「NARSのオーガズム、プチプラで代わりになるものはないの?」と探して行き着くのが、たいていセザンヌ ナチュラルチークN 01です。どちらもピーチ系のパウダーチークで、どちらも「血色感を自然に足す」というコンセプト。外箱だけ並べると確かに似ています。
でも、私が両方を手元に置いて交互に使ってみると、向いている人・場面・仕上がりの方向性はかなり違いました。
この記事では、NARS #ORGASM(4013N)とセザンヌ ナチュラルチークN 01を「発色とテクスチャ」「仕上がり」「密着・持続力」「パーソナルカラー適性」「コスパ」の5軸で正直に比較します。「プチプラの代替を探している方」にも「デパコスに上がる価値があるか迷っている方」にも、どちらの答えにも使えるように書きました。
スペック比較表
| 比較項目 | NARS ブラッシュ N #ORGASM(4013N) | セザンヌ ナチュラルチークN 01 ピーチピンク |
|---|---|---|
| ブランド | NARS(デパコス) | セザンヌ(プチプラ) |
| 価格・購入 | ¥3,997Amazonで見る → |
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| テクスチャ | パウダー(シマーミックス+ゴールドパール) | パウダー(パール入り控えめ) |
| 内容量 | 4.8g | 記載なし(コンパクト型) |
| 仕上がり | 血色感+ゴールド艶、立体的 | ナチュラル発色、素肌感のあるツヤ |
| パール密度 | 高め(ゴールドパールが主張あり) | 控えめ(さりげない光沢) |
| パーソナルカラー適性 | イエベ春・秋、ブルベ夏にも広く対応 | イエベ春・秋に特に向く |
| ブランド区分 | 化粧品(カナダ製) | 化粧品(無香料処方) |
| 購入場所 | デパート・セレクトショップ・オンライン | ドラッグストア・バラエティショップ・オンライン |
価格は流通状況によって変動します。購入前に各リンク先でご確認ください。
5軸の比較
1. 発色とテクスチャ:似て非なるピーチピンク
どちらもピーチ系ピンクのパウダーチークですが、ブラシに取った瞬間から触感が違います。
NARS #ORGASM のパウダーは、プレス(固め)の状態でもブラシを当てると粒子がふわっと舞い上がるような細かさがあります。ゴールドパールがパウダー全体に均一に配合されていて、手の甲に取るとゴールドの光がはっきり見えます。発色自体はピーチピンクですが、光の反射で「艶っぽく明るい」印象が強いのが特徴です。
セザンヌ ナチュラルチークN 01 は、同じパウダーでも質感はさらっとしています。プレスの密度がやや高く、ブラシで取るとパウダーがしっかりとブラシに乗る感覚があります。パールは入っていますが粒子が細かく控えめで、手の甲に出しても「ピーチピンクの粉」という印象が先に来ます。
発色の方向性としては:
- NARS:シマーミックスの影響で「透明感のある血色感と艶」が同時に出る
- セザンヌ:パールが控えめなぶん「ピーチ色そのものの発色」が率直に出る
「チークの色だけが欲しい」という方にはセザンヌの方が使いやすく、「チークと艶感を同時に完結させたい」という方にはNARSが向いています。
2. 仕上がり:立体的な血色感 vs 素肌感のナチュラル
頬にのせてからの仕上がりが最も大きく違う点です。
NARSをブラシで頬骨の高い位置にのせると、ゴールドパールが光を返して頬全体に立体感が生まれます。ハイライターを別で使わなくても、チークをのせた面が自然に浮き上がって見える効果があります。特に屋内の温かい照明の下では頬に柔らかい光が当たっているような仕上がりになります。
セザンヌは「頬をチークでほんのり染める」という感覚に近いです。パールの光が控えめなので、チークをのせた後も「素肌の続き」に見えます。ノーメイクの顔に少し血色感を足した、という方向に近い仕上がりです。
