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メイクアップ

SUQQU デザイニング カラー アイズ レビュー:発色・グラデーション・持ちを正直に評価

SUQQU デザイニング カラー アイズ 10「夕茜」を4週間、イエベ秋の目元で使い込みました。ルーセントピグメント配合のテラコッタ系4色パレットが、グラデーションの作りやすさ・持続性・デパコスとしてのコスパの面でどう機能するか、正直に評価しています。

デパコスのアイシャドウパレットを初めて手に取ったのは、百貨店のコスメフロアを通りかかったときでした。ガラスケースの中に並ぶ、そのシンプルで質感の高いパッケージと、4色が並んだ夕茜のカラーパレット。「デパコスってこういうことか」と感じた瞬間でした。

私はイエベ秋寄りの肌質で、テラコッタ・オレンジブラウン系の色が肌に馴染みやすいと感じています。SUQQU デザイニング カラー アイズ 10「夕茜」は「秋のアイシャドウの定番を探している」というタイミングで購入し、4週間ほど日常メイクと休日メイクの両方で使い込みました。

発色・グラデーションのしやすさ・持続性・コスパまで、4週間の実使用を通じて正直に書きます。


SUQQU デザイニング カラー アイズとは

SUQQU(スック)は、資生堂が手がける日本のプレミアムコスメブランドです。2003年の立ち上げ以来、デパートのコスメカウンター専売という位置づけで、陰影メイクを軸にした日本人の肌への高い馴染みを追求してきました。

「デザイニング カラー アイズ」は、そのSUQQUのアイシャドウパレットラインの代表的なシリーズです。ブランドが力を入れているのは「ルーセントピグメント」と呼ばれる独自の発色技術で、光を拡散・反射する成分が配合されており、色を重ねても厚みが出ずに奥行きと立体感が出る発色を特徴としています。

10「夕茜」は、テラコッタ系のアースカラー4色で構成されたパレットです。「夕茜」という名前が示す通り、秋の夕空のような温かみのある色調が全4色に流れていて、イエベ秋の肌に置いたときの「溶け込む感覚」が他にはない使い心地を生み出しています。


カラー・質感・テクスチャー詳細:10「夕茜」の4色構成

10「夕茜」の4色は、次のような役割分担で構成されています。

左上:ベースカラー(明るいベージュテラコッタ) まぶた全体に広げるベースカラーです。テラコッタ系の明るいベージュで、肌に乗せると「素の肌がきれいになった」ような温かみが出ます。イエベ秋の方がこの色だけをアイホール全体に広げても、それだけで目元が整います。発色はシアーで、肌のアンダートーンを活かしながら色が乗ります。

右上:ハイライトカラー(シャンパンゴールドパール) 眉骨下・まぶた中央・涙袋に使うハイライトです。パールが細かく、ラメ感よりも上品な艶感に仕上がります。指の腹で取ってまぶたの中央にトントンと置くと、光が拡散する自然な立体感が生まれます。目元に「内側から光っている」印象を与えるハイライトです。

左下:中間色(くすみテラコッタ・主役カラー) 二重幅・アイホールに乗せるメインカラーです。4色の中で最も「夕茜らしさ」が出る1色で、このパレットの核心です。くすんだテラコッタが、イエベ秋の肌に置かれると温かく「なじむ」というより「溶ける」感覚があります。発色は純色に近い鮮やかさがありながら、乗せた瞬間に肌と一体化する独特の感触があります。ルーセントピグメントの効果がはっきりわかる色です。

右下:締め色(ダークブラウン・チョコレート系) まつげの際・目の奥行きを作るための締め色です。チョコレートブラウンに近い深みのある色で、これをまつげ際に細く入れることで目元にしまりが生まれます。イエベ秋の肌にはこのダークブラウンが自然に馴染みます。

テクスチャー

4色共通して、ブラシで触れた瞬間に「空気に触れているかのような」なめらかさがあります。プチプラとデパコスのテクスチャーの差が最も出るのはこの感触で、ブラシに取った瞬間の粉質の細かさと肌への乗り方が明らかに違います。指で取っても、ブラシで取っても、まぶたに密着する感触に「硬さ」がなく、すっとなじんでいきます。


成分・処方の特徴:ルーセントピグメントの役割

SUQQU デザイニング カラー アイズの発色の核心は「ルーセントピグメント」と呼ばれる処方です。

通常のアイシャドウは、色素(ピグメント)が光を吸収して発色します。それに対してルーセントピグメントは、光を「透過・拡散」させながら発色する性質を持っています。この光学的な違いが、10「夕茜」の独特の「重ねても厚みが出ない」仕上がりの理由です。

