「ミノンのローションI とII 、どっちが自分の肌に合うの?」——その疑問をそのまま肌で試してみました。
私はもともとローション II(もっとしっとり)を乾燥の激しい季節のメイン化粧水にしていました。乾燥性敏感肌の私には II の保湿感がありがたかったのですが、「じゃあ、軽やかなI はどんな人に合うのか」を自分の肌で確かめたくて、2ヶ月間ローション I に切り替えて使い込みました。個人差があります。医薬品ではありません。
ミノン アミノモイスト ローション I しっとりとは
ミノン アミノモイスト モイストチャージ ローション I しっとりタイプは、第一三共ヘルスケアのミノンブランドが展開する敏感肌・乾燥肌向け保湿化粧水です。ブランドは製薬会社として長年、バリア機能に着目した低刺激処方を研究してきています。
基本スペック
- 分類:化粧品(医薬部外品ではありません)
- 内容量:150mL(約90日分)
- 無香料・無着色・弱酸性・アルコールフリー処方
- パッチテスト済み(全ての人にアレルギーが起きないわけではありません)
9種の保湿アミノ酸 + 11種のうるおいアミノ酸
ローション I のいちばんの特徴は、9種の保湿アミノ酸と11種のうるおいアミノ酸、合計20種ものアミノ酸系保湿成分が配合されている点です。皮膚の角質層には天然保湿因子(NMF)が存在しており、その主成分がアミノ酸です。NMFは肌が外部の乾燥から水分を保持するために欠かせない成分で、アミノ酸系化粧水はこの角質層の本来の保湿機構に寄り添うアプローチを取ります。
ローション II(もっとしっとり)とは配合成分の系統は同じですが、保湿成分の種類の組み合わせや配合バランスに差があり、テクスチャと保湿感が異なります。
化粧品分類であることの意味
先に押さえておきたいのは、ローション I は 化粧品 分類だという点です。キュレル 潤浸保湿化粧水やイハダ 薬用ローションが医薬部外品として「肌荒れを防ぐ」有効成分を明示しているのとは異なり、ローション I は「肌にうるおいを与える」「肌のキメを整える」といった化粧品として標榜できる効能効果の範囲で設計されています。
有効成分ベースで「肌荒れを防ぐ」効能を求めるなら医薬部外品に向かうべきで、ローション I はその方向ではありません。この前提を理解した上で使うと、使用感の評価がフェアにできます。
ローション I としっとり:2ヶ月使った使用感
テクスチャ:ローション II より明らかに軽やか
ボトルを開けて手のひらに出した瞬間から、ローション II との違いはわかります。II はシロップのような粘性があるとろみ系でしたが、I はサラサラに近い水寄りのテクスチャです。粘性はほとんどなく、指に乗せると素直に流れます。
肌に伸ばすと、さっと広がってスーッとなじんでいく感覚。重さや引っ張りを感じることなく、薄い膜が一層入ったような感触で落ち着きます。
乾燥の激しい冬場に II を使っていた私には、「これは季節が変わったとき用だな」という直感がありました。実際に2ヶ月使い込んでみて、その直感は外れていなかったと感じています。
保湿感:「うるおいを蓄える」という感覚
I の保湿感を II と比べると、明確に軽やかです。ただ、使い続けていると「軽い=物足りない」ではないとわかります。
私が2ヶ月通じて感じたのは、「II はとろみで保湿をしている感」「I はうるおいを蓄えてベースを整えていく感覚」という表現がいちばん近いかもしれません。I を使った翌朝の肌が「整っている」という印象があり、それが蓄積することで肌のベースラインが少しずつ安定していきました。
もちろん、これは私の体感です。個人差があります。
なじんでもべたつかない
アミノ酸系の特徴として「なじんだ後にべたつきが残りにくい」があります。I は特にこの傾向が強く出ています。伸ばした後に手のひらをほほに当てても、サラサラに近い感触です。
べたつきを気にする混合肌の方、夏場や梅雨の時期にも使いたい方には、II よりも I の方がストレスが少ないと感じます。Tゾーンに化粧水が残る感覚が苦手な方にも向いています。
コットンでもハンドプレスでも使いやすい
II の場合はとろみがあるためコットンに吸われてしまいがちで、ハンドプレス推奨でした。I はテクスチャが軽めなので、コットンでのパッティングでも肌に届きやすい印象です。
