなるが劇的ではない」という正直なところです。


メリット:3週間使ってよかった4つのこと

1. 頭皮が突っ張らない・かゆくならない

アミノ酸系洗浄成分(シルキーアミノ= ココイルメチルタウリンNa)の低刺激性は、頭皮の乾燥が気になる人に明確なメリットです。硫酸塩系の洗浄成分と比べて洗浄後のpH変動が穏やかで、頭皮のバリア機能をあまり乱さない設計です。

3週間使い続けて、頭皮のかゆみが洗い上がりに出たことは一度もありませんでした。

2. ドライヤー後の毛先がまとまる

上で書いたとおり、ドライヤーを使った後の毛先の広がりが落ち着きました。カラーでダメージがある毛先は、乾かしたときに広がりやすいのですが、ジェミールフランに切り替えてから「乾かすほどまとまる」感覚が出てきました。

ヒートグロス処方というコンセプトが、実感として確認できた点です。

3. 洗い上がりのさらさら感が心地よい

洗い流した直後の手触りが、以前使っていたシャンプーより明らかにさらさらとしていました。ケラチン補修成分と加水分解ヒアルロン酸が絡まった毛のほぐれを助けているためと思われます。タオルドライのときに毛が引っかかる回数が減りました。

4. 頭皮ケア成分が配合されている

グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)は医薬部外品の有効成分として頭皮の炎症を抑える効果が認められた成分です。ジェミールフランはシャンプー(化粧品分類)なので有効成分としての明示ではありませんが、頭皮環境を整える成分として配合されている点は、頭皮の状態が気になる人にとってプラスの要素です。


デメリット:正直に書くこと3つ

1. 価格帯がドラッグストア品より高い

サロン専売品という性格上、市販のアミノ酸系シャンプーと比べると価格帯が上になります。500mlを継続使用する場合のコストは、ドラッグストアで入手できるBOTANISTやアミノメイソンと比べると差があります。

「毎日のシャンプー代にどこまでかけるか」という問題は個人の判断ですが、コスパを優先するなら市販品を使いながら必要なときだけサロン品に切り替えるという方法も現実的です。

2. ドラッグストアで購入できない

サロン専売品なので、急に「今日切れた」という状況では補充が難しいです。Amazonや楽天での購入は可能ですが、近所のドラッグストアでは基本的に売っていません。在庫が少なくなったら早めに注文するか、サロンで購入するかのどちらかになります。

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3. 効果はトリートメントとセットで最大化する

シャンプー単体で3週間使った私の体感では、ツヤ感の変化は「確実にある、でも劇的ではない」という範囲でした。ミルボンの処方設計は、ジェミールフランのトリートメント・ヘアマスクと組み合わせて使うことでヒートグロス処方の効果が重なる設計になっています。

シャンプーだけを購入して「思ったほど変わらなかった」という感想になる場合、トリートメントとのセット使いを試していないことが多いです。最初からセットで試すか、シャンプーのみで使い続けてから評価するかを決めておくとよいです。


向いている人・向いていない人

向いている人

  • カラーやパーマを繰り返してダメージがある髪
  • ドライヤーを毎日使うルーティンがある人
  • 頭皮の突っ張り・乾燥・かゆみが気になる人
  • ツヤ感を出したい・毛先の広がりを落ち着かせたい人
  • 成分にこだわってシャンプーを選びたい人

向いていない人

  • 細くやわらかい猫っ毛で、ふんわり感を優先したい人(さらさら感が強く出るため、ボリューム感が落ちる可能性があります)
  • コスパを最優先したい人
  • 近所のドラッグストアで気軽に補充したい人
  • 自然乾燥派・ドライヤーをほとんど使わない人(ヒートグロス処方の効果が出にくいです)

市販品との違い:サロン専売品を選ぶ理由

「なぜわざわざサロン品を選ぶのか」という問いに正直に答えると、私の場合は洗浄成分の配合設計です。

ドラッグストアで手に取れる多くの市販シャンプーは、成分表の1〜2番目にラウレス硫酸Na・ラウリル硫酸Naが並んでいます。これらは泡立ちがよく洗浄力が高い反面、頭皮への刺激がアミノ酸系より強い傾向があります。アミノ酸系シャンプーの選び方についてはアミノ酸シャンプーおすすめ7選でも詳しく書いています。

ジェミールフランのように、シルキーアミノ(ココイルメチルタウリンNa)を主洗浄成分に、ケラチン補修・ヒートグロス処方を重ねた配合設計は、サロン品ならではの成分投資量があってこそです。

同じアミノ酸系でも価格帯で成分のグレードと配合量に差があります。「アミノ酸シャンプーと書いてあれば同じ」ではないため、成分表を読む習慣を持つことが選択の精度を上げます。成分表の読み方はシャンプーの成分表示の見方でまとめています。


他のサロン品との簡易比較

商品 洗浄成分 特徴 価格・購入
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ノンシリコンシャンプー全般から選びたい場合はノンシリコンシャンプーおすすめ8選が参考になります。


よくある質問

Q. ジェミールフランはどこで購入できますか?

A. ミルボンのサロン専売品なので、通常のドラッグストアでは取り扱いがありません。担当の美容院で購入するか、Amazon・楽天市場などのオンラインショップで購入できます。購入リンクは本記事の商品カード(こちら)からも確認できます。

Q. シャンプーSとシャンプーHの違いは何ですか?

A. ジェミールフランシリーズには「S(サテンスムース)」と「H(ハピネスグロー)」の2タイプがあります。Sはツヤ感とさらさら感を重視した設計で、ダメージ毛の広がりを落ち着かせたい人向けです。Hはより軽い仕上がりを目指した設計で、細い髪・猫っ毛の人に合わせています。今回レビューしたのはS(サテンスムース)です。

Q. ドライヤーを使わない場合でも効果がありますか?

A. 洗浄成分のアミノ酸系による頭皮への低刺激効果は自然乾燥でも得られます。ただし「ヒートグロス処方」の核心であるドライヤー熱によるツヤ感の向上は、熱を当てることが前提の処方です。自然乾燥が多い方は、ヒートグロス処方の効果を実感しにくい場合があります。

Q. カラーした直後から使えますか?

A. アミノ酸系洗浄成分で低刺激な処方のため、カラー後の頭皮が敏感な状態でも比較的使いやすい設計です。ただし、カラー後すぐは頭皮・髪のコンディションが変化しているため、まず少量でお試しください。強い刺激や異常を感じた場合は使用を中止してください。心配な場合はサロンの担当美容師さんに確認するのが確実です。

Q. 敏感な頭皮でも使えますか?

A. アミノ酸系処方は一般的に硫酸塩系より頭皮への刺激が少ないとされています。グリチルリチン酸2Kの配合も頭皮環境を整えるうえでプラスの要素です。ただし香料や配合成分への感受性は個人差があります。肌トラブル時は医師・薬剤師にご相談ください。

Q. 市販のアミノ酸シャンプーとの差を感じるのはどのくらいかかりますか?

A. 私の体感では1週間で「洗い上がりの感触の差」が出て、2週目でドライヤー後の変化を感じはじめました。ただし個人差があります。髪のダメージ状態・もともと使っていたシャンプーの種類・ドライヤーの使用頻度によって体感の速さが変わります。


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