私の感覚では:
- NARS:「丁寧に仕上げたメイク感」が出る。外出・週末・夜メイク向き
- セザンヌ:「チークをのせたことを意識させないナチュラル感」が出る。普段使い・オフィス向き
どちらが良い悪いではなく、その日に何を狙いたいかで選ぶのが正解だと思います。
3. 密着・持続力:昼過ぎの頬で差が出る
持続力を比べるために、同じベースメイク(リキッドファンデ+フェイスパウダー)をのせた後に両方を試しました。
昼過ぎ(4〜5時間後)の状態
NARSは、皮脂が多い方ではゴールドパールのきらめきが少し落ちてくる場合があります。ただ、血色感は残っていることが多く、「艶だけが落ちた」という状態になります。崩れた感じより「少し落ち着いた」という方向です。
セザンヌは、もともとパールが控えめなので「朝と昼でほぼ変わらない」という印象が強かったです。脂性肌の方や皮脂が出やすいTゾーンに近い頬でも、セザンヌのさらっとした粉質は比較的安定して残ります。
崩れにくさという観点だけで言えば、私の肌ではセザンヌの方がシンプルに長持ちしました。NARSのゴールドパールの艶感は時間とともに変化するぶん、仕上がりを維持したい方は昼過ぎにチークを薄く足す習慣をセットにするのが現実的です。
ただ、NARSはその「落ち着いた後の状態」でも血色感は残るので、崩れてベースがムラになるわけではありません。パールの艶が欲しい方は午後に足す、血色感だけで十分な方はそのままでも気にならない、という運用になります。
4. パーソナルカラー別の向き不向き
チーク選びでパーソナルカラーが最も影響するポイントです。両方ともピーチ系ですが、適性にはっきりとした差があります。
イエベ春(1st Spring)
両方とも向いています。NARSのゴールドパールはイエベ春の肌の黄みに溶け込んで「透明感のある明るい仕上がり」になります。セザンヌのピーチ系ピンクも黄み肌との相性が良く、血色感が自然に出ます。
どちらを選ぶかは「艶感を足したいかどうか」で決まります。ナチュラルに血色感だけ欲しいならセザンヌ、ハイライト代わりの艶も同時に欲しいならNARSが向いています。
イエベ秋(2nd Autumn)
NARSの #ORGASM(4013N)はイエベ秋の落ち着いた肌にも馴染みますが、ゴールドパールが明るい印象を出すので、「イエベ秋らしいスモーキーなアースカラーのメイク」を作りたいときは浮く場合があります。セザンヌは控えめな発色なので、イエベ秋のブラウンやテラコッタ系のメイクとも組み合わせやすいです。
ブルベ夏(1st Summer)
NARSの #ORGASM(4013N)はピーチピンクにゴールドパールが入るため、「ゴールドが黄みに見える」可能性があります。ただし、ブルベ夏の中でも柔らかく明るい印象を作りたい方には、ゴールドパールの艶感が上手く効くケースもあります。セザンヌ 01のピーチは黄みを含んでいるため、ブルベ夏の方には温度感が合わずに頬だけ浮く場合があります。
ブルベ夏の方がどちらかを選ぶなら、カウンターでNARSのテスターを頬にのせて確認する方が確実です。
ブルベ冬(2nd Winter)
どちらもピーチ系で青みが弱いため、ブルベ冬の方には注意が必要です。NARSのゴールドパールが「黄み寄りに見えて浮く」という感想を見ることがあります。セザンヌも同様に黄みを含むピーチなので、ブルベ冬の方には別の色味のチークの方が自然に仕上がる可能性が高いです。ブルベ冬の方は、ローズやラズベリー系のチークも候補に入れることをおすすめします。
5. コスパ:価格差8倍前後、値段分の価値があるか
率直に書きます。
NARSとセザンヌの価格差は8倍前後あります。「デパコスだから圧倒的に優れている」「プチプラで十分代替できる」、どちらの単純な答えも正確ではないと私は感じています。
セザンヌで十分な方:
- 普段のメイクで「血色感だけ自然に足せればいい」
- オフィスやデイリーメイクで、チークを主張させたくない