コットンパッティング派の方には、II より I の方が使い方の選択肢が広いと感じます。
使用量の目安:ポンプ2〜3押し
ボトルのポンプは、1押しの量がやや少なめです(ローション II と同様の傾向)。私は2押しを手のひらに出してハンドプレスで顔全体に馴染ませ、乾燥が気になる日はさらに1押し重ねています。慣れるまでは適量をつかむのに少し時間がかかるかもしれません。
ローション I とローション II の違い:比較表
2種類を実際に使い比べた私の体感を、比較表でまとめます。
| 比較項目 | ローション I(しっとり) | ローション II(もっとしっとり) |
|---|---|---|
| テクスチャ | 水寄り・サラサラ系 | とろみあり・シロップ系 |
| 保湿感 | 軽やか・ベース整えの感覚 | 濃厚・じわじわ包む感覚 |
| べたつき | ほぼなし | 残りにくいが II より存在感 |
| コットン適性 | コットン・ハンドプレス両方OK | ハンドプレス推奨 |
| おすすめ季節 | 春〜秋、混合肌の冬 | 乾燥の強い秋〜冬 |
| おすすめ肌質 | 通常乾燥肌・混合肌・乾燥肌の春夏 | 乾燥性敏感肌・冬場の乾燥が強い肌 |
| 価格・購入 | ¥1,880Amazonで見る → |
別記事参照 |
どちらを選ぶかは、乾燥の強さと季節、Tゾーンの脂性感次第です。迷う場合は店頭のテスターで両方を左右の頬に少しずつ試すのが結局は近道です。
メリット:2ヶ月使って良かった4つのポイント
1. アミノ酸系の穏やかな設計が肌に寄り添う
20種のアミノ酸系保湿成分が、角質層の天然保湿因子(NMF)に近い成分系統で肌のうるおいを与えます。強い刺激や存在感のある成分で「効かせる」タイプではなく、肌本来の保湿機構を穏やかに支える方向性です。
ゆらぎ肌の時期、花粉時期の不安定な肌状態でも、余計な刺激を与えずに使い続けられました。
2. 無香料・無着色・アルコールフリーの低刺激処方
香料や着色料が肌への刺激になりやすい方、アルコールで乾燥感が出やすい方にとって、これらがゼロの処方は安心感につながります。弱酸性であることも、肌のpH環境を乱しにくい設計としての意味があります。
初めて使う化粧水を選ぶときの「余計なものを入れない」という指標で見ると、ローション I はこの観点で明確な強みがあります。
3. べたつきが残らず、化粧のりへの影響が少ない
なじんだ後のサラサラ感は、化粧下地やファンデーションを重ねるベースメイクステップに自然につながります。化粧水の油膜感が残るとファンデーションがよれやすくなりますが、I はその心配がほぼありませんでした。
春夏のスキンケアや、日中のべたつきが気になるTゾーンに使うのに特に向いています。
4. 約90日分の容量で継続しやすい
150mLという容量は、1日2回使用で約90日分相当です。「試してみて合わなかったら損」を気にする方にも、90日間腰を据えて使い込める量は実用的です。ミノンのアミノ酸系設計は変化がゆるやかで、続けることで体感が積み上がるタイプなので、この容量設定は理にかなっています。
デメリット:買う前に知っておきたい3つの注意点
1. 化粧水単体では保湿が完成しない
I は軽やかなテクスチャのため、化粧水だけで保湿を完了させようとすると物足りなさを感じます。同シリーズのモイストミルクやモイストバリアクリームで蓋をして初めて保湿のサイクルが完成します。化粧水1本で完結させたいオールインワン派の方には、この設計が向かない場合があります。
2. 化粧品分類なので「肌荒れを防ぐ」効能は標榜されていない
前述のとおり、ローション I は化粧品分類です。花粉時期の急性期の肌荒れ対策、湿疹・肌荒れ予防を化粧水に期待する方には、医薬部外品のキュレルやイハダの方が期待値に合う可能性があります。
3. アミノ酸系の変化はゆるやか
使い始めた翌朝から「劇的に変わった」と感じるタイプの処方ではありません。私の体感では、2〜3週間ほど続けてから「なんとなく肌のキメが整ってきた気がする」という変化でした。すぐに手応えを確認したい方には、変化の出方が地味に感じられる可能性があります。
こんな方に合いやすい / 向かない方
合いやすい方
- 通常の乾燥肌で、化粧水の重さやべたつきが苦手な方
- 混合肌でTゾーンの油分とUゾーンの乾燥を同時に扱いたい方