色を重ねるとき、通常の処方では層が積み重なって「厚塗り感」が出やすいです。ルーセントピグメントの場合、色の層を光が通り抜けながら発色するため、重ねるごとに色の濃さは上がっても、肌との境界線がぼやけずにシームレスにグラデーションが溶け合います。

この処方の恩恵は「グラデーションの失敗がしにくい」という実用的な強みに直結しています。少し不均一に塗っても「境界線が光で溶ける」ような仕上がりになり、グラデーションの完成度が上がります。


実際のメイク工程:グラデーションの作り方・使い方

4週間の使用を通じて、最も自然に仕上がった工程を共有します。

ステップ1:アイシャドウベースを薄く仕込む

まぶたの皮脂を抑えてテクスチャーを密着させるため、クリームタイプのアイシャドウベースを薄くのばします(アイシャドウプライマー特集で選んだクリームタイプを使用)。量は少なめで十分です。多すぎるとパウダーの馴染み方が崩れます。

ステップ2:左上ベースカラーをアイホール全体に

ブレンディングブラシで左上の明るいベージュテラコッタをまぶた全体(アイホール)に広げます。薄く均一に広げる工程で、この段階ではっきりした発色は出なくて大丈夫です。土台を整える工程です。

ステップ3:左下メインカラーを二重幅に

指の腹、または付属チップで左下のくすみテラコッタを二重幅に置きます。指で取ると発色が高くなり、ブラシで取ると柔らかく拡散します。最初は少量から始めて、重ねて調整するのが失敗を防ぐコツです。

ステップ4:右下締め色をまつげ際に

フラットブラシで右下のダークブラウンをまつげの際に細く入れます。目の幅全体に入れてもよいですし、目尻の3分の1だけに入れても目元が引き締まります。

ステップ5:右上ハイライトをまぶた中央と眉骨下に

最後に右上のシャンパンゴールドパールを指の腹で取り、まぶたの中央にトントンと置きます。眉骨下にも薄く広げると、目元全体に立体感が出ます。

この5ステップで、5〜10分程度でグラデーションが完成します。ルーセントピグメントの恩恵で、各色の境界線が自然に溶け合って仕上がるため、「グラデーションが苦手」という方にも使いやすい構成だと感じました。

締め色の幅で印象を変える

#10 の締め色は発色が素直で調整しやすく、幅を変えるだけで印象がかなり変わります。

  • 目尻 1/3 だけ → シアーな秋色メイク。オフィスや日常使いに
  • 目のキワ全体に細く → くっきりした秋冬の陰影メイク。休日・デートに
  • 下まぶたのキワにも細く入れる → 目元に縦幅が出てアイシャドウパレットらしい存在感が出る

私は平日は目尻 1/3 の使い方が多く、週末に締め色を全体に入れて目元を引き締める使い方をしています。


4週間使った変化・持続性

4週間の使用で気づいたことを正直に書きます。

発色の変化

使い始めの1週間は、発色の強さとルーセントピグメントの「溶け方」に慣れる時間でした。プチプラのパウダーシャドウと比べて、同じ量を取っても発色が強く出る感覚があり、最初は左下のメインカラーを乗せすぎて「濃すぎた」と感じる日が何度かありました。2週目以降は適切な量が掴めて、思い通りの濃さでグラデーションを作れるようになりました。

持続性

アイシャドウベースを使用した状態で、平均的な日(オフィス勤務・エアコン環境)では8〜9時間後の化粧直し時に発色が残っていることを確認しました。4色全体として「そのままキープ」ではなく、締め色の部分がやや薄くなる傾向があります。しかしベースカラーとメインカラーは比較的安定していて、夕方の化粧直しで締め色だけ足し直す程度で対応できます。

ベースなしの状態では、まぶたの皮脂の多い日は3〜4時間でメインカラーがヨレ始める印象があります。アイシャドウベースの使用は前提だと感じます。

ヨレ・粉落ち

粉落ちは4週間を通じてほぼ気になりませんでした。ルーセントピグメント配合の処方が肌に密着するためか、まぶたから頬への粉飛びが少ない点は評価できます。


メリット:4週間使ってよかった5つの瞬間

1. グラデーションが自然に決まる

ルーセントピグメントの発色は、色の境界線が「境界」として目立たず、自然に溶け合います。グラデーションが苦手な私でも、5ステップの工程を追うと高い完成度のグラデーションが出来上がりました。「うまくできた」と感じる回数がプチプラのシャドウより明らかに多かったです。