- ゴールドパールの艶感が不要
- チーク予算を他のコスメに使いたい
NARSの価格差が活きる方:
- チークとハイライトを1本で完結させたい
- ゴールドパールの立体的な艶感を目的として選んでいる
- デパコスのパウダー粒子の細かさを肌で実感したい
- 4.8gを長期間使い続けることを前提にしている
NARSは内容量が4.8gあり、毎日使っても1年半以上使えます。価格を使用期間で割って考えると、コスパが悪いわけではありません。ただ「プチプラのセザンヌでできること」とは向いている仕上がりの方向性が違うので、「安く同じものを手に入れたい」という用途ではなく、「NARS独自の仕上がりが欲しい」という場合に選ぶのが正直な答えです。
セザンヌを「NARSの代替」として選ぶのではなく、セザンヌはセザンヌとして「ナチュラルな血色感パウダーチーク」の完成品として評価すると、どちらの選択も納得できます。
どちらがおすすめか
NARS #ORGASM(4013N)がおすすめな方
- 週末・お出かけ・夜メイクなど、丁寧に仕上げたい場面がある方
- ゴールドパールの立体的な艶感をチークで出したい方
- イエベ春・秋を中心に、ブルベ夏にも対応できる万能1本を選びたい方
- 長期間使い続けることを前提に、デパコスへの投資を考えている方
セザンヌ ナチュラルチークN 01がおすすめな方
- デイリーのナチュラルメイクで、チークを主張させずに血色感だけ足したい方
- オフィスメイクでパールの主張を抑えたい方
- イエベ春・秋で、自然なピーチの発色が欲しい方
- パウダーチークを初めて試す方、または複数本のローテーションに加えたい方
よくある質問
Q1. セザンヌはNARSの代替になりますか?
A. 「ピーチ系パウダーチークで血色感を足す」という目的であれば代替に近い役割は果たせます。ただし、NARSのゴールドパールによる立体的な艶感はセザンヌには出せません。「NARSと同じ仕上がりをプチプラで」という用途には答えられませんが、「自然な血色感パウダーチークをプチプラで」という用途には十分に応えられます。目的によって答えが変わります。
Q2. パーソナルカラーがわからない場合、どちらを選べばいいですか?
A. セザンヌ ナチュラルチークN 01の方がリスクが低いです。控えめなパール発色で、ピーチ系ピンクの中でも比較的ニュートラルな色みなので、パーソナルカラーを問わず比較的なじみやすい傾向があります。NARSのゴールドパールは黄み寄りの光を放つので、ブルベ冬の方には「浮いた」と感じる可能性があります。まず手軽に試したいならセザンヌから始めるのが安全です。個人差があります。
Q3. 2本を併用することはできますか?
A. できます。私自身が試している方法として、普段のデイリーメイクではセザンヌをベースに薄く入れ、週末や外出の日はNARSをその上から薄く重ねるという使い分けが安定しています。セザンヌで血色感の土台を作り、NARSのゴールドパールで艶感を足す、という考え方です。ただし重ねるとNARSのパールが強調されるので、手の甲での払いを丁寧に行うことが仕上がりの鍵になります。
Q4. どちらが肌荒れしにくいですか?
A. どちらも化粧品区分のパウダーチークで、セザンヌは無香料処方です。肌への刺激については個人差があります。新しいチークを使い始めるときは少量から始め、肌に異常を感じたら使用を中止してください。肌トラブルが続く場合は医師・薬剤師にご相談ください。
Q5. 混合肌・脂性肌にはどちらが崩れにくいですか?
A. 私の体感では、セザンヌの方が崩れにくい印象でした。さらっとした粉質で皮脂を吸収しやすく、午後になっても血色感が安定して残ります。NARSはゴールドパールの艶感が皮脂と混ざって「落ちた感」が出やすいです。テカりが気になる混合肌・脂性肌の方は、セザンヌをデイリーに使い、NARSを乾燥しやすい季節や夜メイク用に使い分けるのが現実的です。