- 春〜秋の乾燥が中程度の時期に使う保湿化粧水を探している方
- 無香料・アルコールフリーの穏やかな処方を希望する敏感肌の方
- コットンパッティングを続けたい方
向かない方
- 乾燥が激しく、化粧水で重めの保湿感を求める方(→ ローション II の方が合いやすいです)
- 化粧水1本で保湿を完了させたい方(→ オールインワンジェルなど別剤形を検討)
- 「肌荒れを防ぐ」効能のある有効成分を求める方(→ キュレルやイハダなど医薬部外品が向きます)
他の敏感肌向け化粧水との比較
ローション I を検討しているなら、同時に候補に上がりやすいのが同シリーズのローション II とキュレルです。
| 商品 | 分類 | テクスチャ | 保湿感 | 主な保湿成分 | 価格・購入 |
|---|---|---|---|---|---|
| ミノン アミノモイスト ローション I | 化粧品 | サラサラ水寄り | 軽やか | 9種保湿+11種うるおいアミノ酸 | ¥1,880Amazonで見る → |
| キュレル 潤浸保湿化粧水 III | 医薬部外品 | とろみあり・密着系 | しっかり重め | セラミド機能成分・弱酸性 | ¥1,927Amazonで見る → |
| イハダ 薬用ローション とてもしっとり | 医薬部外品 | しっとり保護系 | 保護膜寄り | 高精製ワセリン・抗炎症有効成分 | ¥2,950Amazonで見る → |
保湿の重厚感を優先するならキュレル、刺激への防御と沈静ならイハダ、アミノ酸系の穏やかな軽やかさならローション I という棲み分けです。どの化粧水も「敏感肌向け」のカテゴリに入りますが、アプローチの系統が違うので、自分の肌の主な悩みを先に決めてから選ぶのが確実です。
ミノン アミノモイスト ローション I の使い方
私が2ヶ月で確立したルーティンを参考として共有します。
洗顔後すぐに
洗顔直後の、まだ肌がやや湿っているタイミングで使います。水気を完全に拭き取ってから使うよりも、タオルで優しくおさえて水気が残った状態でなじませると、うるおいの浸透が感じやすかったです。
手のひら2押し〜3押し
ポンプ2押しを手のひらに出し、指先で軽くなじませてからハンドプレスで顔全体に押し込みます。頬・額・鼻・顎の順に、手のひら全体で優しく押さえます。コットン派の方はコットンにたっぷり染み込ませてから顔全体にやさしく押しあてます。
30秒〜1分後に次のステップへ
なじんだと感じたら、間を置かずに乳液やクリームで蓋をします。アミノ酸系化粧水は油分による蓋があって初めて保湿が完成するので、この次のステップを省くと効果が半減します。
よくある質問
Q. ローション I(しっとり)とローション II(もっとしっとり)はどちらを選べばいいですか?
A. 乾燥が強い方・乾燥性敏感肌の方・冬場が中心の方はローション II 、通常の乾燥肌〜混合肌の方・春〜秋使いが中心の方・べたつきが気になる方はローション I が合いやすいです。同じアミノ酸系の設計思想で、テクスチャと保湿感の段階が違います。迷ったら店頭で両方のテスターを試すのが最も確実な判断方法です。
Q. ミノン アミノモイスト ローション I は医薬部外品ですか?
A. 化粧品分類です。医薬部外品ではないため、「肌荒れを防ぐ」「ニキビを防ぐ」といった有効成分ベースの効能効果は標榜されていません。化粧品として「肌にうるおいを与える」「肌のキメを整える」といった効能の範囲での設計です。花粉時期の急性期の肌荒れ予防を主な目的にするなら、医薬部外品のキュレルやイハダを先に検討してください。
Q. 敏感肌・ゆらぎ肌でも使えますか?
A. 無香料・無着色・弱酸性・アルコールフリーのパッチテスト済み処方で、敏感肌・乾燥肌向けに設計された化粧水です。私自身の乾燥性敏感肌での使用感は穏やかでした。ただし、全ての人に合う保証はどこにもありません。初めて使う際はパッチテストを行い、ピリつきや赤みが出た場合は使用を中止して肌トラブル時は医師・薬剤師にご相談ください。
Q. 化粧下地の前に使っても大丈夫ですか?
A. 2ヶ月の使用で、化粧下地やファンデーションへの影響は感じませんでした。なじんだ後のべたつきが少なく、ベースメイクの工程に自然につながります。ただし、乳液やクリームで蓋をしてから下地に進む方がファンデーションのよれが起きにくいです。