2. 重ねても厚塗りに見えない

テラコッタ系のアイシャドウは「重ねると厚くなる」悩みが出やすいですが、10「夕茜」はメインカラーを3〜4回重ねても肌との境界線がくっきりせず、目元が立体的に見えます。発色を強めたい日に重ね使いができる設計は、デイリーからイベントまで1本で対応できる安心感があります。

3. なめらかな質感と純発色

ブラシでパレットに触れた瞬間の「なめらかさ」は、プチプラとデパコスの差を最もはっきり感じる部分です。発色も純色に近く、くすんで見える部分がなく、そのまま目元に乗ります。「テラコッタってこういう色だった」と感じる純粋な発色体験があります。

4. 4色が役割通りに機能する

ベースカラー・ハイライト・メインカラー・締め色の4色が、それぞれ役割を果たしています。4色構成のパレットは「全色使い切れるか」が重要な評価軸ですが、10「夕茜」は4色すべてをデイリーのメイク工程で使い切れます。使わない色が余る構成ではなく、4色全部に出番があります。

5. 密着力と持続性のバランス

アイシャドウベースを仕込んだ前提で、8〜9時間の持続性は実用的です。夕方の化粧直しで締め色を足す程度の手間で済み、リタッチの頻度が少ない点は仕事のある日に重宝しました。


デメリット:正直に伝えたい3つの気になる点

嘘のないレビューを心がけているので、4週間使って感じた問題点も正直に書きます。

1. デパコス価格帯で4色の割り切りが必要

SUQQU デザイニング カラー アイズは、4色のパレットとしてデパコスの中でも価格設定が高めです。プチプラの10色パレットと「コスパ」で比べると、数字の上では厳しい。色1色あたりの金額で計算するなら、プチプラの方が割安です。

「高いから元を取ろう」という気持ちで買うと後悔しやすいですが、「4色の質で選ぶ」判断なら納得できる価格帯だと感じました。まず手頃な価格帯のパレットを1本使い込んでから判断することをすすめます。

2. ブルベ系の肌には全4色が活きない可能性がある

10「夕茜」のテラコッタ・オレンジ系の色調は、ブルベ夏・ブルベ冬の方の肌とは相性が難しい場合があります。青みアンダートーンの肌にオレンジ系を乗せると、肌の黄みが強調されてくすみやすいことがあります。

ブルベの方がテラコッタ系を試したい場合は、必ず店頭のテスターで手の甲・まぶたへの発色を日中光で確認してから判断することをすすめます。個人差があります。

3. まぶたの乾燥が強い日はフィットが変わる

乾燥が強い季節や日にまぶたが乾燥している状態でアイシャドウを乗せると、なめらかさよりも「粉が線を引く感触」が出ることがありました。アイクリームを先に仕込んでまぶたを保湿しておくか、アイシャドウベースをクリームタイプにすることで改善しますが、乾燥まぶたには追加の対策が必要です。


向いている人 / 向いていない人

向いている人

  • イエベ秋・イエベ春のパーソナルカラー:テラコッタ系4色が肌のアンダートーンと素直に馴染みます
  • グラデーションが苦手と感じている方:ルーセントピグメントの「溶ける発色」で、初心者でも境界線が目立たないグラデーションが作りやすいです
  • 4色だけで目元メイクを完結させたい方:ベース・メイン・ハイライト・締め色の4役が揃っていて、1本で完結します
  • デパコスの質感を体験したい方:粉質とテクスチャーの上質さが、デパコス入門として価値ある体験になります
  • 秋冬シーズンのアイメイクを刷新したい方:テラコッタ・アースカラーのグラデーションは秋冬のメイクに自然にフィットします

向いていない人

  • ブルベ夏・ブルベ冬のパーソナルカラー:メインカラーと締め色がイエベ系向きで、全4色を使いきるには工夫が必要です
  • プチプラで試しながら色の方向性を探している段階の方:まずプチプラで「自分のパーソナルカラーと好みの発色方向」を確認してからデパコスに移行する順序が、後悔が少ないです
  • 春夏向けの淡い発色・パステル系を求めている方:10「夕茜」はテラコッタ系の深みある発色で、春夏の透明感メイクとは方向性が異なります
  • コスパ重視で色数の多いパレットを求めている方:単純な色数比較では、同価格帯の韓国コスメ10色パレット等の方が多色展開です

比較:他パレットとの違いとコスパの考え方

SUQQU デザイニング カラー アイズが「選ぶに値するか」を正直に判断するために、実際に使い比べた他のパレットとの差を書きます。

比較項目 SUQQU デザイニング カラー アイズ 10 キャンメイク シルキースフレアイズ 05 rom&nd ベターザンパレット 03
価格・購入 ¥6,333Amazonで見る → ¥2,444Amazonで見る → ¥2,900Amazonで見る →
色数 4色 4色 10色
テクスチャー ルーセントピグメント 繊細パール・シアー発色 マット〜グリッター混在
パーソナルカラー適性 イエベ秋◎ / イエベ春○ ブルベ夏◎ / ブルベ冬○ ブルベ夏〜イエベ秋△〜○
グラデ作りやすさ ◎(溶け込む設計) ○(シアーで失敗少) △(10色の使いこなしに慣れが必要)
持続性(ベースあり) 8〜9時間 6〜7時間 7〜8時間
おすすめ用途 デイリー〜秋冬イベント(イエベ系) ナチュラル透けツヤ(ブルベ系) 陰影〜グリッターメイク

コスパの正直な評価

「コストパフォーマンス」という言葉で比較すると、SUQQU デザイニング カラー アイズは不利です。プチプラの4色・10色パレットと同じ目線で「安いか高いか」を考えると、高い。

ただし、「日常的に使う品質と体験に何を求めるか」という問いで考えると評価が変わります。4週間使い続けてわかったのは、毎朝のメイクでブラシを当てた瞬間の「このなめらかさ」という体験の積み重ねが、価格差を相殺するかどうかは人によって違うということです。

「まずプチプラで試して、方向性が合えばデパコスへ」という買い方が失敗が少ないと思います。


購入リンク


よくある質問

Q1. SUQQU デザイニング カラー アイズ 10「夕茜」はブルベ夏でも使えますか?

A. 使えますが、全4色が活きるわけではありません。左上のベースカラー(明るいベージュテラコッタ)と右上のハイライト(シャンパンゴールドパール)は、ブルベ夏の肌にも違和感なく馴染む場合があります。一方、左下のくすみテラコッタをブルベ夏の目元に乗せると、温かみより「くすみ感」として出やすい傾向があります。ブルベ夏の方がこのパレットを使う場合、ハイライトとベースカラーの2色だけに絞るか、メインカラーをごく薄く重ねる使い方に限定するのが現実的です。個人差があります。

Q2. アイシャドウベースは必要ですか?

A. ベースなしでも使えますが、持続性に差が出ます。まぶたの皮脂が出やすい方の場合、ベースなしでは3〜4時間でヨレが出始める印象がありました。アイシャドウベースを薄く仕込むと8〜9時間の持続性が得られます。「高いパレットを長くきれいに楽しみたい」なら、ベースと組み合わせて使うことをすすめます。アイシャドウプライマー特集も参考にしてみてください。なお、アイシャドウは化粧品であり、医薬品ではありません。

Q3. デパコス初心者が SUQQU のアイシャドウを選ぶ際の注意点はありますか?

A. 最も重要なのは「パーソナルカラーの確認」です。10「夕茜」はイエベ秋に最もフィットするパレットです。ブルベ系のパーソナルカラーの方は別の番号を検討するか、百貨店の SUQQU カウンターでBAさんに相談して試してから購入する順序をすすめます。また、アイシャドウベースと合わせて予算を考えておくと、より長く発色をきれいに楽しめます。

Q4. 目元に赤みやかゆみが出た場合はどうすれば良いですか?

A. 初めて使う製品は、二の腕の内側に少量塗布して48時間様子を見るパッチテストを行ってから目元に使うことをおすすめします。色素やラメ成分への反応は肌質によって異なります。

目元に赤み・かゆみ・腫れなどが出た場合はすぐに使用を中止してください。症状が続く場合は医師・薬剤師にご相談ください。

Q5. パレットの色が減ったとき、単色で補充できますか?

A. SUQQU デザイニング カラー アイズの個色補充は通常の販売形式では提供されていません。似た色域をデパコス単色で補いたい場合は、SUQQU トーン タッチ アイズのテラコッタ・ゴールド系か、ADDICTION のオレンジ・ブラウン系の単色を選ぶ方法があります。


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